2008年
8月
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ここまでのCover Photo：乳頭山より秋田駒ヶ岳を望む
2 Aug 2008
朝起きて台所に入ったら、
窓の網戸に蝉がとまっていた。
そんなところにいても、
樹液は吸えないのに。
4 Aug 2008
今は昔。尾崎喜八が高村光太郎と猿ヶ京近くに山歩きに出かけた際、
尾崎の妻に言われて高村のためにザックにビールを忍ばせていったとか。
しかし時は缶ビールのない時代。
ビール瓶６本の重みに耐えかねた尾崎は行路途中で音を上げ、
事情を初めて知った高村は感謝の言葉を重ねながら、
そのうち４本を自分のザックに詰め替えたとか。
二人が山上で飲んだビールはさぞ美味かったものだろうと思う。
法師温泉がただの田舎宿だった時代。
来月から電気料金が上がるとか。
引きずられてまたいろいろ上がるのでは。
5 Aug 2008
仕事は休み。
上野の国立西洋美術館でカミーユ・コローの絵を鑑賞。
斜光線を浴びて輝く雲、澄んだ空、
小さく描かれた人間を覆い尽くすかのような森の木々など、
コローの風景画は日本人に親しみやすいものが多いのではと改めて。
くすんだ色遣い、光を感じさせない密集した葉群に時代を感じさせるものの、
かえって懐かしい気分にもなり。
後年に現れる、画面を斜めに切る木の幹はまさに不協和音。
危うさを感じさせながら、だからこそ貴重である何ものかを示すかのよう。
世界中から集められたコローの絵をまとまって観られるのは、
この先まずないものと思える。
土砂降りにも遭う上野に出かけたのは正解だったと。
10 Aug 2008
先週は下界の暑さを避け、連れとともに信州の高原に数泊。
山の夜は涼しく、朝は宿の近くを散歩し、昼前からは山歩き。
水と空気が美味。
芝居『トムは真夜中の庭で』をこの日曜日に。
原作は文句なくよい話が、大きすぎる舞台にやや薄まった気が。
庭を表す大道具はよかったものの。
11 Aug 2008
高尾山の近くに入浴施設があるとは知らなんだ。
しかしちょっと高めかなと。
銭湯はないのかしらと思って調べてみると、
八王子駅と西八王子駅間に『松の湯』というのがあるとか。
高尾山に限らず、
どうにも汗を流さねばこれ以上都心に近づけない、
という場合に助けになろうかと。
17 Aug 2008
某山岳雑誌を読んでいたら、
山での食料は炭水化物の話題に尽きるようなことが書いてあった。
炭水化物はなんであろうと速効のエネルギーになると思っていたのだが、
それは糖分であって、澱粉はゆっくり効いてくるとか。
疲れたときは甘いものがよいというのはそういうことかと納得。
加えて、タンパク質の補給も必要とあり、その理由が、
損傷した筋肉の補修に使われると。
山で連泊すると無性に牛乳がのみたくなるのはそのため？
（これはただたんに嗜好の問題かも）
19 Aug 2008
白馬大雪渓で土砂崩れとか。巻き込まれた人がいる模様。
前にもあったなと思えば、３年前。
実は危険なルート。
富士登山に向かう人が例年になく多いとか。
山頂直下は長蛇の列らしい。
ご来光に間に合わない人が多数かと。
24 Aug 2008
涼しげな関東地方。
秋かと思う今日この頃。
名古屋グランパス、ついにカシマスタジアム連敗の記録に終止符。
負けも負けたり22連敗。
その呪縛を解いたのは、さすがピクシー。
そして選手たち。
（22試合はPSM１試合含むもの。公式戦では21試合）
25 Aug 2008
22日に噴火した霧島連山の新燃岳、
活動がやや沈静化してきたものの白煙は高く上がっているとか。
この時点での新燃岳の噴火警戒レベルは、
浅間山と同じレベル２（火口周辺規制）。
現在、国内にレベル２以上の火山は６つ。
唯一のレベル３（入山規制）が桜島、
残るレベル２が三宅島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島。
もっとも、現時点で噴火警戒レベルの対象となっている火山は19しかなく、
108ある活火山の２割にも満たない。
十勝岳さえ未対象。
ちなみに、噴火の有名どころでは、
阿蘇山、有珠山、伊豆大島、草津白根山がレベル１（平常）。
なお、富士山もレベル１。
いまのところ。
28 Aug 2008
今年の8月も終了間近。
最近の関東は天気が不安定。
仕事も多忙で疲労度十分でもあるため、
土日は山の予定なし。
なので連れと映画とか食事とか。
29 Aug 2008
以下備忘録。
「プロ」であるとは、「自分の責任を回避しない」ということ。
「プロ」=「職業」と考えているのがたまたま職場の身近にいると、
いい迷惑。
30 Aug 2008
雨ばっかり。
かつて川崎にいたトゥットが日本に復帰。
湘南ベルマーレに所属。
さっそく出場した試合で早々に初得点。
おそるべしトゥット。
たしか川崎での(=日本での）初得点シーンを間近に見た記憶が。
まだ川崎がJFLにいたころ。
湘南の試合も見に行こうかな。
31 Aug 2008
富士山には一度は登れとよく言われるものの、
汚物処理や大量のゴミ、登山者のマナーについて聞かされるにつけ、
少なくとも夏は行く気が起こらない。
ビーチサンダルに短パンという軽装。
ドラえもんの着ぐるみを着た登山者も。
6合目の富士山安全指導センター、
「危険だと注意をしたが、聞き入れてくれなかった」。
イタイ目を見ないとわからないんでしょう。
いやわからないか。
いざというときは平気で甘えてまわりの迷惑になるだけで、
何も学ばないんでしょう。
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