※注意
この日記には嘘が含まれています。注意してお読み下さい。
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H13.1/2
俺は、以前に隆山に取材旅行に出かけた際には見つけることのできなかった水門の場所について新たな情報を手に入れた。
東京発8:56上越新幹線『あさひ』で再び隆山温泉郷へと向かうことになった。
今回最大の目的である『雨月山』の水門について、実際に思われている場所よりもかなり遠かった事が判明。
自分、丹石、ぶきゅう他2名のメンバーは予定通り駅で合流すると即座に鶴来屋に向かった。
今回はレンタカーという非常に強い味方を用意しているためだ。
鶴来屋に泊まる事で、柏木家から妨害工作を受けるかと思っていたが、その辺はぬかりない。
我々は努めて、きわめて一般人の振りをすることで今回の旅行の目的を隠し通した。
…つもりだった。
とりあえず車を借りると中央公園へ。
「あ、ここで響子さんと会うんだよね」
東鳩陣の隆山旅行中の出来事を思い起こしながら中央公園を回る我々。
見落とし等無いか、くまなく探る我々は、実はこの時に既に監視下に置かれていたのだ。
降りしきる雨の中での取材は不可能と決断し、その日はそのまま鶴来屋へと帰った。
だが夕食の後、それは起こった。
突如鳴り出すぶきゅう氏の電話。
「大変な事になった」
ぶきゅう氏に突如仕事の電話。緊急で引き上げなければならないとのこと。
――これは陰謀では
だが、どうあがいても帰るしかないという。
我々は密かな妨害の陰を感じつつ、その日はまんじりともせずに夜を明かした。
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今回はオフ会ということで、結構初顔合わせのメンバーで集まりました。
最大の目的は高級客室である『雪月花』一泊5万円宿泊だったわけですが…(^^ゞ
食事にはお酒はつきもの、加えて非常に豪勢な料理です。
今回も食事中に支配人の方が挨拶されてました。
ランクが上がると細かな豪華さが変わるだけで、あんまり裕福な気分になれませんでした。
ぶきゅう氏の仕事の件については事実ですが、フィクションを加えております。
別に鬼の妨害にあったわけではありません(^_^)
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ぶきゅう氏を見送って、午前中の取材に向かうことにした。
水門の位置は偶然見つけたのだ。
隆山全土の地図をにらめっこしていて、既に判っていた水門のある位置付近を探す。
すると、スキー場側にそれは地図の上にあったのだ。
「これ、あれだよね」
そう、それが今回の旅の始まり。
あらかじめ目印を付けて置いたので、鶴来屋からの経路も判っている。
ぶきゅう氏を抜いた4名は即座に水門の山へと車を向けた。
ところが、水門まで後少しというところで急に吹雪き始め、レンタカーでは進めなくなってしまった。
仕方なく、その場で車を乗り捨てて歩いて行くことに。
「子供のあずさとこういちが歩いて遊びに行くぐらいだ、大したことはないだろう」
そう鷹をくくっていたのだが…
そう、それこそ我々に仕掛けられていた罠だったのだ。
我々は柏木家の屋敷から登ったわけではなかった。
これにより車の位置から『近い』はずもないのに降りてしまったのは最大の失敗だっただろう。
歩けども歩けども、水門は見えず。
1時間歩いたところで我々は断念した。
やはり情報の操作が行われていたのだ。
我々を妨害する――そう、あの事件の真実を知ろうとする者達への干渉がまだあるのは確かなようだ。
隆山にはまだ魂眠るヨークが雨月山に存在する。
彼らの――亡霊達の力まで使ってまで事件を執拗に隠蔽しようとしているのだ。
気をつけなければならない。
隆山で鬼の話に興味を持てば、必ず何らかの報いを受けると言うことを。
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はい、『多根ダム』です。
七尾町の南の方にある山の中のダムです。
相変わらず「この辺じゃねーか」と地図を見ていると水門のある場所にあるではないですか。
前回は車がなかったのでここまで行けなかったんです。
てことで、それらしい場所なので行ってみたんですが…
この時期、あれなんですよね。
ホントに雪ががずがす降るんですよ、ここ。
レンタカーにチェーンは入ってないし、ノーマルタイヤだしでそれ以上の進行は不可能でした。
標高300越えてますからね、ダムの位置(^^ゞ
ホントに子供が登ってこれるような場所ではないですよ(^^ゞ
と言うことでした。
今回の隆山旅行では後川村飛翔サマと合流、雪月花に宿泊しました。
次の日の朝、猛吹雪の中自分は帰宅したのですが…
酷い目に遭いました。いや、ほんとに。
最後のは冗談のはずなんですけどね(^^ゞ