DECEMBER

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12/29

東京発のFM放送をこちらで聴いていてイミないじゃんと思うのが首都圏の交通情報と天候の話。
「現在、首都高○○〜○○間は事故の為○キロの渋滞です」とか聞かされてもだからどうしたとしか言いようがないのです。

で、夕方の放送でパーソナリティの女の子が明るい声で言ってました。
「今日の東京地方は一日とても良いお天気でした。明日もこの良いお天気が続くそうなので、年末の大掃除がはかどりそうですね。」

私はこの放送を物凄い吹雪の中で聴いておりました。
写真の路面、黒いところは雪がなくて滑らなそうに見えますが、いわゆる「ブラックバーン」とか「ブラックアイス」と呼ばれる凍結路面で、完全にスケートリンク状態です。

自分の前方を走っているクルマが赤信号等で停まりきれず、更にその前を走っているクルマに追突する場面に毎年必ず何度か遭遇しますが(今シーズンも既に1回目撃しています)、停まりきれずにぶつかりそうになったクルマがその場でハンドルを切ってコマのようにゆっくりと半回転する場面を今日初めて見ました。

天気予報は今日から年明け一日まで雪だるまマーク。 明日あたり北方面にクルマで里帰り予定の皆様方はしっかりタイヤを履き替えて走って来て下さいませ。

12/26

昨日(12月25日)のWebColumn(→リンク)のテーマは運転中の携帯電話について。
私が頭の中で漠然と意識していた(ような気がする)事がはっきりとした形で書かれていて、読んでいてぐいぐい頷いてしまいました。
何が良いかって「運転しながら携帯で話しているドライバーは普段から運転が下手」と言い切っちゃってるんです。 そしてそう言い切る理由がまた実に“言いえて妙”という感じで思わずにんまり。

“ケータイ運転”は、実際シートベルト以上の厳しい取締りでもしない限り、今後増える事はあっても決して減る事はないように思われますが、すでに習慣化している人達に対してはその危険性を訴えてやめさせようとしたって無駄で、今回のこのコラムのようにその行為をするドライバーの鈍感さ加減を世間に晒して辱めてやる方がよっぽど有効なんじゃないかと思ってしまうのでした。

12/21

巷では忘年会シーズン真っ只中らしい今日この頃。そこで今年もまた「検問」をキーワードとしてWeb日記のサンプリングをしてみました。
今回は6月から道交法が改正された影響(効果)もあり、「飲酒運転をした話」そのものがまず激減しており、さらに厳罰化に伴い飲酒運転が許されざる犯罪行為であるという認識も(今更ながら)定着してきたせいか、自分自身の話は減って、そのかわり誰かから“聞いた話”が増えていたのが印象的でした。

今回は法改正以降(6月1日以降)のものだけをピックアップ。例によってそのままの文章ではありません。こちらからどうぞ(JavaScriptOn!)

ちなみに、Googleで検索するとその検索ワードに応じたスポンサーの広告が右側に自動的に表示されるようになっているのですが、「飲酒検問」とだけ打ち込んで検索をすると「強力天然消臭ドリンク」の広告が入るのはちょっとどうかと思います。
あと、月1000円で「飲酒検問情報」のメールを届けるサイトが実在していたのにはちょっとびっくり。

12/16

師走も半ばを過ぎ、夕方暗くなるのが加速度的に早くなってきて周りのクルマのヘッドライト点灯もどんどん早まってきている今日この頃ですが、ちょっと思いたってその様子を写真に撮ってみました(デジカメの感度不足で真っ暗に見えますが実際は夕方5時前に撮ったものです)。
私の住む地域ではごく当たり前の光景ですが、もしかしたら首都圏にお住まいの方々にとっては一種異様な光景なのかもしれません。

交差点の先頭に停止した際に対向車線側を撮ったのですが、赤信号でヘッドライトを消しているクルマが一台もいないのが分かるでしょうか。
以前も日記に書きましたが、東北地方と北海道には信号待ちでヘッドライトを消すという習慣は殆どなく、その傾向は北へ行けば行くほど顕著になります。

ライトを消すのが当然のマナー、或いは常識であると考える人達にとっては、東北・北海道はさしずめ他人の迷惑を考える事の出来ない人達が暮らす「ならず者地方」もしくは「悪の枢軸」という事にでもなるのでしょうか。
そのような人達が出張や観光等でクルマで来られる際は、是非とも自己の信念を貫いてこの明るさの中で自分だけはライトを消して“走りぬいて”いただきたいものだと思います。

p.s この「悪の枢軸」論をまさか本気で思っている人などいるはずはないという前提でここまで書きましたが、あとになってこちらを見つけてたまげました。

12/11

上の3台のクルマの共通点は何でしょう、とか“出題”しようと思いましたが暗くて殆ど見えないのでさっそく答えを書いちゃいますが、実は全てのクルマのドライバーがテレビを見ながら運転をしているんです。

3台とも助手席に人は乗っておらず、またモニターに映っていたのはカーナビの地図なんかではなく紛れもなくテレビ放送でした。
いずれもデジカメのシャッターを押した瞬間は赤信号等で停止状態でしたが、発進した後もずっとテレビはついたまま。

実質的に“ケータイ運転”が取り締まりの対象になる事など殆どない現在、「テレビを見ながらクルマを運転する」ぐらいたいした事ではないという認識が広がりつつあるのか以前より見かける数が増えたような気がします(写真は3枚ともこの2〜3日で撮ったものです)

取り締まりがなければその行為は実質黙認されているのだと勘違いする人が増えるのは当然だし、そういう空気の中で“別にいいじゃん”という「もう一つの常識」が形成されます。

今のままではそのうち「運転中の携帯電話はやめましょう」なんて口にするのは交通安全運動期間中の安全協会の役員かテレビのニュースキャスターぐらいになってしまうのかもしれません。てゆうか、ほぼもうそうなってるじゃん。

12/7

前回に続いて昼間点灯についてなんですけど、私が以前から購読しているあるクルマ関連のメールマガジン(「自ニコラ」じゃないですよ)の今週号の投稿の印象が強くてなかなか頭から離れません。

その人(投稿)によると、昼間点灯は文字通り「昼間の点灯」は構わないのだけれど、夕方の早目のヘッドライトの点灯は危険なのだといいます。
何故かと言うと、夕方の時間帯は全くの無灯火のクルマとスモールだけを点けたクルマが走っており、その中でヘッドライトを点けたクルマが走っていると、後続の完全無灯火のクルマの存在が対向車から見えなくなるからなんだそうです。

明度差が生じて危険度が増す事の原因とその責任を無灯火のクルマではなく早目点灯しているクルマの側に求めるという考え方も理解し難いのですが、この人は更に続けて、(だから)夕方は早く全てのクルマがスモールランプのみを点灯し、早すぎるヘッドライトの点灯は自粛してほしいと言っています。

本人はいたって真面目なのでしょうけれど、この人の理屈に従うと、周りの全てのクルマがスモールランプを点けてからでないと誰もヘッドライトを点灯できない事になってしまいますし、或いはその日の明るさに合わせて時間を決めて「せーの」の掛け声よろしく全てのクルマが一斉にヘッドライトを点けなければいけないという事になるでしょう。

そして何より、点灯しているクルマとそうでないクルマとが混在する状態がいけないと言うのなら、それこそ初めから全てのクルマが24時間ヘッドライトを点灯していればそういう状態自体がなくなるのだという事に何故思いが至らないのか、なんとも不思議ではあります。

12/5

いわゆる昼間点灯が、タクシーやトラック業界を中心に少しずつ全国的広がりを見せている昨今ですが、実際に日中に点灯しているクルマが街なかに増えてくれば、当然それに比例するように反発の意見もまた聞かれるようになってきます。
今日の夕刊(地元紙)の「読者の声」に載っていた意見を目にして改めて昼間点灯に対する現状での風当たりの強さを感じました。

それは60才代の男性の意見でしたが、昼間点灯に対して大きな違和感を示し「点灯している人は事故防止のつもりだろうが、対向車のドライバーとしては目障りであり、迷惑である」「道路は公道であり、自分の都合だけでやられてはかなわない」と言っています。

そして、その上でこの男性は「(ヘッドライトの点灯をやめて)スモールライトの点灯にあらためてもらえないものだろうか」「スモールであれば、あまり目障りには感じないし、夕方早めの点灯運動にもよいと思う」と結んでいます。

日中のスモールライトに果たしてどれだけの意味(効果)があるのかという事はさておき、目立つ事を「目障り」ととらえるか「見えやすい」ととらえるかという“感じ方”の差ですから、最早なかなか議論も成り立たないというような感じです。

私自身は、昼間点灯は特に「対歩行者」の安全対策として非常に有効なものと考えますが、一般レベルでの普及にはまだまだ紆余曲折がありそうです。

12/1

先月29日、今日まで開催されていた「生命のメッセージ展」を見て来ました。
このイベントは、飲酒轢き逃げ等の悪質な交通事故やストーカー犯罪、いじめなどによって命を奪われた被害者の遺族が、被害者を模した等身大のパネルにメッセージや遺品を添えて展示して犯罪の撲滅と命の大切さを訴えるものです。

私は夕方から行ったのですが、午前中には3年前に飲酒運転の大型トラックにより2人の娘さんの命を奪われた井上さんご夫妻の講演もあったということで、私が居た時にも会場内におられてスタッフや訪れた方達と気軽にお話をされていたようでした。

私も記帳後しっかり“赤い毛糸”を結んできました。



今日の夕方はふらりと海を見に行ったのですが、その時砂浜の深みにどこかのおばちゃんの乗ったクルマがはまって動けなくなって助けを求めていました。
そのおばちゃんにスコップはないかと尋ねたら、クルマから出してきたのがウインドウの氷取り用の硬いゴムがついたハンディワイパー。仕方がないのでそれを借りてクルマの下の砂を少しずつ掻き出して平らにして、なんとか10分ぐらいかかりましたが脱出させてあげる事ができました。

この場所は、くしくも2年前の8月に私が自分のクルマではまってしまい通りがかりのじいちゃん2人に助けてもらった“因縁の砂浜”だったので、砂を掻きだしているあいだ中、なんだかその時の恩返しをしているような気分になっていました。

その後、丁度日が沈む時間になり、周りにいたたくさんの“夕日カメラマン”達に混じって私も記念に!撮影してきました。