大 変 な 旅 行
<ドイツ一人旅>

フランクフルト中央駅
<Contents>
Vol.1
雲の上でのインターネット
自由席・指定席
Uバーン・Sバーン・トラム
Vol.2
ホテルでのインターネット
世界旅行の人
Vol.3
マインツで道に迷う
マルチリンガルの人
Vol.1
雲の上でのインターネット
2005年9月23日から10月2日まで、遅い夏休みを取って、ドイツを旅行した。
毎年のように夏休みは海外へ旅行しているが、今年は原油高で航空運賃も高くなっているので料金の高い時期を避けるために、わざわざ日程を遅らせた。
それから、今までと違うのは、航空会社をアエロフロートでなくルフトハンザに変えたことだ。
安いのでアエロフロートをずっと利用してきたが、今回は乗り換えの便が悪すぎた。よくよく調べてみると、ルフトハンザ航空で直行便で行けるんじゃないか、それに時期を遅らせた分、安いし、ということになった。
ただ、成田発が午前9時35分なので、成田に前泊しなければならなかったが・・・。
ルフトハンザ航空では業界初とかで機内でのブロードバンドのインターネットサービスをやっていた。
有料で定額制と従量制の2つのタイプがあったが、使い放題の定額制だと30ユーロ近い金額なので、最初はやらないつもりでいた。
ところが、旅行会社から予約してもらったホテルの場所がよく分からないということに気づいた。
旅行会社からもらった冊子(ヨーロッパのホテルが載っている)を家に置いてきたためだ。
それで不安になって、やっぱり機内でネットを使って、ホテルの場所を調べよう、と思いたった。
ちょうど割引期間中だとかで、10ユーロ安くなった。
無線LANで、少々遅いかな、という感じもしたが、雲の上からでも普通どおりインターネットができた。
実は、家から持参したDELLのパソコンは、ずっとLANケーブルで使っていて、無線LANで使ったことがなかった。
それで大丈夫かな、という不安もあったが、さすが携帯用ノート・パソコンとうたってるだけあって、簡単に接続できた。
搭乗前にもらったパンフレットには、PC用電源も機内にあるとのことだったが、いくら探しても見つからないので、スチュワーデスに聞いたところ、ないとのこと。もう一度パンフレットを読み返したら、PC用電源が備え付けられているのは、ビジネスクラスとファーストクラスの席だけ、ということが分かった。
そんな訳で日記・ブログに何か書き込もうかな、と思った頃には、パソコンの電源はほとんどなくなっていた。
自由席・指定席
今回の旅行では、列車を使ってドイツ国内を移動する、という計画だった。そのため、事前に6日間のジャーマンレイルパスを旅行会社を通して購入していた。特急も急行もその期間内であれば乗り放題なので便利だ。
列車だけは豪華にと思って1等席にした。
ただし、指定席が、どうなっているのか分からなかった。ケルンからの帰り、特急列車の席に座ろうとしたら、「ここは俺の席だ」と言われて席を譲らなければならなかった。
フランクフルトからベルリンに向かうときに謎は解けた。
前日、そんな経験をしたものだから、他の乗客にここは指定席でないか、と聞いてみた。そうしたら、荷物を上げる棚のあたりを見て、「この席は大丈夫」と教えてくれた。何とカールスルーエからマンハイムまで34番シートは予約席みたいな感じで細長い紙に表示されているのだ。その区間が過ぎているから座っても大丈夫ということだった。(列車によっては、紙でなくてデジタル表示になってるものもあるようだ。)
日本の場合は一つの車両がまるまる自由席、指定席と分かれているが、ドイツでは一つ一つの席毎なのだ。
Uバーン・Sバーン・トラム
市内での移動は、地下鉄を利用するつもりでいたが、イギリスやフランスと比べて分かりにくかった。
地下鉄はUバーンいうのだが、その他に近郊鉄道のSバーンというのがあった。(注)
どちらも似てるので、さてUだったかSだったか迷ってしまうことがあった。
さらにトラム(市電)とバスが市内を縦横に走っている。ガイドブックには、慣れてない人にはわかりにくいみたいなことが書いてあった。
そんな訳でトラムに乗るつもりはなかったのだが、乗らざるを得ないはめになってしまった。
予約していたベルリンのホテルが市の中心部からはずれたところにあって、地下鉄の駅から1kmも離れていたためだ。これもよく調べないで値段だけで決めたためだ。
最初にベルリンのホテルの受付で市内に出るには、どうしたらいいのかと聞いたら、トラムとUバーン・Sバーンの路線図を渡された。
バスも含めて全部、共通乗車券で乗れるから本当は便利なのだろうが、一番大きい問題は、地理が不案内なうえ、言葉が分からないということだ。それから路線図の字が小さくて読みにくいし、何と書いてあるかわからなかった。
本当に悪戦苦闘の連続だった。ベルリンの最初の日、ホテルに帰るために何回、人に聞いたか分からない。このルートで大丈夫だろうと思って乗っていると、途中でトラムからバスに乗り換えなければならない、ということもあった。さすがに3日目くらいには、一番分かりやすいルートを見つけたが、それでも間違えて一駅手前で下車したりしていた。
なお、ベルリンのホテルへ入るときとチェックアウトして出るときは、タクシーを利用した。
ドイツに来て驚いたのは、駅に改札がないことだった。その代わり自分で切符を機械に入れて打刻する。これもガイドブックに書いてあったことなのだが、いい加減に読んでいるから、行ってみて初めて気がついた。
ベルリンに着いた2日目に1日乗車券を買ったのだが、最初分からなくて打刻しないで乗っていた。3日目の朝、正しく乗車しないといけないな、と思って前日も使った1日乗車券を打刻した。
そうしたら、その夕方、トラムで車内検札にぶつかった。朝、打刻しておいた1日乗車券を自信をもって車掌に見せた。危うくセーフという感じだった。
もし、乗車券を持ってなかったり、乗車券に打刻してなかったら、他の乗客の前で恥をかくことになるのだろう。
しかし、8日間ドイツに居て、車内検札はその1回だけだった。ドイツのこのシステムは無賃乗車がかなり簡単にできてしまうような感じもするのだが・・・。
長距離列車の場合は、やはり改札はないが、車内検札はほとんど毎回あった。
(注)ドイツでは鉄道のことをバーン(bahn)という。駅はバーンホフ(bahnhof) だ。どの都市にも中央駅(hauptbahnhof)があって、路線図などには
Hbf といった略称で表示されていた。