※注意
この日記には嘘が含まれています。注意してお読み下さい。
3/18 3/19
H12.3/18
鶴来屋全景
俺は前々から予定していた隆山温泉郷『鶴来屋』を目指してこの日、出発した。東京発8:56上越新幹線で。
そして14:15。何と予定の5分近くも遅れて『隆山温泉』駅に到着した。
全く、これだから田舎の列車は困る。
不祥日々野英次はこれでも空手家。合宿と称した温泉旅行は既に毎年のように言っていたがここまで田舎は初めてだ。
JRで企画切符を使えば2万そこそこで来れるとは言え、結構大変だ。
そうだ。この旅館は由美子さん(大学生:小出由美子)が連続して『一人で』何日も泊まったのだが。
嘘だ。
今回経済的事情で一番安い部屋に泊まったのだが、2万を越えたぞ。
旅費含め、今回の隆山行きでは10万YENを用意したというのに3日でパァ(うち鶴来屋は一泊)。
彼女は実は大金持ちか?
↑隆山駅(笑)
隆山に近づくにつれて風景は寂れた物へと変わっていく。
骨組みだけのビニールハウスが立ち並ぶ畑、まだらな林。
少し遠くに、頂に雪をかぶった山が見えた。
隆山温泉駅を降りると、本当に何もないただの駅だった。
『鶴来屋にご用の方はおられますか?鶴来屋です』
をををと思った。
大きな宿の名前の入った旗を持った人が迎えに来てるではないか。
お迎えなんぞ『21○モン』で見たきりなのに。
館内の写真をぱしゃぱしゃ収めて(今回の為にデジカメを購入:丹石氏)、持ってきたパソコンで編集。
「この角度何じゃないか?」
「そうか、この辺だよね」
そんな話をしながら遠慮なくぱしゃぱしゃと収めていく。
この辺はさすが鶴来屋、あちこちに無形文化財等を平気な顔で飾っているのだ。
夕食の時間。
30分前になると仲居さんがやってきて準備をするという。
その間に風呂に入ることにした我々は、そこでまた驚かされることになる。
「すげーっ、風呂場にエレベータがある」
事実である。
驚異的なことに、広い風呂場が3F分もスペースをとっているのだ。
因みに夕食は、噂通りの豪勢さだった。
食前酒、前菜等が出て、お品書きまで有った。
んで食事中。
「失礼します」
そんな男の声がしたんだ。仲居さんじゃないな、と少し首を傾げていると扉が開いた。
――おおおおお
思わず正座してしまった。
扉の向こうには足立さんがいたではないか。
「本日は当旅館をご利用いただき有り難う御座います」
相当な人数が泊まっているらしく、迷惑がかかるかも知れない、というような内容だったと思う。
「さすがは高級旅館」
客室一つ一つに回っていってるのだろうか?
心配りも流石である。因みに、次の日のレンタカーが『予約でいっぱいだ』という時、わざわざ直接連絡して戴いたので大変恐縮した。
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『鶴来屋』こと加賀屋。
実在する高級旅館です。写真は『鶴来屋』ですが…(左右反転処理済み)
石川県は和倉温泉に存在します。
足立さんのエピソードは実話です(支配人がわざわざ来たのはびっくりした)。
『鶴来』温泉という温泉が金沢にあり、街の雰囲気はむしろこっちの方ではないか?と
丹石氏と意見が一致しました。
恐らく名前と街のイメージは鶴来町の方でしょう。
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中央公園
この日は隆山で起きた連続猟奇殺人の跡地を巡り、鬼の血を探すことにした。
元城跡という隆山中央公園は、すでに事件などなかったかのように静けさを取り戻していた。
写真は恐らく柳川が警官を二人殺した現場である。
この日は前日に高い日本酒等散財したため、安宿へと叩き出されてしまった。
結局水門までは行くことができなかった。
今度はもっと足を伸ばしてみよう。千鶴さんが叩きつけられた跡がまだ残っているかも知れない。
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はい、『小丸山公園』です。
和倉は七尾町にある城跡の公園です。
「この辺じゃねーか」
と適当な辺りを付けての場所でしたが、どこにでもあるような公園なのではっきりしませんでした。
果たして本当にモデルになった公園かどうかは…?
水門は和倉にはありませんでした。
風景が似ているというだけであれば、採石場(笑)がありましたが…
と言うことでした。
加賀屋は良い旅館です。回し者ではありませんけど…一度は行ってみる価値有りですね。