【Q1】鷹野秋代はだれに殺されたのか。
【A】才堂にHU599菌を投与され、家に帰ってから鷹野初に殺された。
ゲーム開始直後、鷹野弥生が玄関からの物音で秋代を出迎えに行きます。そして弥生の叫び声を聞いた初が駆け出す…これがオープニングシーン。
実は秋代は、下校途中に才堂不志人と遭遇し、彼の開発したHU599菌を右腕に投与されたという設定なんだそうです。その結果HU599菌が秋代を蝕み、家に帰った直後に弥生に襲いかかり、異常に気づいた初が弥生を助けるために已む無く秋代を殺した。
うーん、悲劇。それにしてもバラバラにするこたぁないと思うんだけどな。しかも便器や座椅子やらに散らかすこともない。
初なら、研究所の「アレ」で秋代の死体を始末することも可能、なにも切り刻むこともなかったのに。右腕だけをまるで崇めるように食堂のテーブルに置いてあったことから、彼としてはHU599菌の寄生脳部分を採取し、その他はとりあえず風呂場にでも放置していたんではないかなーと想像。
で、その死体を千夏が刻んで遊んだ、とか…ひえええっ、こわいわねぇ!
【Q2】千夏はどうして殺人鬼になったのか。
【A】御堂島崇が初にあずけた黄金像に仕込まれていた「幻覚剤」のせいで狂人になった。
この黄金像、そもそも崇が初と結託して才堂家の墓暴きをした時のあのシーンのものだと思われていたが、本当は違っていた。「才堂家の秘術が隠されている黄金像」は、崇のでっち上げでしかなく、あの日墓から掘り起こしたのは像ではなくて「生き埋めにされた呪われた赤子=才堂凛(御堂島優)」で、そのことを初に錯覚させるために崇が作り出した御伽噺なんですねー。でもいっしょに墓荒らししちゃったんだもん、憶えてるもなにもないよね。
まあ、ともかく掘り出したものは「黄金像」ですと暗示をかけられつつ、幻覚剤を仕込んだそれを初は手にしたわけです。で、以来16年間才堂家の呪いを信じていたってわけ。そして「才堂家の呪いの黄金像」はどこかで千夏ちゃんが見つけて自分の部屋に持ち出していたんですね。
秋代を殺したあと、初は秋代の異常が才堂の黄金像を持ち出したせいだと思いこみ、すぐに黄金像を取りに行くものの、像は千夏が持ち出していたので見当たらない。家中を探しているとき優が来たが、とてもそれどころじゃなくなっていた。
そのころ千夏は幻覚剤の作用をまともに受けて狂人になり、包丁を振り回すようになった。
そしてその後も黄金像に触れた初、雅春、そして優も「才堂家の呪い」という幻覚を見るようになった…。つまり全員がバッドトリップ。
ところで1章のクリアシーンで優が見る「千夏の体から出て行く悪霊」も優の想像の産物らしいです。優は霊感が強いために、些細な事でも霊的なものと決めつける傾向があるらしい。そんな優の不安と幻覚剤の作用とが一緒になって、あんなものを見ちゃったそうな。 
【Q3】翔の発現を抑える「ミコシサマ」ってなに?
【A】実はただのお守りらしい。
信じるものは救われるという言葉もあるが、優がミコシサマと呼んでいるお守りも、幼い頃に崇が与えた普通のお守り袋らしい。おそらく崇はこれを「優を守ってくれる大事な最強のお守りだ。これがあればお父さんと離れていても優は大丈夫」とでも言って渡したのではないか。
その結果暗示にかかりやすい優は、持ち前の能力を如何無く発揮して自分自身に強く暗示をかけ続けた。もうひとつの人格である「翔」を意識したあとも、ミコシサマがあれば翔は出て来れないと自分に強く言い聞かせたために、翔自身も「ミコシサマを持つと出て行けない」と自己暗示にかかった…というあたりでしょうかね。
【Q4】才堂不志人って??
【A】天才科学者にして、実は優の父親。
旧家である才堂家の長男にして天才的な科学者。御堂島や鷹野とは弁天製薬研究所の同僚だった。将来有望な若者だった彼は、その才能故に御堂島崇や鷹野初の恨みを買う羽目になった。
結婚して待望の子供が生まれたが、その子供が一族の忌み嫌う双子だったために、しきたりに従って娘凛を墓に生き埋めにした。
…ということは、凛(優)のほかに双子の片方がいたってこと?それが翔なのかなと思うのですが、そもそも生き埋めにした赤ちゃんが生きて助かったというのもすごいよね。そこら辺は崇が不志人を監視していて、弱みを握るために行動した結果なんでしょうが。
ともかく彼は実の娘を殺したわけですよ。そしてそのことが才堂家の人間である自分と父親である自分との間でせめぎ合っていた。
そんなときに、たとえば…だれも知らないはずの自分の罪を御堂島崇が知っていた。しかも自分が殺したはずの娘は生きていて、才堂家を呪っている、と聞かされて、ついでに幻覚剤を盛られ、積年の苦悩が不特定多数の人間への恨みと変わり、彼はついに般若になった…こんなアウトラインはどんなもんかな。
それにしても才堂家の呪いなのか、運命なのか。崇も初も、結局彼と同じく自分の娘を殺してしまいましたね…。あ、いや才堂さんの娘さんは生きてるけれど。
【Q5】翔って何者?
【A】不明。(たぶん想像にオマカセしますという感じ?)
抑制された優の、もうひとつの人格…とも思っていたんだけど。ホラーちっくに考えると、いっしょに生き埋めにされた双子の片割れの意識がまだ生きていたもう片方に乗り移って共存してきた、というのも捨てがたいかも。
いずれにせよ、崇が言うには「無用の存在」。
冷酷非道で現実的、と全てにおいて優とは正反対な人格。おまけに性別も違う。将来が不安だよ…。
【Q6】崇はどうして幻覚剤をつかったのか?
【A】育ててきた優を復讐の道具にしたくなかったから。
もともと不志人の失脚が目的で、彼のスキャンダルだった娘を助けたはずだった。しかし優を育ててきた16年間で、復讐の道具という目的意識は薄れ、父として愛情を向けるようになったらしい。結局は優を傷つけたくないという父親らしさから、全ての事実を隠し通すために才堂不志人にも幻覚剤を使った。しかし狂人になった才堂は、研究所内はおろか隣接する病院の患者にまでHU599菌をバラまき、全ての人間を呪い殺す妄想に取り付かれた。そして結果的に優に全ての事実を知られてしまうんですね…。
崇パパ悪い事しちゃいかんよ、ホント。
でもいったいどういう風に失脚劇に持ちこむつもりだったんだろう?
【Q7】藤香の正体は?
【A】御堂島崇の本当の娘。
幼い頃に御堂島と母親が離婚したために、彼女は母について行った。しかしその母親もすぐに亡くなり、親戚中をたらい回しになっていた。当然父親が自分を迎えにくるものだと思っていたが、御堂島はいつまでたっても自分を連れ戻しには来なかった。そんなとき町で偶然御堂島と優の姿を見かけ、長年燻っていた恨みの炎が一気に燃えあがったらしい。
初期のシナリオでは女探偵だったそうな。その方が面白かったのにね。2章でさも優の味方という登場をさせてたっぷりと信用させておいて、最後に般若面を被って「おまえは私から父親を奪った。いくら憎んでも憎み足らない娘…死になさい」とか言って大鉈を…ってのはどうよ?けっこう怖くない?
しかし一番可哀相なひとではありますなぁ。

エンディング条件ヒントと入手方法|ルート攻略▼鷹野邸  ▼弁天病院  ▼研究所 ▼考察tophome