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RANK M
優でミコシサマを持ち、千夏に襲われている弥生を助けに行くこと。翔に変化できずに千夏に殺される。

「おばさま、逃げて。おねがい、早く逃げて…!」
娘である千夏に襲われ、呆然と立ちすくむ鷹野弥生にむかって、優は叫んだ。
突き飛ばされたというのに、狂った少女は包丁を片手に、猛然と優へ向かってくる。 母親、姉、兄を殺し、母親も殺そうとしている千夏。
一体この家になにが起こっているの?!逃げなくちゃ、早く。でもどこへ…?

「やめて…翔…出てこないで…」
優の危機に内なる翔が現れようとする。しかしミコシサマがある!絶対に翔は現れない。
気がつくと、優の身体に千夏の包丁が突き刺さっていた。 

RANK L
千夏から弥生を助けた後に寝室にカギをかけないこと。その後2階のバルコニーに行き、弥生の死体を見つけ、クリック。

せっかく助けてやったと言うのに、このクソババア…ドジ踏みやがって。悪態を付きながら、「翔」は鷹野弥生の死体を見つめた。
えげつねえことしやがって、あのガキ…。

これで生き残りはあのガキを含めて三人しかいなくなった。こうなったらこの家から脱出してやるまでだ。こんな場所に長居するなど「優」にはムリだろう。
立ちあがりかけたその瞬間、「翔」の身体に千夏の包丁が突き刺さった。

RANK 
翔の状態で玄関にいた鷹野初に話しかけていること。またヒント4(書斎へ続く廊下)を入手できるのはエンディングKの場合のみ。
書斎へ行くと、椅子に鷹野初が座っている。話しかけると、そこへ千夏が現れて、ふたりとも殺される。

黄金の像を持ち出したころから、千夏の様子がおかしくなったと鷹野は言った。だとしたら全ての元凶はその像にある。邪悪な何かを秘めた、あの像。優は怖がって触れようとしなかったし、自分の時にも意識下で必死に触れまいとしていた。
それを無くしてしまえば、少なくてもあのガキやこのオヤジくらいは生き延びるかもしれない。
部屋を出ようとした「翔」の目の前で、どこからともなく襲いかかってきた千夏が鷹野を殺したのはその時だった。

RANK 
地下書斎室で翔で鷹野初に話しかける。すると鷹野が翔の首を絞め、無理心中をはかる。
腹のでっぱったオヤジと心中なんてひどすぎる…。

「終わりにしよう…呪われた我々には…」
黄金の像を見つめる鷹野の顔は、歪み、狂っていた。
御堂島の娘である優の細い首を押さえると、そのまま気道を圧迫し続けた。
才堂家の呪い。才堂家に恨みをもつ人間の怨念。
黄金の像に込められたという彼らの秘法など、知りたくなかった。家族の平和さえあれば、そう願ったところで、この手にかけ殺した秋代も、狂った千夏も、千夏に殺された雅春も、みんな元には戻らない。
だとしたら、全ての元凶をつくったあの男 ―― 御堂島の娘だけでも冥土の土産にしておかねばなるまい。これは同時に呪われた二重人格者である彼女も救うはずだ。
御堂島!
これはやはり、才堂家の呪いだ…

RANK 
ラストイベントで、翔に変化し千夏を殺したあと、落としたミコシサマを拾わずにいること。

これですべてにケリがついただろう。だがそれは「翔」の思い過ごしでしかなかった。取り上げた包丁で返り討ちにしたはずの千夏は、奇怪な叫び声をあげながら再び置きあがったのだ。
何だ?
一体どうなってんだ?
あの緑の皮膚、黄色の血、切断されても動いていた腕、そして殺したはずのガキ ――
腹部に切り裂くような激痛を感じ、翔はうめいた。

狂ってやがる… 

RANK 
第1章の鷹野家で、2階廊下にある鎧武者を動かさなかった場合、中庭で血痕を見つけ、調べていると空から降ってきた鎧武者に押しつぶされてしまう。

鷹野雅春は、妹千夏の変貌に慄き、あの惨劇を逃れるために廊下の鎧武者の中に潜んでいた。しかし時間が経つごとに自分の何かがひとつ、またひとつ狂っていく。
誰か助けてくれ。
一体何が起こってるんだ?千夏に何が起こったんだ?オヤジやオフクロは何をしてるんだろう?秋代はどうしてあんなことになったんだ?一体 ―― 誰が悪いんだ?
殺してやる、殺してやる、殺してやる…
ふと視界に逃げ惑う女を見た。次の瞬間には、雅春は彼女を追いかけ始めた。

あいつだ、あいつが全て悪いんだ…!

RANK 
才堂発見。翔の状態で彼に話しかけると、いきなり鉈で切りつけられて殺されてしまう。

「お前はこの世に生まれてはならん…娘…」
般若の面をつけた血まみれの男は、その言葉とほとんど同時に「翔」に大鉈を振り下ろす。

全ての人間に、死を ―― !!

RANK 
翔の状態で、サバイバルナイフを使ってカギをこじ開け、倉庫に入る。そのまま御堂島崇に話しかけると、父親であるはずの彼は、「お前は無用な人格だ」と翔をあざ笑う反応をする。その態度に怒った翔は彼を持っていたサバイバルナイフで刺し殺してしまう。

親であり、おそらくこの世でただひとり自分という存在を認めていた人間 ―― 父、御堂島崇は、「翔」である自分をまるで汚らわしいもののようにあざ笑った。
と同時に「翔」は手にしていたサバイバルナイフを彼の胸に突き刺していた。こんな風に役に立つとは思わなかったナイフ。
翔は勝ち誇った。そしてそんな自分の中で「優」が絶叫した。

ところが御堂島崇は死という絶望に向かって、かすかに笑ったようだった。

これで、これですべて終わりだ…

RANK 
地下の解剖室にいる藤香に、優がミコシサマを持っている状態で話しかける。藤香に首を絞められ、翔に変化できずに殺されてしまう。

「憎らしい…憎らしい、娘。 お前の呪いは私にふりかかった」
まるで煙のような女、藤香はつぶやいた。
そういえば、病院で助けてくれたときも、研究所で再会したときも、勝手にしなれたら困るだとか、死ぬのを手伝うとか、私に恨みを持っているようだった。優の薄れて行く意識の中で、彼女のつぶやきだけが耳の奥にこだまする。

「死になさい…呪われた娘。バカな娘…」

RANK 
焼却炉のある部屋で剛元と再会する。彼の質問に「YES」と答えると、ふたりで研究所から脱出することに。疑問はいくつか残るものの、無事生還することになる。生きた剛元に会うためには、第2章で剛元の質問に「NO」と答えていなければならない。「YES」と答えた場合、彼は才堂に殺されて標本室の培養槽に沈められている。

「まったくよう!どうなってんのかオレっちにもさっぱりだぜ」
病院で離れてから再会した剛元は、緊張感のない口調を装い優をリラックスさせようとした。
取材とかこつけて潜入した病院、そしてこの研究所 ―― 明らかにまともな人間はいない。緑色の皮膚をした死人のような人間が、絶えず襲いかかってくる。集めた資料や所内の様子を照らし合わせれば、ここで何が行われていたのか大体の見当はつくのだが、それを高校生の女の子に話して聞かせることは躊躇いを憶えたのだ。
「これで…よかったのかな…」
つぶやく優に、剛元はひとことだけ答えた。

「オレたちには手におえねえからよ」

RANK 
地下2階の死体がある部屋で、優の状態で礎に話しかけ、彼の質問に「YES」と答える。ふたりで研究所を脱出することになり、優は父親の安否を気遣いながらも生還する。

鷹野初の死体を発見し、これまでの推理の全てが覆ってしまった礎は苛立った口調を優に向けた。
「そろそろ潮時だな」
「逃げるの…?」
そんな優の様子は、礎には、何かを知っている様にも見えた。だが、そんなことに構っている時間はない。早く脱出して応援を呼ばなくては。ここは単独でのり込むような場所ではなかった。捜査を焦った自分にも腹が立つ。
「お父さん…無事かな…」
研究所を後にしてから優がつぶやいた言葉にも、それ以上のうまい答えが浮かばなかった。

「奇跡だな…生き残るのは ――

RANK  
礼拝堂の扉を、ミコシサマを持っている状態で開ける。ラストイベントをクリアすればベストエンディングAを向かえる。

御堂島崇によって仕掛けられた爆弾は、事件のすべてを破壊した。今、優と礎の前にあるのは燃えさかる炎のみだ。知らないうちに夜は明けていた。
「私が死ねば良かった。みんな私のためにあんなことに」
そんな風に優は自分を責めた。だが、その考えだけが正しいわけではない。
「いいや。君もあそこで死んだのさ」
優の背後関係が事件の鍵であることに気がつきながらも、礎はそれ以上何も聞こうとはしなかった。
彼女は被害者だ。大人に利用され、傷つけられ、最後に父親を失った少女だ。これ以上の負荷を追わせる必要はない。事件の全ては灰になり、やがて元通りになるだろう。もう、それでいいじゃないか…。
そうして、バケモノ退治に出かけるかと背中を向けた礎に、優はようやく安堵の笑みを浮かべたのだった。
だがしかし。

オレは死なねーよ… 

内なるもうひとりの優 ―― 「翔」は確かにそう、つぶやいていた。 

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