2003JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦

3/16(日)、もてぎ北ショート、ドライ(路温:22℃,16℃)




2003JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位西原正樹 GDB1'25"1301'25"2021'25"130
2位菱井将文 GDB1'25"5011'30"636(P1)1'25"501
3位宮嶋一人 CP9A1'25"7881'25"7791'25"779
4位岡野博史 CT9A1'26"7231'26"5441'26"544
5位茅野成樹 CT9A1'44"550(P2)1'26"8031'26"803
6位川脇一晃 CT9A1'27"3281'26"8321'26"832
7位古谷哲也 CT9A1'27"3531'32"431(P1)1'27"353
8位江上逸人 CT9A1'27"7291'27"8231'27"729
9位掛札雄一 GDB1'28"0181'27"9251'27"925
10位喜勢竜一 GDB1'33"462(P1)1'28"0181'28"018
13位遠藤康浩 CP9A1'29"3001'28"4511'28"451

写真はでぐ選手に提供いただきました。
ありがとうございました。

1.まえがき

 いよいよ、2003シーズンが開幕です。このN車実戦デビュー戦に選んだのは、3/15,16にツインリンクもてぎ北ショートコースで開催される2003JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦。今年全日本戦をメインで追うわけではありませんが、いろいろな思いから、参戦を決意しました。経緯等はこちらをどうぞ。
 もてぎの北ショートと言えばコースジムカーナですし、滅多に走る経験の無いコースですから、少しでも多く走っておくことが重要ですよね。しかし、金曜日から会場入りするのはとてもじゃありませんが難しいので、土曜日からもてぎ入りすることを決め、その代わりに、1週間前の日曜日に北ショートのスポーツ走行に参加しておきました。
 スポーツ走行の様子もこちらにちょこっと書いてあるのでここでは書きませんが、ま、会場の広さを多少つかむことが出来たし、走った感触も悪くないので、意外と良い気分での土曜日のもてぎ入りとなりました。
 今回の目標はずばり3つ。トップから3秒以内、ポイントゲット、アドバン勢で3番手以内、です。超無謀は重々承知の上、目標は高く持って、全力でぶつかってみないと意味がありませんからね。

 土曜日は公開練習と呼ばれ、日曜日の本番とセットになっています。午前と午後で1本ずつ、別々のコースを走行しました。これが不思議といい感じで走れ、とにかく乗ってて楽しいんです。それに応じるように、午前のコースは7番手、午後のコースは10番手と、なんとどちらもポイント圏内の結果となりました(驚)。しかし、グロスのタイムは11番手前後ですので、百戦錬磨の全日本ドライバーを相手にこの順位が維持できるはずがありません。もうワンランク上のドライビングが出来ない限り、ポイントゲットはありえないでしょう。しかし、気分が良いことは確かです。皆さんのアドバイスどおり、感覚派ドライバーらしく(?)あまり細かいことは考えずに明日は元気良く走ることに徹しましょう。
 公開練習中に公式受付があったり、練習後に正式車検があったりと、2day方式のイベントは、どこかいつもと違う雰囲気で戸惑うことも多いですが、自身2度目の全日本参戦のせいか、あまり緊張はしておらず、むしろ昔懐かしい地区戦時代の仲間たちがたくさん参加していることもあって、妙に楽しい公開練習となりました。
 それにしてもあの車検の手際の悪さには参りました。1時間近く並んでようやく車検が受けられるという状態で、寒いし、荷物も積めないし、もう少し工夫が欲しかったですね。

 練習後は、あのホテルツインリンクにチェックインし、ホテル内のホールにてドライバーズブリーフィングに参加。引き続き会場を移してウェルカムパーティーに参加し、前夜際を満喫。おいしい料理もたくさん出て、かなりのハイテンションで2時間を過ごしたのは言うまでもありません。
 公開練習からウェルカムパーティーの様子はこちらの速報にもレポートしました。

 こんな感じで、自分でも驚くくらい好調だった公開練習での走行に加え、期待をはるかに超える充実したウェルカムパーティーもあり、参加して良かったと大満足の土曜日となりました。


2.当日

 7:00からの参加確認受付に合わせ、6:00頃ホテルをチェックアウト。最も気になるのは天候と気温です。これまで長くジムカーナをやってきましたが、実はウェット用タイヤとか、低温路面用タイヤを本番ドライタイヤ以外に用意した経験はほとんど無いのですが、今回は、ちょっと無理をしてドライ用の本番タイヤSコンパウンドと低温路面兼ウェット用タイヤとしてG/2Sコンパウンドを用意しました。通常ですと、出走直前に路面温度に合わせてタイヤをチョイスすれば良いはずなのですが、今年の全日本選手権は、第1ヒート第2ヒートともに同じタイヤを使わなくてはならないのです。ですから、第一ヒート出走時刻と第二ヒート出走時刻の路面状況を予想して、第一ヒート出走前にその日に使うタイヤを選択せねばなりません。となると天気予報は欠かせませんね。1週間前から毎日チェックし続けたところ、土曜日より日曜日の方が若干気温は上がる傾向にあるとのことだったので、低温路面用タイヤは使わずドライ用で日曜日は走ることを既に土曜日の段階で決断していました。とは言っても、天気予報は時々刻々と変わりますから、ホテルを出る前にピンポイント天気予報をチェック。しかし事前の予報どおり、天候、気温ともに土曜日よりも良い傾向であることが確認できました。こうなるともう迷いはありません。土曜日の15℃前後の路面温度でもSコンパウンドでいけてましたから、本番は当然Sでいっちゃいます。
 15分後には会場に到着し、出走準備を済ませ、ゆっくりとコーヒーを飲みながら朝食をとりました。なんか、このゆったりとしたゴージャスな雰囲気は、ちょっと格別なものがありますね。高いお金を払って参加した甲斐があるってものです。パドックがトイレの脇ということもあって、知り合いが通るたびに挨拶したりして、やたらと楽しいパドック配置でした(笑)。
 昨晩は車を会場外に持ち出したため、朝、再車検が行われ、あとはコースオープンを待つだけ。コース自体は既に昨晩のブリーフィング時に公開されていましたので、悩みはありませんが、北ショートで初めて見た8の字をどうやってクリアするかが最大の課題です。パイロン配置を確認しに行くと、かなりパイロン間は狭い感じ。片側のパイロンはコンクリートウォールとダートに挟まれグリップでは回れない位置にありますから、サイドをミスしたら6速ギア使用は必至です。関東のドライバーとして、ここだけはなんとか頑張りたいところですね。

 競技はN1クラスからスタートし、N2,N3,N4の後、S1,S2,S3と続いて、最後にDクラスという順番で進みます。試走も無く、マフラー交換の許されないNクラスから競技が始まるため、少し離れていると競技が始まったのかどうかわからないくらい物静かに第一ヒートがスタートしました。
 今回のゼッケンは58番と、今までのA4クラスに慣れている自分にとってはかなり早めのゼッケンとなるため、少し集中の仕方に気をつけないといけない感じです。セッティングは、ほとんど試していないというのが正直なところで、ショックは唯一試したことのある3/3に、空気圧も前後2.1と、この数値を選んだの理由は走ったことがあるセットだからというだけ。どっちにしろ細かい違いは私には感じ取れませんし、このセットでもタイムは出てましたから、悩まずこのまま行っちゃいます。
 全日本戦ともなると、タイヤの日干しは一般的に行われるようですね。9割以上のドライバーがタイヤを日干ししているので、不安になったのも事実ですが、出走前にあたふたとタイヤ交換するのも好きじゃないし、いつもと違うことをやって良かった試しが無いので、小細工はやめることにしました。

 天気は良くて、出走が近づいた10:30過ぎには路面温度は20℃を超えていたようです。
3.第一ヒート
 排ガスのチェックとタイヤのマーキング処理を受けてからスタートラインへ。ここ北ショートはスタートラインに並んでいる途中コースが全く見えないのが気になりますね。そして、スタートですが、ここはゆっくりとコースインして、鋭角に右に曲がって最終コーナーを立ち上がり、コントロールラインからの計測になります。コースインの仕方はいろいろあるみたいですが、奥目でサイドを当てて立ち上がる形を取りました。2速、3速とシフトアップした瞬間にスタートラインを通過。左一杯まで寄って、ブレーキングしながら8の字に進入します。この進入にはずっと迷いがあって、それをターンインの瞬間まで引きずってしまったため、スピードと距離感が全く合わず、一つ目のサイドではインを大きく離し、ストールのおまけ付。その状態からでは二つ目のパイロンをきっちり回す事は難しいので、こちらもインを敢えて離してGが掛かる速度まで待ってからサイドでクリアしますが、またまたストール(涙)。ま、そうなることは予想していたので(なんだ?)、さっさと気持ちを切り替えて1コーナーを立ち上がりながら2速へ。2コーナーに入る付近で縁石のさらにインを刺すくらいの姿勢を作りながら3速に入れて、一か八かで(おいおい)全開。そのままバックストレートを加速し、ストレートエンドで丁寧にブレーキングし、2速へ。アクセルオンで一旦アウトにはらみ、インの縁石に寄せて再びアクセルオン。難しいインフィールドへの入りは、1速に落として、軽くサイドを引っ掛けて見ますが、躊躇があったせいもあり、ただブレーキを引きずっただけ(涙)。すぐに加速して2速に入れて、リズムに心がけてインフィールドのS字をクリアしてヘアピンへ。少しアウトから入るつもりが若干インに寄り過ぎ、きつくなりながらヘアピンを通過。その後全開で3速まで加速して、今度はインフィールドからの出口です。ここも悩みましたが、2速で行ってみると、ラインが悪かったのでしょう、完全にパワーバンドを外し、上り区間でもたついてしまいました。とにかく踏んで、3速まで上げ、奥の左ヘアピンへ進入。若干突込み気味で入り、我慢してクリップについて、アクセルオン。つい踏みすぎちゃうので、あまりアウトに出ないように気をつけて立ち上がって、最終のS字をラインに気をつけて抜けますが、どうもここはリズム良く走れません。そのまま立ち上がって、3速全開でホームストレートを通過。ラインをアウト側にとって、狭い第1コーナーの入り口へ。規制パイロンが無ければ割と直線的にインを刺すように入ってくるのですが、進入で姿勢を崩したら規制パイロンヒットは間違いないので、速度を合わせることだけに集中して、息を澄ませて進入。3速で外側のタイヤのグリップ感だけを頼りにRを取り、2コーナーはまたまた見切りで(やばいって)インのインを狙って、できるだけ速いポイントから全開。ちょっと怖いくらいなんだけどね、このくらいを狙うと丁度左のフロントが縁石に乗って、3速ベタ踏みのコーナリング中に左フロントタイヤがキュッキュッキュッキュッと鳴くのが分かって、この感触は結構病みつきになります。そのままバックストレートを加速。4速に入れると進入のリズムが悪くなるので敢えて3速のままストレートエンドのコーナーに進入。このあたりは無茶苦茶タイヤがグリップしてるので、ブレーキが余っちゃうくらい。2速に落として、一旦アクセルオン後、左の縁石にきっちり寄せて、続く右への切り返しは、アップダウンを使って軽いアクセルオフとステア操作でテールを少し振り出して全開。ここはまんま峠チックで燃えます(笑)。そして3速に上げて奥のヘアピンへ。ノリノリの気分を抑えて我慢してインについて立ち上がり、やっぱり最終のS字はリズムが悪い気がしますがとにかく抜けてゴール。タイムは、1'29"3でした。

4.第二ヒートの対策

 うーむ、やはり鬼門の8の字でミスしてしまいました。情けな。なんとその区間だけで、同じCP9Aの宮嶋さんから遅れること1.4秒(涙)。ただ、迷いがありながらも回せることはわかったので、第二ヒートはきっちり行きます。あとは、インフィールドの入口、出口でのタイムロスが大きいようです。おおよそ走っていても体感できた部分ですから、課題は明確。この3セクションで1.5秒の挽回を期待して、第二ヒートの目標は1'27秒台です。
 さて、第一ヒートの暫定順位ですが、どうやら13番手の様子。昨日の公開練習よりは少し悪いですが、ターンミスを考えれば当然とも言えますね。ここをまとめられれば、ポイントゲットも夢では無いかもしれません。とにかくイメージを作ってなんとかしましょう。
 それにしても、全日本戦は華やかですね。何が違うって、お客さんの数が圧倒的に違う。もちろんコースを走っている最中は周りを見ている余裕なんて無いんだけど、ゴール後、コースの外周を回ってパドックに戻る際に、相当数の観客がフェンスにへばりついていたり、観客席や芝生に座って見ていることに気づかされます。数百人は優に超えているでしょう。その中をゆっくりと通過する際にも、振り向いて車を見てくれる人とかも居たりして、なんかこういうのって無性にうれしいですね。これだけの観客に見られる機会はそうそう無いですからね。いやぁ、うれしいなぁ、ほんと。
 そんなこんなで、とりあえず第二ヒートの対策イメージはできましたが、出走順が早いせいか、まだ第一ヒートは続行中。早めにお弁当を頂くことにしました。今年Nクラスで走るには、こんな感じのタイムスケジュールに慣れる必要がありそうですね。
 それにしても、今回は非常に知り合いが多かったので、空き時間がほとんど無いくらいでした。エントラントだけでも20人くらいは知ってる人が参加してたし、それ以外にサポートや応援に来てくれた人まで含めると、とても全日本戦とは思えないほど多くの知り合いが会場に居たようです。昔走っていた頃の仲間や、神奈川戦、練習会、ネット上で知り合った人などに声を掛けてもらったりと、そりゃ楽しいはずですよね。声を掛けてくださった方々、ほんとにありがとうございました。
 さて、そうこうしているうちに、第一ヒートが終了し、コースオープンです。鬼門となる3箇所を集中的にイメージしておきます。
 やがて第二ヒートがスタートし、N4クラスがスタート。セッティングは全く変更なしです。目標タイムは1.5秒アップの1'27秒台。

5.第二ヒート
 スタートラインに並んでいる最中にN3クラスが終了し、山野選手が優勝した様子。うーむ、山野さんの走りは是非目で見たかったのですが、残念です。優勝インタビューが放送されていたので聞いていると、いつのまにかN4クラスファーストゼッケン三間選手がスタートしていました(笑)。その5台後に私のスタート。第一ヒートと同じく、奥目でサイドを引いてコースイン。2速、3速とシフトアップしてコントロールラインを通過。今度は迷い無く奥のパイロンへ向けてブレーキングをあわせて進入。ちょっとインは離してしまいますが、おおよそ予定通りサイドを当てられ、立ち上がり、ってとこで、リアが予想外に食ってしまい、またまたストール(涙)。あわてて半クラ気味に立ち上がって2つ目のパイロンはあまり離さずにサイドを当て、ストールぎりぎりで立ち上がります。あとは気を取り直して、2速、3速と上げて2コーナーのインだけを見て全開でバックストレートへ。ストレートエンドでは車速に気をつけて丁寧にブレーキングを開始し、短い区間でもきちんと踏み切るようにして、インフィールドの進入へ。今度はサイドなどという小細工はやめて、ラインに気をつけてクリア。ちょっとぎくしゃくはしましたが、なんとか通過してインフィールドのS字も頑張り過ぎないように頑張って(?)クリアします。ヘアピン入り口は少しアウト気味から入り我慢してアクセルオン。3速まで上げてインフィールドの出口も、ラインに気をつけてきちんとアクセルを開けて通過します。そこから再び3速まで上げて、奥のヘアピンへ。我慢我慢でブレーキングしてアクセルオン。最終シケインをアウト一杯から入り、内周側を少し余らせながら立ち上がって、コントロールラインを通過。3速全開からアウト一杯に車を寄せ、1コーナーの進入ラインを狙って軽いブレーキングで進入。ちょっとオーバースピード気味でコーナーに入ってしまった感じですが、なんとかこらえ、2コーナーのインを狙って全開。しかしちょっとスピードが高かったか、飛び出してしまいそうだったので、気持ちアクセルを戻してバックストレートへ。ストレートエンドのコーナーには速度に気をつけて進入し、2速に落として、一旦アクセルオン。続いて左の縁石に乗って右へはリズムで切り返して全開。そして3速に上げて奥のヘアピンへ。我慢してインについて立ち上がり、最終のS字をアウトから入って通過し、ゴール。タイムは、1'28"4でした。

6.最後に
 結局、タイムアップは果たしたものの、目標タイムには届かず13位。丁度目標にしていた1.5秒アップが果たせればポイントゲットだっただけに、惜しいチャンスを逃し、悔しさでいっぱいです。決して無謀な狙いではなかったはずですが、N車での経験不足が最後まで響いた感じですね。
 目標に掲げていた、トップから3秒以内、ポイントゲット、アドバン勢で3番手以内、については、トップとのタイム差は3.3秒、アドバン勢では、岡野さん、江上さん、森田さんに次ぐ4番手と、全て達成できずじまいでした(涙)。CP9A勢では2番手でしたが、CP9Aトップの宮嶋さんからは遅れること2.7秒・・・。ぐうの音も出ません。
 その一方で、公開練習から含めて毎回10番ちょっとで走れたことは、それなりに自信にはなりました。また、昔地区戦で戦っていたドライバーらには若干及びませんでしたが、もっと差をつけられると思っていたのが、思ったより小さな差で収まっていることも意外でした。見ていた方たちからも概ね「意外と(?笑)うまく走ってる」とのコメントをいただけたので、それなりに走れていたのでしょう。1年間のブランクの後、ぽつぽつと038で走り出し、今回初めて新品の048Sコンパウンドを使った訳ですが、もう少し048の使い方を覚えれば、そこそこの走りはできるようになるかもしれませんね。ま、もちろんそのためにはやはり練習を積まなければなりません。
 さらに、エボ6がN4クラスで使えることが実証されたのも収穫です。何と言っても宮嶋さんが3位お立ち台ですからね。この高速カートコースで、並み居る全日本ワークスマシンを抑えてのランサー勢トップはインパクト大でしょう。私自身は自慢できる結果が出せませんでしたが、私レベルの腕でも公開練習から含めて10番前後を走れるというのは、エボ6のポテンシャルの高さゆえ、とも言えると思います。

 終わってみての率直な感想ですが、とても楽しかった。これだけ充実した気持ちで真剣にジムカーナができるというのはすごくうれしいことだと実感できました。全日本戦の緊張感、ドライバーやサポート員らまでを含めたエントラントの真剣な姿勢、には強いスポーツ性を感じます。ですから、とても刺激になるし、その中に漬かると非常に心地よいものであることが分かります。また、あれだけの観客の中で走れるというのは、何にも変え難い気持ち良さがありますね。さらに、N車両化や話題になっていたレギュラータイヤ化によるイコールコンディション化は確実に進んでおり、純粋に腕を競う場に戻りつつある気がします。以前参加した全日本戦の時は、いろいろな意味で出る意味が無い、と思ったのが事実ですが、今年のレギュレーション下では、もう少し出てみたいと本気で思えましたから。

 何はともあれ、走っていて無茶苦茶楽しかったのは事実。N車両化とともに、3年以上ほったらかしだった足周り関係をリフレッシュした訳ですが、もう、泣くほどいいんですよ、これが。走ってて楽しくてしょうがないです。エボ6の戦闘力も確認できたし、今シーズンが楽しみになってきましたね。
 でもね、やっぱり詰められるはずのあと0.5秒を詰められなかったことがすごく悔しくて、しばらく寝られそうもありません(笑)。
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