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2/28

11日の日記に書いた「ドライビングテクニックVer.2」という本についてお問い合わせをいただきましたので、中身についてもう少しご紹介します。



ドライビングテクニックVer.2
パット・モス
エリック・カールソン
共著
佐野彰一翻訳
.
ラリーチャンピオンが教える「安全」の為のテクニック
最初書店でこの本のタイトルを見た時、どうせまたよくあるスポーツドライビングのハウツー本だろうと思い、あまり期待せずに手にとったのですが、パラパラとページをめくるうち、すぐにそれが思い違いであるという事に気付きました。

「良い運転とは」「速く走るドライバーと遅いドライバー」「道路状況を読む」「車の流れの中での運転」「追越しと高速道路の運転」などなど、各章各項目のタイトルを見ただけでも私のツボを刺激する言葉がたくさん並んでおり、その場ですぐに買ってしまいました。
身体と頭をつかう走りを知る
普段の街なかの運転において誰でも遭遇しうる様々な危険や、事故に巻き込まれない為の心構え等について、非常に理論的且つ分かりやすい説明がされているのですが、それは時に辛らつですらあります。

曰く、「無事故イコール良いドライバーではない。まったくの幸運か、いつも他のドライバーが事故を防いでくれたために事故を起こさずにすんだ人もいる。」

「いつでもゆっくり走っているドライバーは悪いドライバーだと考えても大きな間違いではない。そんなドライバーは、自分の無能さゆえにゆっくり走っており、その中の大部分の人は、ほとんど思慮分別を持ち合わせていない。」

「不幸にして親切過ぎる人がいる。そのような人は、後ろについているドライバー以外のすべての人に親切である。」
「安全」の為に学ぶ車の構造と特性
この本には運転法とは別に、車そのものについての解説に多くのスペースがさかれており、普段こういう事をあまり意識して走っていない私にとってはとても勉強になるものでした。
「タイヤのグリップ力」「コーナリングにおける重量配分の変化」「駆動方式の違いによる特性の違い」などについて書かれています。
書籍情報
書籍名 「ドライビングテクニックVer.2」
出版社 三樹書房
定価 1400円+税
ISBN4-89522-243-8
C2075 \1400E

2/26

今日、今冬初めて「雪で滑って転ぶ人」を目撃しました。
二十歳過ぎぐらいの若者でしたがタバコを片手に持ったまま、一瞬両足が浮かんだかと思うとそのままおもいっきりお尻から地面に落ちました。
相当痛かったと思われますが、彼は痛さよりも気まずさのほうが先に立ったようで、起き上がってからしばらく一人で苦笑いをしていました。


実際のところ雪国の人は、あまり雪で滑って転ぶという事はないようです(例外はもちろんありますが)。まあ当たり前と言っちゃあ当たり前ですが、毎年の事なので皆さんそれぞれ雪道での歩き方はマスターしています。
私自身、もう多分10年ぐらいはないと思います。と言うか大人になってからあまり転んだという記憶がありません。

雪道では何かにつまずいて前方に転ぶ(手をつく)ということはあまりなく、たいがいは今日見た若者のように足が前方に滑ってそのまま腰、或いはお尻から落ちるような転び方になります。
その時にダメージを減らそうとして、または自分の衣服を濡らしたくないという思いから咄嗟に身体が落ちるより先に手を出してしまい、そのまま腕を骨折してしまうというパターンがけっこうあるみたいです。

と、言うわけで私の雪道での歩き方ですが、後ろに転ばないようにじゃっかん前かがみぎみになり、少しでも安定を良くするために重心を低くしてがに股歩きになり、ちょっと上目づかいぎみの視線でゆっくりゆっくり歩きます。 そうして腕を振り上げて「なんだバカヤロー」とどなればそのままビートたけしになっちゃうのでありました。

冗談じゃないよ。

2/21

冬の間、雪国の消防署員には通常の業務に加えてもう一つとても大変な仕事が加わります。
それは、道路脇の雪の山に埋もれてしまった消火栓を一つ一つ廻って掘り起こしていく作業です。

大量に雪が降ったあと、除雪車が道路の雪をかきわけて通り過ぎると、そこにあった消火栓は一発で雪の中に奥深く埋もれてしまいます。
万一の時、もしも消火栓まわりの雪のせいで消火作業そのものに支障があったら大変ですから、この「掘り起こし」作業は決して怠る事のできない大切な仕事と言えます。

ちなみに、くくりつけられた赤旗は再度埋まってしまった時の目印となり、除雪車もこの旗をよけながら除雪をしていきます。

2/20

数日前「JAF-MATE」が届いていました。
その中に飲酒運転に関する特集があったのですが、そこには、私自身以前からなんか変だなと感じていた「駐車場を備えた居酒屋」の写真が載っていました。

クルマを運転してきた客は全員代行車を利用するのだと考えれば何も変じゃないのだけれど、果たして全ての客がそうしているのか。

そういう店の出入り口近辺で飲酒検問をやったらたくさん捕まるような気がするし、特に郊外型店舗に対してその可能性はより高いと思います。

文中、クルマで来店した客に対して酒を出せない旨を告げ、もし飲んだ場合は代行業者を紹介するなどして積極的に飲酒運転の防止に努めている居酒屋の例が紹介されていましたが、よりスムーズに客に対して飲酒運転をさせない(あきらめさせる)方法として、例えば居酒屋側が代行業者と提携し、会計時にクルマで来て飲酒した客に対して「本日限り有効で当居酒屋発の場合のみ有効の代行料割引券」を渡すなどのサービスも必要なのではないでしょうか(割引分は居酒屋側の負担とします)。

客側の自己責任に任せていても現実に飲酒運転はなくならないし、郊外に駐車場作って客を呼んでいるのであれば、そこまで負担するのは当然という考え方があってもいい気がします。

どんなもんでしょう。

2/15

潜水艦事故のあおりを受けて延期になっていた「クローズアップ現代」の『増える痴呆症ドライバー』の放送を見ました。

見ていて絵的に一番怖かったのは、シュミレーション装置で実際に初期の痴呆症患者に運転をさせているシーン。

目の前に、対向車と、横断歩道を歩いている歩行者とを見つけると、それぞれにどう対応してよいのか分からなくなり、結局そのまま走り続けて歩行者をはねてしまったり、脇道からゆっくりクルマが出てきて、それをしっかり見ているのにもかかわらず片手をハンドルから離してしまい、そのままノーブレーキで突っ込んでいく。
痴呆状態になると、集中力が続かず、判断力が落ち、一度に複数の事が考えられなくなるのだそうです。

痴呆症の治療を受けている人の中にクルマで通院している人が少なからずいるという事もビックリですが、実際、本人に痴呆状態であることの自覚が殆どなかったり、ベテランドライバーとしてのプライドが強くある為に運転をやめようとしない人がとても多いのだそうです。

高速道路の逆走による死亡事故等、痴呆老人による重大事故が増加し法改正の動きもあるようなのですが、現在の案は「事故を起こした人が痴呆症と診断された場合、その人の免許を取り上げることができる」というものらしく、もう一歩進んだ対応ができないものなのかと正直思ってしまいます。

個人個人の環境によっては生活の足としてどうしてもクルマが必要だという人も多いので法的な制限にも難しい面があるとは思いますが、自主的な免許の返納制度を充実させて、例えば、一定年齢に達した時点で痴呆症の診断を義務付け、ひっかかった人に対して免許の返納を促し、自主的に返納した人に対しては、月額の上限を設けてタクシー料金を無料にするとかの優遇措置を設けるとかできないものでしょうか。

2/14

昨日と今日はとにかく路面滑りまくり。
凍った路面の上にパウダーのようなさらさら粉雪がうっすらと積もり、いったいどこが滑りやすいのかも、それこそ滑ってみなけりゃ分からない状態です。

前を走っていたFRセダンが、どうってことない緩い坂を登れなくていつまでも同じ場所でけつを振ってるわ、私自身も昨日は狭い道に左折しようとしたら、そのまま4輪ドリフトでブロック塀にぶつかりそうになるわでもう大変でした。

テレビではばんばん夏タイヤのCMが流れていますが、まだ何の事?って感じがします。
ちなみに去年タイヤ交換したのは4月に入ってからでした。
春はまだ先。

雪捨て場2

先月の日記に載せた写真とは別の場所にある雪捨て場。こちらの山もやっぱりすごい高さ。
街のど真ん中にある雪捨て場で、とにかく雪を満載したトラックがひっきりりなしにやって来ては次から次と捨てていくので、待機している除雪車は休む暇もありません。
頑張れ除雪車!春はもうそこ。(ん?)

2/11

書店には新車のスクープ雑誌やチューニング、ドレスアップ関連の本はたくさんあるのに、日常の運転そのものを扱った本はあまり置かれておらず、「安全はカネにならない」という状況が今もさほど変わっていないという事を伺わせます。

私が一番最近買った本は「ドライビングテクニックver.2」。最近と言っても去年の今頃です。
クルマの流れの中で、周りのクルマの状況を見極め、より自分自身を危険から遠ざける為の具体的な方法が分かりやすく書かれています。

皆様の『私はコレで、安全運転身につけました』の一冊はなんですか?

2/6

クルマをカーナビじゃなくてテレビ放送を見ながら運転している人って意外に多いですね。
以前、運転中にテレビが映るように配線しちゃいけないとかいう話を聞いた事があったんですが、もうそんな決まりはないのでしょうか。
助手席に乗っている人が見るためにつけているのであれば良いとかいうことなのでしょうか。

今日の夕方、私の前を走っていたワンボックスカーの中で、ドライバー(もしくは助手席の人)がテレビを見ているのがリアウィンドウ越しにはっきりと見えました。
何を見ているのかと思ってちょいと目を凝らしたら、「ハッチポッチステーション」だったんです(笑)。
そこで自分のカーステレオの選局をNHK教育テレビに合わせてみたらあら不思議。前のクルマで見ているテレビの画面を音声つきで見る事ができました。
結局オマエが一番危ないじゃないか〜ッというお話でした。


ところで、先月30日にばうわうさんのサイトを文中でリンクしましたが、このサイトの中で日産「マーチ」の現在放送されているCMについての記述があり、その内容がとても面白かったのでばうわうさんにメールを出したところ、殆どそのままの形でBBS(BOWWOW_BoardService)に掲載していただきました。
ここのBBSはすぐに流されて消えてしまいますので、もし良かったら一度見に行ってやって下さい。こちらです

そういう訳で、投稿掲載記念に (^^;) ばうわうさんのサイト「日記猿人」をリンク集に加えさせて頂きました。 どうぞご贔屓に。

2/5

昨日と今日は比較的穏やかな天候だったんです。でも、土曜日の荒れ具合と言ったらもう町じゅうすっぽり地吹雪ツアー無料ご招待な一日でした。

日中クルマでの移動中、いきなり目の前が真っ白になり、前を走っているクルマのテールランプ以外本当に何も見えなくなるんです(それすら見えない瞬間もありました)。
止まらなきゃどっかにぶつかると思いましたが下手に止まると追突されそうだったのでしばらく勘だけで走り、どこが交差点なのかも分からず必死で信号機の光を探しながら走ってました。

数分で一旦少しだけ前が見えるようになるのですが、またすぐひどい状態になり、これが断続的に何度も続いてとても怖くて運転は続けられない状態だったので、とりあえずすぐ目の前にある(はずの)ホームセンターの駐車場の入り口をかろうじて見つけてそこに逃げ込み吹雪の収まるのを待ちましたが、結局そのまま20分以上足止めされてしまいました(まさに「ホワイトアウト」)。

駐車場に待避していた時、この状態を写真に収めたいと思ってグローブボックスに入れておいたデジカメを取り出したのですが、液晶画面が点いたり消えたりして全く使い物になりません。前日から入れっぱなしにしておいた為、寒さにやられたみたいです。
あとでデジカメの取説を見てみたら「使用条件:温度0℃〜+40℃」との事。ナットク。

立春てまだ先でしたっけ?とかいうボケかましてもいいですか・・・・・。

2/2

ハンドブレーキをかけ忘れたクルマがズリ下がる例のCMに、今日見たら「フィクションです。まねをしないで下さい。」の但し書きがついていました。やはり色々とクレームがついたのでしょう。
それはそれでいいんですけど、この但し書きもなんだかちょっと変ですよね。
誰が見たってフィクションだと思うだろうし、まねをしようとして好きな時にやれる事でもありませんから。

本当だったらこの場合、「危険ですからまねをしないで下さい」とはっきりこの行為が危険である事を伝えなければいけないはずです。

では何故そうしなかったのか。
以下勝手な推測なのですが、ここで「危険」という言葉を使ってしまうと、今まで何の気なしにこのCMを見ていた人達に対してもこの行為の危険性を改めて意識させる事になってますます放送しづらくなるので、その代わりに「フィクションです」と頭に付け加える事によって、このCM映像の初めから終わりまでを架空の世界での出来事としてしまい、行為の危険性までも一緒に「物語」の中に封じ込めてこれ以上の批判をかわそうとしているのではないかという気がするのです。

なんか自分でも何言ってるのかよくわかんなくなってますけど、変に考え過ぎでしょうか、やっぱり・・・。

2/1

ここ数日穏やかな天気が続いて表通りの雪は殆ど消え、除雪車はもっぱら裏通りの除雪に精を出している状態です。
除雪車と言えば、数日前ちょっとひやりとする事がありました。
たいした事じゃないんですけど、広い道から小路へ左折しようとしてウィンカーを出して減速したところ、その小路の入り口のところに最大直径1メートル近くもある大きな雪の塊2〜3個が道を塞ぐようにしてドーンと置かれており、私はとっさにウィンカーを戻して左折をやめて直進しました(絶対クルマが負ける大きさ)。
近くまで迫って来ていた後続車も少しあせったと思います。
除雪車がちょっと前に除雪していった道路では時々こういう事があります。路肩に雪の山ができているので、見通しが悪くこういった障害物の発見も遅れがちで、とりあえず激突しなくて本当に良かったです。


明日からまた吹雪。氷の世界はまだまだ続くのでした。