Preface/Monologue2002年 8月


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5 Aug 2002
二泊三日で宮城・岩手・秋田三県にまたがる栗駒山へ。

八月にはいると天候も不安定になるのか、天候はめまぐるしく変わる。
昼だけ晴れて朝夕は雨模様とか。
または、早朝は好天だったのに昼前から雷が鳴るとか。

そのせいもあってか、日曜の御沢(表)コースはかなり静かでした。
6 Aug 2002
栗駒山に行った際、あちこちをアブに刺されて痛い。
首の脇とか、額のどまんなかとか。

しかし露天風呂にまで飛んできて脚や腕ばかりでなく、尻まで刺していくとは。
10 Aug 2002
勤務先が変わって神保町を通るようになり、早く帰れる日は古書店街に寄れることに。

しかしだいたいの店の閉まるのが平日でも夜七時前だというのは早い。
店主がみな年配の人たちばかりだからだろうか。
11 Aug 2002
池袋の「新文芸座」で映画『人間の條件』第一部・第二部を見た。

かなり前に見た気になっていたが間違いで、テレビで放映されたのを虫食いで眺めていただけだった。

清濁併せ呑めない主人公の融通の利かなさもどうかと思えるが、
権力権威を笠に着る連中は、いつの時代だろうと---とくに戦時下は---気持ちの悪い存在なのだった。
12 Aug 2002
昨日の第一部・第二部に続いて、本日は第三部・第四部の『人間の條件』。
脱兎のごとく定時退社して混雑の地下鉄を池袋まで。

今回は満州でのソ連軍との戦闘の場があったが、主人公の梶と数名を除いて中隊のほとんどが死んでしまう。火力に圧倒的な差があるのだから当然のこと。

彼我の優劣を知りつつ戦陣を構えるのは勇敢にあらず、無謀であるのみ。
いつかは死ぬと言ったって、無駄死にすることはあるまい。
14 Aug 2002
本日は、『人間の條件』第五部・第六部(完結編)を観ました。

どういう終わり方をするかは知っていたのですが....一緒に観た連れともども、やはり不満が残るエンディングと思えます。わたしにとっては、主人公の梶の扱い以上に、ソ満国境から一緒に逃げてきた若い寺田二等兵の最期が納得いきません。

彼は国のために命を捨てることを至上の行為として疑わなかったのですが、梶と困難をともにする中で生きる意欲に目覚めていったのでした。が、ソ連の捕虜収容所に収監された後、そこで監督官補佐をしていた日本人に逆恨みから殺されてしまいます。

しかし死ぬにしても、物語上最後に残った未来ある若者が、どうして排泄物まみれにされて息絶えなければならなかったのか。ソ連兵にうまくとりいった日本兵捕虜とそれを見抜けなかった(または黙認した)ソ連軍の愚劣さを際だたせるためにしても、そこまでする必要があったのか、原作者に問い詰めたい気分なのでした。

いろいろ不満はありますが、戦争映画としては「英雄」ではない等身大の登場人物たちを揃えて迫力あり。『プライベート・ライアン』の最初の30分でさえ『條件』全編には太刀打ちできないでしょう。

しかしやはり不満だ....梶の最期に納得いかない連れと一緒に、かなり寡黙になって家路をたどったのでした。
17 Aug 2002
週の中頃まで「この土日は山へ」と思っていたところ、週末になって台風13号の影響が顕著に。

土曜くらい保つだろうと思って早朝に起きてみれば一面の重たい雲。
降水確率は午後が40%。

これはだめだと寝てしまったところ、一日天気は保ったような....
やはり日帰りくらいででも行けばよかったか....
18 Aug 2002
この土日は盆休みのUターンラッシュで、上り新幹線の乗車率は軒並み100%を超えていたとか。

遠い山に行く計画を立てるときは注意しなければ。
20 Aug 2002
帆布製のザックといえばキスリングをまず思いつくが、最近では洒落た小型ザックがいくつか出回っているらしい。

風合いが秋の山に似合いそうだ。
23 Aug 2002
秋風が立ち始め、空の雲にも高いものが見られるようになってきました。夜も涼しい。

ここ関東でも夏は着実に終わりに向かっています。
25 Aug 2002
丹沢の小屋荒らしが捕まったという。新宿あたりのホームレスで、金に困ると山に登りに行ったとか。

二度と山に来るな。
27 Aug 2002
じつは今まで北アルプスと呼ばれる山域に足を踏み入れたことがないのでした。理由はいろいろ。

しかしそろそろ潮時かと、まずは立山・剱・大日連峰という計画で(自分にとっての)未開の地を開拓しにいくことに。

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