Preface/Monologue2018年 7月


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鏡池から戸隠西岳
ここまでのCover Photo:鏡池から戸隠西岳
1 Jul 2018

暑い土日。
7月が始まったばかりだというのにもう夏本番。



ワールドカップは波乱含み。

ポルトガルvsウルグアイ、1-2。

やはりEUROで勝ったチームがワールドカップを連覇するのは難しいか。
ウルグアイ、いつものように不気味な存在。


ロシアvsスペイン、1-1(PK4-3)。

ドイツ一次リーグ敗退に次ぐupset。
なんとロシアがスペインに競り勝つとは。

これまた見なくてもよいかな(結果は十分予測がつく)と思っていたら、
後半開始時に1-1になっている。あれどうなっているんだ?

ロシア、鬼のように守りまくり。
会場からバイキングクラップが聞こえてくるほどの守りよう。
守りに力を使いすぎてか、カウンターにキレがないけれども、
120分守り倒してスペインに追加点を与えず。

いやいやスペインが16強止まりとは、しかもその相手がロシアとは。
恐るべし開催国。次戦はクロアチア-デンマーク戦の勝者だけど、
ことによったら、そこでも勝つかも?
2 Jul 2018

延長戦までもつれると翌日の仕事が辛いワールドカップ。


デンマークvsクロアチア、1-1(PK2-3)。

一次リーグ3戦全勝の(しかもアルゼンチンに3-0)クロアチアだから、
さぞかし華々しい攻撃的サッカーを見せてくれるかと期待してたら、
試合開始わずか4分で1-1になったのがいわば山場で、
その後はクロアチア視線で行くと、どことなく覇気に乏しい、
連動性の低いチームになってしまって。

デンマークの守りが相当に上手かったのか、
クロアチアが試合前の体調管理に失敗したのか、
全体としてとにかく動きが停滞気味。
延長に入ってPKのチャンスを得ても、モドリッチが失敗する始末。

デンマーク優勢のまま試合終了。しかし結末はPK戦へ。
クロアチアのGKがセーブすればデンマークのGKもセーブする、
本戦より遙かに凄みのある勝負が続く。
最後、東欧のGKがなんと相手を3人も止め、8強へと。

PK失敗のモドリッチもあらためて出てきて成功。
PK戦後、監督やGKに甲高い声で吠えて抱きついていた姿は、
まるで少年のよう。
主将として責任を感じていたのでしょう、当然ながら。
3 Jul 2018

試合終了後、大泣きしていた乾が記憶に残る、ワールドカップ。


日本vsベルギー、2-3。

押され気味だった前半から一転、後半立ち上がりに立て続けに得点し、
ベルギーはもとより世界を驚かせた日本。

ベルギーはほぼ幸運な(日本にとっては不運な)
ヘディングでのループシュートで反撃の狼煙を上げ、
CKで高さを活かして同点に。

それでも意気高き日本だったが、試合主稜間際、
敵ながら見事な(日本にとってはなすすべもない)カウンターを決められ、
万事休す。

あのポーランド戦での「負けてる状況でのパス回し」否定論者を黙らせる、
世界三位への臆せぬ戦い。なかなか凄いものを見た。
残念ながら今回も16強止まりだったけど、ここまで来たからこそのこの試合。
何恥ずべき事はなし。


ブラジルvsメキシコ、2-0。

見てないのでなんですが、メキシコはよく戦ったようで。
しかしこれでブラジルvsベルギーとなったわけで・・・
どうなんでしょうね、ベルギー勝たないかな。
4 Jul 2018

梅雨明け十日も半ばだというのに空が暗くなる週末。

スウェーデンvsスイス、1-0。

スイスが勝つものとばかり思っていたところ、結果は逆に。
堅守と規律のスウェーデン、イブラヒモビッチの影を振り払いつつ、
面白みに欠けはしても尊敬措く能わざる姿勢で俊敏なスイスを退ける。
大柄なだけではなく足も速く、守備の位置取りが上手い。
対戦相手はだいぶプレッシャーになるのではと。


イングランドvsコロンビア、1-1(pk4-3)。

コロンビアが勝つものとばかり思っていたところ、結果は逆に。
南米の雄、エースのハメス・ロドリゲスが怪我でベンチ外。
これが響いたか、試合終了間際までイングランドから得点できず。
延長でも決まらずPK戦。イングランド、W杯では過去PK戦全敗。
どうなることかと思いきや、24歳のGKピックフォード、1本を外させ、
1本を止める。それも右に飛びながら左手で弾き出すという美技。

さてそのイングランド、準々決勝はスウェーデン。
精神力勝負になりそうな気が。


ワールドカップはこれで決勝トーナメント1回戦が終了。
明日明後日は蹴球はお休み。
ようやく気がかりなく二日連続で寝られる。
6 Jul 2018

渡月橋を襲う桂川の濁流。これが京都?
古都に限らず、被害が拡大しなければよいのですが・・・


ワールドカップは準々決勝始まる。

フランスvsウルグアイ、2-0。

序盤は相手を押し込み、その勢いからウルグアイ優勢か、
と思っていたら、結果としては完封負け。
スアレスと強力2トップを組むカバーニの負傷欠場が響いたか。

フランスはウルグアイ以上に組織と団結力がしっかりしているようで。
とくによく走るカンテ、かつてのマケレレを思い起こさせる。
こういう人がいると、チームは活気づくに違いない。
7 Jul 2018

七夕の日だというのに大雨で甚大被害。なんでこんなことに?


ワールドカップ、準々決勝。
第二戦、ベルギーvsブラジル、2-1。

攻撃力のベルギー対守備力のブラジル、みたいな前宣伝だったけど、
蓋を開けてみると逆の試合展開。
ネイマール以外でも誰でも点を取れそうなブラジルだけど、
なぜか点が入らない。
GKクルトワを初めとするベルギー守備陣が良いせいでしょう。

ベルギー、アザールがドリブルで中盤をかき回してブラジルを悩ませ、
ルカクが右サイドを駆け上がって脅かし、
デブルイネが矢のようなミドルシュートで点をとる。

かつての「ここぞで弱い」イメージはすっかり払拭。
ベルギー、次はフランスと。
この2国のいずれかが去るというのは、残念だけど・・・


第三戦、スウェーデンvsイングランド、0-2。

かつてのイングランドはどことなく頼りなげで、
守備の堅い北欧の強豪にどこまで通用するかと思っていたら、
若い選手で構成されるいまのチームは若いだけあって成長するらしく、
かなり自信をもってプレーしているように見える。。
一次リーグで「以前と変わらないのでは」と感じた懸念は消失。

聞けば、イングランドはu17とu20の国際大会の両方で優勝したとか。
育成が実を結んでいるということらしい。底上げの進むサッカーの母国は、
真に復活する日も近いかも。


さて準々決勝で残るはクロアチアvsロシア戦。
ここは順当に東欧のタレント軍団に勝ってもらいたいところ。



雨の止んだ土曜日、午前中は職場で過ごし、
午後は上野にフランス絵画を眺めに。


(なぜかあまり紙質の良くないチケット)

初めて名を聞く画家も多かったものの、
風景画ばかりを選んだ展覧会は、異国の都や海辺や山岳が並び、
遠出したい身には代用品として効果あり。

しかし。
出品点数は65点で多くないように思えたが、
実際には「まだあるのか」みたいな気にさえなって。

小品がないせい?
ずいぶんと真面目に見て回ったから?
一枚一枚キャプションを読み、音声ガイドの解説も聞き、
混雑している人波に注意しなければならないから?
いや、そもそも、仕事のあとの美術館だったからかも。
8 Jul 2018

じつはまだ梅雨は明けていなかったとか?
ともあれ週間天気予報を見ると晴れ続きのように見える関東甲信越。
三連休は好天の日々かも。でも泊まりがけの遠出はしない。
混むから。


ワールカップは準々決勝終了。

ロシアvsクロアチア、2-2(PK3-4)。

東欧の雄、1998年のフランス大会以来の4強に名乗りを上げる。
しかしその代償は大きかった。
GKスパシッチは太腿の裏を痛め、DFブルサリコも負傷交代した。
そもそもデンマーク戦に続いてPK戦までもつれ込み、
疲労蓄積は無視し得ないはず。
次戦の準決勝は若いイングランドと。やや年齢層の高いクロアチア、
若干のハンデを背負ってしまってはいないかと。

ロシアは、誰もが言うとおり、前評判を良い方向で覆しての大健闘。
大会を盛り上げること文句なしの進撃だったが、残念ながらここまで。
それでも、デンマーク同様、
強豪クロアチアをPK戦まで追い詰めたのは特筆もの。
FIFAランクも相当に上がることでしょう。


さて4強はフランス、ベルギー、イングランド、クロアチアに決定。
ブラジルもアルゼンチンもドイツもスペインもいない。
どこが優勝しても新鮮な。
本命フランス、対抗ベルギー、大穴クロアチアかな。

前回大会の4強はブラジル、アルゼンチン、ドイツにオランダ。
そういえば、今回、オランダとイタリアは、
最初からいないのだった・・・


試合はあと4つだけ。
そろそろ山の計画を立案しないと。
このままではいつものように大会ロスに落ち込むことに・・・
11 Jul 2018

ワールドカップ準決勝第一戦、フランスvsベルギー、1-0。

ベルギーにも十分勝機はあった。
しかし後半早々のセットプレーからフランスが得点。
そして逃げ切った。

今回、音を消して見てみた。
余計な音声情報が入らない分、少しは見えるものが増えた気がする。
なによりエムバペのボールさばきの美しいこと。
マルセイユルーレットこそなかったけれども、ジダンを思い出したなぁ。

この少年、なかなかの曲者。
イエローカードをもらうほどの時間稼ぎを平気でする。
まぁあまり嫌われ者にならないことを。


イニエスタに続いて、フェルナンド・トーレスまで日本に。
2年くらいはいてほしい。
12 Jul 2018

ワールドカップ準決勝第二戦、イングランドvsクロアチア、延長1-2。


早い時間に先制したイングランド、これはいけるかと思ったものの、
クロアチアの前線からの守備に苦慮。
後半に同点にされ、そのまま延長戦でひっくり返される。


体力的には延長戦の連戦で疲労しているはずのクロアチアが、
平均年齢の若いイングランドにかきまわされるのでは、と予想していた。
序盤こそそんな状態だったものの、徐々に逆の構図に。

「攻撃は最大の防御」とか言われるけれども、
このクロアチアは、「守備こそ最大の攻撃」だった。
相手のDFにもGKにも圧力をかけ続け、落ち着いて試合を組み立てさせない。
イングランドのDFでゲームメーカーのストーンなど、
そうとうにイライラしたことだろうと。


おそるべきはこれを続けるクロアチアの体力。
きっと上手い手抜きのしかた(試合中の休みかた)を知っているのだろう。
さすがに延長戦に入ると、モドリッチでさえミスが目立ちだしたけど。

さて決勝はフランスvsクロアチア。
誰が大会前にこの組み合わせを想像したろうか・・・
「20年周期(に、新たな優勝国が生まれる)の法則」に従えば、
東欧のタレントたちが優勝することになるはず。
さてどうなることか。
14 Jul 2018

ワールドカップ三位決定戦、イングランドvsベルギー、0-2。

この大会に至るまで、
ベルギーは長らくイングランドに勝っていなかったとか。
それがグループステージに続いて、三位決定戦でも勝利。
ベルギーはこの大会でのベルギーだった。
セカンドボールを拾い、鋭いカウンターを繰り出す。
早々に先制点。


対してイングランド。ボール保持率こそ高いものの、
なんの意図があるのかわからない球回しが多い。
しかもショートパス一辺倒。たまにはサイドを変えてくれ。
そしてなにより走らない。ここがベルギーと違う。
延長まで戦ったクロアチア戦での疲労が抜けていない?

カウンターもMFのラインの前で急ブレーキ。カウンターになっていない。
後半に少し改善したものの、気の抜けたパスや精度の低いクロス多数。
ようやくゴールに迫る回数が増えたところで、
赤い悪魔のカウンターの餌食に。


勝つべきチームが勝った試合。
イングランドはセットプレーだけでなく、
もう少し得点方法を増やして出直してきてほしいもの、
2年後のEUROには。
15 Jul 2018

ワールドカップ決勝戦、フランスvsクロアチア。

試合に先立つ閉会式のテーマソングでは、ウィル・スミスまで出演。
知っているウイル・スミスは映画俳優なはずだが・・・と思ったら、
本人だった。もともと音楽活動もしていたのだとか。

ワールドカップのトロフィーがルイ・ヴィトンのケースに入っているとは。
そしてピッチへ運び込まれるときのBGMが、
『続・夕陽のガンマン』の” The Ecstasy Of Gold”。いいね。
(映画ではこのあと三角決闘だけど)


前半、フランスが先制したものの、クロアチア追いつく。
おおよそ試合を支配するのはクロアチア。
しかしPKでフランスが再度突き放す。
さらに2点を追加して、3点差。クロアチア、1点を返すものの、
フランスの守備を破れず。

4-2でフランス優勝。
20年ごとに新しい優勝チームが生まれるというジンクスは、
今回は発動しなかった。
そのジンクスを覆すほど、フランスはバランスの取れた、
クロアチアを上回る、よくまとまったチームだったということなのだろう。

ただ、クロアチアは最後まで闘志を失わなかった。
諦めることなく走りきった。その象徴、モドリッチは大会MVPを獲得。。
労をいとわず攻撃に守備に走り回り、小柄な身体でチームを鼓舞し、
主将としてチームを引っ張ったのだから、文句なし。
会場中から拍手が送られていたとのこと。




日中は、涼しい午前中に街に出て、
『ジュラシック・ワールド炎の王国』を観た。

恐竜たちのCGは今回も本物としか思えないほどの出来。
映画自体も最後まで飽きさせず。

でも物語は前作より一回り小さくなった気が。
前作には兄弟関係、親子の関係、古い恋人たちの関係、
そして人間と恐竜との関係の葛藤と変化が描き込まれていた。
舞台も陸上、空中、陸でも森の中や街(土産物街だけど)の中とか、
上下左右に変化があった。
今回はこういう変化が少なく、深みに欠ける気が。

それでもT・レックスはやはり千両役者だし、
ラプトルの”ブルー”には泣かされる。
ブルー、長生きしてくれ。
人は殺すな。



映画を観たあと、川崎市の日本民家園へ。
強い日差しのなかの民家を見たくて・・・と、思ってたら、
昨年も同じ時期に行っていた。

でもまだ飽きない。
「こんな建物がこんなところに・・・ここ、川崎だよね」とか、
若いカップルが話している。ここは別世界。
広い板間を見るだけでも気分が変わる。懐かしい気分に。

しかし暑い。炎天下を歩いて民家のなかに入ると、
日陰だというのに、多少は風があるというのに、汗が噴き出してくる。
さすが真夏日の昼下がり。山の上はどうなっていることだろう。



風通しのよい日本家屋だけれども、もう少し涼みたいと、
隣接する岡本太郎美術館に行ってみる。

アクの強い作品が並ぶ館内は、意外と見て回るのに時間がかかる。
大阪万博での”太陽の塔”作成秘話を語るビデオに見入ってしまうからだろう。
「”人類の調和と進歩”なんて信じない」、みたいなことを言っている。
「だから断ろうと思ったんだけど、建築家の丹下健三との関係があって」。

「調和なんて妥協だ、異なるものがぶつかり合って対話が生まれるんだ」、
みたいなことを言っていて、なんとなく見ていたのが引き込まれる。
気づけばまわりに人がたくさん。みな引き込まれている。

岡本太郎は変人みたいに思っていたけれど、
じつは信念の人だった。




いろいろ中身の濃い一日だった。
遊んでるだけとも言えるけれど。
16 Jul 2018

猛暑の休日、海に行く人も多く、海水浴場は多数の人出。
伝えられる映像を見ると、昔ながらのパラソルとともに、テントも目立つ。

公園で日差し除けに立てているのは目にしたことがあるけれど、
海辺でも珍しくないようで。しかし風が通らず、蒸し暑くないのだろうか。
壁がメッシュのものなら涼しいだろうけど。
23 Jul 2018

暑い。暑すぎる。あまりに暑くて山に行く気がしない。
アイディアすら湧かない。外に出る気すらしない。

月曜を代休にして三連休を構成したのに、
暑さにめげて冷房を効かせた自宅に籠もりきり。

きけば、この月曜は国内で最高気温を記録したという。
山に行っていたらどうなってたことやら・・・


それでもせっかく休みにしたので、映画を観てきた。
『カメラを止めるな!』。
ワンショット37分間のライブムービー(しかもゾンビもの)を撮ったヤツら、
の、苦心惨憺たる撮影現場の裏事情・・・というもの。

話題になっているのでなんとなく見に行ったのが、大当たり。
いちおうゾンビものなのでスプラッター風味横溢なのだが、
映画の最後は爽快感を感じること間違いなし。

平日とはいえ、200数十席のホールが満席に。
笑い声もあってみな楽しんで見ていた模様。
24 Jul 2018

暑い暑いと言っているうちに、なのか、
ようやく、なのか、ともあれあと一週間で7月も終わり・・・
って、まだ8月が控えている。

せっかくの山の日は土曜日に重なって、
勤労者にとっては普通の週末。
その翌週はお盆で行楽地は混みそう。
職場で涼みながら時期を窺っていた方が・・・
って、いつになったら山に行くのだろうかこの自分。
26 Jul 2018

週間天気予報ではしばらく晴れ続きだったのが、
数日前だったか、いきなり次の土日が雨に。
台風がやってくるらしい。

東北東に進んでいるのが突然西寄りに向きを変え、
関東直撃になるのだとか。しかもそのまま西日本に向かうとも。
東から西に向かう台風は極めて異例とのこと。

雨不足に悩む農家にとって降雨はよいことだろうけど、
なるだけ穏やかにと頼みたいところ>台風12号。
28 Jul 2018

一昨日だったか、市川崑監督の映画『悪魔の手鞠歌』がTVに。
観るのは久しぶり。出てくる役者が皆若い。
1977年の作なので当然だけれども。

故人も多い。近ごろ亡くなった常田富士男も出ていて、
味のある演技をしていた。

岸惠子が美人だとあらためて認識もした。
(岸さんは存命です)
29 Jul 2018

台風一過の日曜、街に出てクラシック音楽を聴いてきた。
高関健指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。


聞き所は、ベートーヴェン、ピアノ協奏曲第五番『皇帝』。
FM放送なりCDでなり、耳にしたことはあったけれども、
ライブで聴くのは初めて。

オーケストラもそうだけど、ピアノも音の強弱は生音を聞くに限る。
それに演奏は見ないとわからない。
席が、ちょうど鍵盤の並びの延長上にあったので、
ピアノ奏者の指使いがよくわかって見てても愉しかった。

この曲は低音から高音まで駆け上がることが多い。
それだけでも見栄えがするのに、この奏者(シュテファン・ヴラダー)、
ピアノパートを弾き終わるときに、最後の音がスタッカートなのか、
派手に両手を跳ね上げる。なかなかカッコよい。


その後のブラームスの4番はだいたい寝ていた。
寝不足だったのに、休憩時間にグラスワインを飲んだのが拙かった。


7月はけっきょく山に行かずじまい。
8月の予定を考えることにしよう。

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