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ネジ山修正のリコイル (Recoil:リコイル)
<傷んでしまった(傷めてしまった)めねじの修整・修復>
リコイル使い方
症例 2
クランケ: KSR-2
部位: クランクケース(ギヤオイルのドレンボルト)
症状: ねじ山ぼろぼろ。車歴の不明な中古車のため、過去に誰かがなんかやらかしたと思われる。
1/7.
ほんとはエンジンを降ろしたり、さらにはクランクケースを分割して直すのが良いと思いますが、クライアントにも予算の都合があるので。
2/7.
止まり穴ではないうえに穴の先にはエンジン部品があるので、内部確認して切削寸法を測ったり切削粉の撤去をするためにクラッチカバーは取り外します。
3/7.
ネジ山が半分くらい削れてしまってます。KSRのウィークポイント。というかカワサキの設計が甘いためよくある症状。
4/7.
いろいろ準備。
5/7.
貫通穴であるうえに、正確に真っ直ぐ切削するためにはツールを何度も差し替えたくないので、ちょっと特殊なパイロットタップを使ってみます。
上の赤いハンドルがパケット挿入工具、その下が通常の専用タップ、その下がパイロットタップ。パイロットタップは下穴加工とタップ立てが1工程でに出来るので下穴ドリルが不要。
6/7.
工具にタップりグリスを塗ると切削粉が飛び散りにくいという秘密の知恵。
7/7.
リコイルインサートの出来上がり。
電食が起きてボルトが噛み込むとボルトを外すときに一緒にパケットが抜けやすくなるたスレッドコンパウンドが必須。
Recoil の技術資料はこちら
リコイルジャパン http://www.recoilj.com/
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