JULY

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7/29

暑い毎日が続いていますが、先日いつものセルフ式スタンドで給油しようとして自分のクルマのガソリンタンクのキャップを開けたらプシューッという炭酸飲料のボトルを開けた時のような音がして、数秒間給油口の周りがゆらゆらと陽炎のように揺れて見えました。

もしもこの時私がくわえタバコで給油作業をしていたら、今頃こうしてこのページの更新はしていなかったのかもしれません。


そういう訳で、なんとか本日無事にサイト開設3周年を迎える事が出来ました。
記念にもなりませんが、9月のカレンダーをちょっと早目にアップしました。よかったら使ってやって下さいまし。

今後とも宜しくお願い致します。

7/28

身体障害者用マーク 「JAF Mate」7月号でも紹介されていた「身体障害者マーク」。

別に貼り付ける義務がある訳でもなく、あくまで「肢体不自由であることが運転に影響を及ぼすおそれがある時はこのマークを付けるよう努めなければならない」(改正道交法)というものです。

障害を持つ方々のサイトを見ても、何故今ある車イスマークの他に更に別のマークが必要なのかよく分からないとか、従来の車イスマークと異なりパッと見て何を意味するマークなのかよく分からないのに殆ど周知徹底の広報等がなされていない現状でわざわざ今自分のクルマに貼り付ける必要性(意味)があまり感じられないなどの意見も見られました。

今後どのような形で普及していくのか(或いはしないのか)分かりませんが、へたすると一部の不届き物達が購入して(自動車用品店等で誰でも自由に買えます)自分のクルマに貼り付けて、車イス専用スペースに堂々と停める為に利用する便利な道具にもなりかねません。

いずれどんなマークであっても、それを使用できる人の範囲を明確にし、誤った使用法を禁じて違反者を罰する条例等を同時に制定しない限り、“適正な”普及は難しい気がするのですがどうでしょうか。

p.s それにしてもどうして四つ葉のクローバー?

7/24

今月のエキストラはどこでどんな事やってるのかな〜とワクワクしながらページを開いた「JAF Mate」(8・9号)の危険予知の問題は、意外にも“仕込み感”の全くないオーソドックスな写真と設問でした。

今回の設問内容をひとことで言えば
Q.「片側1車線の道路で対向車側だけが渋滞している状態」の時注意する事は?
となると思うのですが、大概のドライバーはもうこの文章だけで(写真を見なくても)解答できるんじゃないでしょうか。

こういう基本的な路線ももちろんとても大切なのですが、もう一つの路線である宝さがし的ゲーム感覚の問題ももっとあったらいいなと思います。

ヒントになる歩行者の姿が対向車の濃色スモークガラスの向こうにあって殆ど見えてなかったり、道路に飛び出そうとしている子供の足元が路肩に停まっているクルマの下の方に見えているんだけど、それが虫メガネを使わないと分からないぐらいちっちゃいとか、そういう「そんなのありかよ!!」と突っ込まずにはいられないような問題も挑戦したいです。


ところで、表紙の猫の写真と「夏ネコです。」のコピーをみて「三瓶です。」を連想したのは私だけ?

7/21

サトったりサトラレたりするのが近頃流行ってるんでしょうか。

流行ってると言ってもテレビドラマでの話ですが、考えている内容が全て周りの人に筒抜けになってしまう男とか、階段から落ちると57分間だけ人の心の声が聞こえるようになる男の話とか、それぞれ違う局で現在放送されています。

自分の心が読まれるのは勿論イヤですが、他人の心の声が聞こえてしまうという“能力”もまた決してその人を幸せにはしないだろうという事は、筒井康隆の「家族八景」や映画「スキャナーズ」等を見るまでもなくなんとなく想像がつきます。


運転していて自分のすぐ後ろに他のクルマが張り付いた時にはきっとこんな声がとてつもない音量で聞こえてくるのでしょう。

チンタラチンタラ走りやがってこの野郎
どこ見て運転してんだこのババァ!
このガキ、フザケやがって!!
ヴォケオヤジがァ〜〜!!!


こんなヴォイス付きでぴったり後をついて来られたらほんとにたまったもんじゃありません。
私なんかは気をとられて冷静な運転ができなくなりそのまま電柱に激突なんてことにもなりかねません。

少なくともクルマの運転に関しては実際の心の声は聞こえない方がお互いの身の為と言えそうです。

でも、もしお互いの心が非常に婉曲な言い回しに変換されて相手に伝わるような装置が開発されたら、今よりも穏やかな交通社会が実現するかもしれないですね。

7/17

台風一過の蒸し暑い一日。帰りがけコンビニに寄って、その場で飲む缶コーヒーと家に帰ってから飲む缶ビールとを買ったのですが、クルマに乗り込んだ時、全く無意識のうちに缶ビールの方をそのままドリンクホルダーに入れてしまい一瞬ドキッとしました。
「違う違う」とか言いながらすぐに缶コーヒーと取り替えましたが、正直その場でそれを飲めたらどんなに美味しいかと思いました。

最初の飲酒運転なんて別に意を決してするものじゃなくて、案外こんな感じでなんとなく「ま、いっか」てな風に始まっちゃうのかもしれないですね。
そしてこの前大丈夫だったから今日もまた1本。この前1本でなんともなかったから今日は2本までOKって感じで・・・。

道を踏み外さないでよかった。あ〜コワ。


p.s 本当は発泡酒でした。それもアドナマ。

7/14

先日、ある軽自動車が自分のすぐ前を走っていて、何気なく見たらにこにこ笑う赤ちゃんの顔が見えたんです。
その赤ちゃんは助手席に後ろ向きに装着されたチャイルドシートに寝かされており、信号で停止するたびに母親が顔をなでたりしてあやしていました。

クルマが動いてさえいなければたいへん微笑ましい光景なのでしょうけれど、エアバッグの事を考えたらなんだか急に怖い光景に見えてきました。

ちょっと気になってあとからその車種の装備をメーカーのサイトで調べてみましたが、運転席・助手席ともにエアバッグは全グレード標準装備になっています(キャンセルボタン等の記述はなし)。

このお母さんが、わが子の頭のすぐ後ろにエアバッグがあるのを承知でこの状態にしているのかどうかは分かりませんが、「この方がいつでもお互いの顔が見えて安心なのよ」とか思ってやっているとしたらそれはやっぱり違う気がします。

ちなみにメーカーのサイトにはチャイルドシートについて「当社では後部座席でのご使用をおすすめしています」とちゃんと書いてありました(個人的には標準装備である限りは助手席での使用禁止を明記してもいいんじゃないかと思います)。




もしかして、助手席側のみディーラーもしくは個人の整備工場等でキャンセルしたりとかができるんでしょうか。てゆうかできるとしてもしていいの?

7/9

数日前から急にまたklezがたくさん来だしたのでおかしいと思ってたんですけど、こういう訳だったのですね(こういう訳)。

そういう訳で(どういう訳で)、8月のカレンダーを追加。こんなの人さまにお見せしていいんでしょうか。

7/7

NHKテレビ「新クイズ日本人の質問」。ドライブがテーマだったので見てみたんですけど、「JAF MATE」4月号に載っていた記事をそのまま問題にしたようなクイズが最後に出されてました。

愛知県のある市道(生活道路)で、ちょっと意外な方法で交通事故を減らした事例があり、その方法をあてるという問題。

ちなみに選択肢は「横断歩道を増やす」「電柱を増やす」「道路両側の塀にミラーをたくさん貼り付ける」「センターラインを消す」の四つ。

番組内での正解率がとても低くて驚きましたが、正解は皆様ご存知の通り(笑)「センターラインを消す」です。
センターラインを消してその代わり両側に歩行者用の通行帯を示すラインを引くことによって道路が非常に狭く感じられるようになり、その結果としてドライバーに対して減速を促します。

実際、現場の実施前と実施後の映像が放送されてましたが(「JAF MATE」の写真と全く同じ場所でした)、かなりの心理的プレッシャーがありそうです。

白線の引き方一つで事故数が減るのなら、これほどコストパフォーマンスに優れた安全対策もそうないんじゃないでしょうか。
愛知に限らず全国どこでもどんどんやっちゃって欲しいと思うのは決して私だけではないと思います。


全然話は違うんですが、今夜帰りがけにある施設のそばを通りがかった時、小学生ぐらいのたくさんの子供達が貸切バスから降りて集結しており、おまけにテレビ局のクルマまでそこにいたので、いったいなんの集まりなんだろうと思いながらもそのまま家路についたんです。
そして何気なくテレビをつけたらさっきの施設がテレビに映っていて、その中で例の子供達がみんな揃って
ホリケンサイズ踊ってました。
おもいっきり脱力したのは言うまでもありません。
(昨日からやっていたフジテレビの「27時間テレビ」のコーナーの一つだったみたいです)

7/3

シートベルトしない運転者、死亡事故起こす確率4.8倍、悪質違反も6割占める
北海道警交通企画課が調査。運転者のシートベルト着用率は88.4%なのに…


なんていう記事が先日の「自ニコラ」に載ってましたけど、数値はともかくこの調査結果を意外だと感じる人はそれほど多くないと思うんです。
なんか、誰もが漠然と思っていた事が目に見える形(データ)として表われただけという感じ。

これってあくまで事故を“起こす”確率ですから、ある意味シートベルトをしないドライバーの「心のデータ」と言えるのかもしれません。

自分の身さえ守ろうとしない人がその分他人の安全には十分気をつけているなんてやっぱり考えにくいし、相対的に安全意識が低いだろうと思うのは決して的外れではないような気がします。
今回のデータはその事を裏付けるものの一つとなったと言えるんじゃないでしょうか。

p.s なんだかとっても回りくどい文章だなあとか思いつつ、8月のカレンダーのっけました。

7/1

前回の「自ニコラ」でもトップニュースになっていましたが、先日私の地元の精錬所で劇物の発煙硫酸が流出する事故があり、その夜は家の窓を閉め外出を控えるようにと消防署よりお達しが出て結構物々しい一夜を過ごしました。

翌朝、上空を飛び廻るヘリコプターから「安全宣言」が出されてようやく一段落しましたが、精錬所の消防や警察への通報が事故発生の1時間以上あとだった事がその後分かり、原因究明や今後の事故処理等を含め、まだしばらくあとをひきそうです。


ところでワールドカップが昨日で終わってしまい、今日は一日中なんだか言いようのない脱力感にとらわれていたような気がします。

この期間中のテレビやインターネットを見ていて私の中にずっと言葉にならない違和感があったのですが、この文章が私の気持ちの一端をとても分かりやすい形で整理し、代弁してくれていました。

ワールドカップで「ニッポンチームを応援します」というよりも、「ワールドカップに興味があります」というスタンスで応援し、にわかサッカーファンである事を存分に楽しむ。
ニッポンチームに一戦でも多く勝ち続けてほしいのはもちろんだけれど、それと同じぐらい、あるいはそれ以上にどこの国のどの選手であってもいいからその最高のプレーが見たい。
そう思う気持ちは全く間違っていないし、あくまで大会全体を一観客として楽しみたいと思っていました。
そんな気持ちを全て普通に受け入れてくれるような文章で、読んでいてとてもほっとしました。
ありがとうイトイさん。


p.s いつまでも表紙が冬のままじゃいい加減おかしいだろうという事で、やっと衣替えをしました。