Preface/Monologue2012年 2月


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要害温泉北方より富士山
ここまでのCover Photo:要害温泉北方より富士山
1 Feb 2012
現場が変わり、窓から山の見えない場所に。
見えるのはビルばかり。

春になれば少しは季節感が感じられるものやら。
5 Feb 2012
土日で山に、と思っていたら、
金曜夜から風邪気味で、日曜になっても治癒せず。
すべての計画はキャンセル。

この冬はこれで二度目、疲れてるのかな・・・
6 Feb 2012
風邪だと思ったらインフルエンザだった。
記憶にある限り、初めての罹患。

医者でもらった薬は、粉末を吸入するというもの。
それも一回限り。

そうか根本療法だから、
通常の風邪の時のように対症療法の薬をいくつも、
とはならないんだ。

しかし流感、身動きとれず。
自宅でも食事は当然隔離されて。
8 Feb 2012
インフルエンザはとりあえず直った気がする。
熱も下がり、風邪に似た症状もだいたい治まった。

しかし週末は仕事。
山は遠そうだ。
9 Feb 2012
6日ぶりに職場に出てみたら、まず通勤で疲労。
体力低下は歴然。まぁ5日間、自宅に事実上籠もりきりであれば。
栄養剤飲んで行けばよかった。

復帰第一日は早く帰ろうと思っていたのに、
気づけば定時を過ぎること2時間超。
まぁ仕事ですから。


昼食、ひとり食べたビルの食堂から、
向かいのマンション群の合間に山々が見えた。
武甲山が明瞭。しかしその南側は、虫食い状態で、何がなにやら。
丹沢山塊はわかるものの・・・
11 Feb 2012
全日本女子選手権ボクシングのミドル級決勝で優勝したタレントの女性、
今やりたいことを聞かれて、
「誰もいない自然いっぱいの山に登りたい」。

疲れてるのかな。
今の時期、高さも知名度も低い山がお勧めです。
(高さはあまり低いと自然いっぱいとはいかないけど)
14 Feb 2012
小倉美惠子『オオカミの護符』を読んだ。ほぼ一日で一気に読んだ。

自宅の蔵に貼ってあった「護符」の由来をたずねて、
奥多摩の御岳へ、秩父へ、三峰へと辿っていく。
実際に土地を訪ね、護符にまつわる伝承を受け継ぐかたたちと出会ううち、
人々が土地に根付いて生きていた時代の姿が浮かび上がってくる。
人々のみならず、里も山も生きていた時代。
それは数十年前までは、著者の自宅のある川崎の丘陵部でも、
ありふれた光景だった。


「オオカミの護符」は、自分が初めて奥多摩に山歩きに出かけたころ、
家の軒先に貼ってあったのが目に留まり、それからずっと気になっていた。
まるで怪獣のような犬の姿は強烈に目に焼き付いた。
「立春大吉」とか書かれた文字だけのも余所では目にしたが、
犬というのはどういうものだろうかと。
それはオオカミ、害獣を追い払うもの。
ひいては火事も盗賊もと。


著者の家にあったものは、御岳から御師がやって来て配っていったものだそうだ。
集落で講を組み、一年の無事と豊作を祈願しに代表を現地に遣わす。
その際、泊まる先が御師の家。
(初めて御岳山上集落で××講と刻まれた石碑の乱立を見たときは、
異世界を感じたものだった・・・)
御師にとっては経済基盤でもある講は関係を保たなければならないものであり、
そのため御岳では遠地まで足を運び、護符を配ったとのことだ。

御師はかつて修験者だったという。
いまでも滝行をする人もいるらしい。その場所は、
いまではロックガーデンと名付けられてしまっているが・・・
御師は山上にあって農民でもあり、
林業家でもあった。
焼き畑をつくり、木を伐った。
あの山上集落は、あらためて、ある時代の名残と思える。


最近、御岳へは足が向いていない。
奥多摩に出かけても、御岳は寄らないことが多い。
(観光地的賑わいを避けたいがため。)
しかし・・・
そうかケーブルカーで上がるあの高みまで、
昔の人は歩いていったのか。
なるほど、よいかもしれない、歩いていくのも。
(ただし車の多くない道のりを。)
いつになるかは未定だが。
16 Feb 2012
(2/14の記事への追記)

いまや7,000戸あるという著者の地元が、
まだ50戸しかない集落だったころ、
田園都市線沿線近くであるその土地から、
歩いていったそうです、御岳まで。

さすがに足腰の強い昔の人でも一日で御岳までは着かないようで、
立川あたりで一泊したとか。
御岳からの帰りは、どう歩いたのか、
石和温泉に寄って帰ったとも。
いわゆる精進落としらしく、足どりは軽かったものでしょう。
しかしそれにしてもかなりの健脚だ・・・
19 Feb 2012
本日は徒歩で横浜市鶴見区の丘陵地帯を上り下り。

久しぶりに獅子ヶ谷の横溝屋敷に行ってみたら、
あちこちの家から借り受けた(?)ひな祭りの雛壇で、
母屋の座敷が大盛況に。緋毛氈が目に鮮やか。





明治時代の雛壇もあって古風ながら品あり。
昭和の福々しい顔に比べると少々貧相に見えるのは時代のせいか・・・

屋敷の裏山に登り、尾根やら谷戸やらをたどって菊名まで。
歩程約2時間。バスを乗り継いで自宅近くまで戻りました。
多少は脚の筋肉の運動になったかな。
22 Feb 2012
なんとなく過ぎていく今年の冬。春は目前・・・
その前に、3月11日が来るけれど。

すでに一年近く経つのに、
つい最近のことのよう。

いろいろと、まだ終わっていないから。
23 Feb 2012
昨日、「春は目前・・・」とか書いていたら、
本日夜半、冬眠から醒めたカエルの声が聞こえてきて。
風呂に浸かりながら聞く声は、懐かしい響き。

車道に出るなよ・・・
26 Feb 2012
山が遠い昨今。今日も午近くまで自宅でなんやかや。
それでもさすがに運動したく、出かけてみたのは大船駅。
繁華街を抜けて取り付く低い尾根筋は、鎌倉と横浜の市境界。
一時間強かけて、鎌倉アルプス天園近くのゴルフ場まで。

谷戸に広がる農地をいくつも見られたのは収穫。
かつてよく通った六国見山直下のは、
かなり前に住宅地になってしまっていて、
もう鎌倉周辺にはないのでは、と思っていたので。

ゴルフ場脇は横浜市の荒木沢市民の森というところ。
ここから根岸線の本郷台駅に出て帰ったものの、
駅に着くまで一苦労。
バス停すら見あたらない住宅地のなか、延々歩くこと小半時。
町の地図なしで行ったから・・・

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