鷲羽岳(2924m)・黒部五郎岳(2840m)
・・・2日目・・・
長野県・岐阜県・富山県

2005/8/4 晴れのち曇り 【歩行時間 7時間30分】 MAP
双六小屋(135分・中道)三俣蓮華岳(45分)三俣山荘(80分)鷲羽岳
鷲羽岳(50分)ワリモ分岐(30分・水晶岳の途中まで)ワリモ分岐(65分)黒部源流碑(45分)三俣山荘
【行程】
1日目 新穂高温泉〜鏡平〜双六小屋(テント泊)
2日目 双六小屋〜三俣蓮華岳〜三俣山荘〜鷲羽岳〜黒部源流〜三俣山荘(テント泊)
3日目 三俣山荘〜黒部五郎岳〜三俣山荘(テント泊)
4日目 三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜鏡平〜新穂高温泉
雨の心配をしながら眠ったが、3:00頃に目覚めると満天の星。今日は鷲羽岳を経て水晶岳へ歩きたいが時間がどうか・・・
夜明け前、ヘッドライトを照らし濡れたテントを撤収して登り始めると、しだいに空が明るくなり双六岳直下でご来光を迎えた。

ご来光

中道分岐

コバイケイソウと水晶岳、鷲羽岳

中道より背後に槍ヶ岳

稜線は黒部五郎岳を見ながら
双六岳は帰路で登ることにして中道から稜線へ出ることにしたが、朝の景色が綺麗なのでスローペースとなってしまう。中道は緩やかで高山植物の中を通っていた。途中で鷲羽岳、水晶岳などを眺めながら朝食を摂り、双六岳と三俣蓮華岳の分岐に出た。初めて見る黒部五郎岳が綺麗だ。

稜線より水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳を望む
展望の良い稜線を、時間が気になるがゆっくりと歩き丸山を越えていく。

三俣蓮華岳より槍ヶ岳、穂高連峰、双六岳、笠ヶ岳を望む

三俣蓮華岳より黒部五郎岳、北ノ俣岳を望む

三俣蓮華岳より薬師岳と雲ノ平を望む
三俣蓮華岳に着くと早朝なのに大勢の姿がある。
ここからは360度、北アルプスの名峰が近くにあり大展望だった。

三俣峠から三俣山荘へ

三俣山荘
三俣蓮華岳から少し下ると三俣峠。山の斜面を見るとシナノキンバイなどのお花畑が広がっていた。三俣峠から再び下ると三俣山荘に着いた。
三俣山荘でテント泊と夕食の受付(時間が早かったから17:00の夕食)、テント設営を済ませ、身軽で鷲羽岳を目指す。
鷲羽岳への登り
鷲羽岳手前より三俣蓮華岳
三俣山荘から鷲羽岳を見上げると、相当の覚悟が必要なほど急登に見える。意を決して登り始めると、身軽なせいか意外とラクに登ることができた。
展望は良く高山植物も沢山咲いていた。

鷲羽岳より黒部五郎岳と北ノ俣岳

鷲羽岳より野口五郎岳

鷲羽岳より鷲羽池とガスに包まれた槍ヶ岳
鷲羽岳に到着。携帯が繋がったので家族へメールを入れた。
黒部五郎岳、野口五郎岳など抜群の展望だ。
だが槍ヶ岳方面にはガスが上がり見えなくなっていた。

鷲羽岳より水晶岳

ワリモ岳
鷲羽岳で展望を楽しんで、ワリモ岳を越して予定通り水晶岳へ向かう。
ワリモ岳へは一度下り登り返す。ガレ場では滑落防止のためロープが張ってあった。ワリモ岳を過ぎて次は目的の水晶岳だ。高山植物が沢山咲いていた。

チシマギキョウ・タカネツメクサ

タカネシオガマ

水晶岳(左)を諦める

ワリモ分岐
ワリモ分岐を過ぎて水晶岳へ向かっていると、薬師岳方面から急速に黒雲が発生してきた。ここで雷雨に合ってはたまらない。時間が遅くなると小屋にも迷惑がかかる。目の前に見える水晶岳は諦めて先程のワリモ分岐まで戻った。

黒部源流へ

黒部川水源地標
ワリモ分岐から黒部源流へ少し下ると岩苔乗越。ここで雲ノ平方面と別れて黒部源流へ下る。ガスの中、高山植物を見ながらドンドン下って黒部源流まで下りた。この清流地へは三俣山荘から遊びに来ている人もいた。
あと少しで三俣山荘だが、ここからの登り返しは辛かった。

雲ノ平とお花畑

三俣山荘テン場
やっとテントに戻り、三俣山荘でビール休憩、山談義で盛り上がる。
夕食は小屋食だったのでそれまでゆっくりできた。
夕食を食べてテントに戻り寝るしかないが、遠くで雷鳴が聞こえ小雨が降り出し、今晩も天候の心配をしながら・・・熟睡した。

三俣山荘
幕営料一人500円
テント場は快適で水場があるが小屋の外の給水施設を利用した
トイレは小屋の中(小屋泊の人達と一緒に使用するので朝は混んでいた)

クモマスミレ

クロユリ

タカネヤハズハハコ

ヨツバシオガマ

ウサギギク

コバイケイソウ
他に アオノツガザクラ、、ハクサンイチゲ、ハクサントリカブト、オタカラコウ、クルマユリ、ハクサンフウロ
    ミヤマキンバイ、モミジカラマツ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマリンドウ、など


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