Preface/Monologue2001年4月 


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1 Apr 2001
山に行く予定(単独行)が寝坊して果たせず、買い物がてらに桜を期待して午後から鎌倉へ行ったものの、人が多いこと多いこと、日ごろは静かな源氏山公園ではカラオケまで持ち込んでいるグループもいた。
天気はよいが肌寒い一日だった。
5 Apr 2001
不景気が継続している。今年は山行代を安く上げるために一泊以上の山行は「近場でテント」を基本にしようと思う。

しかし政府与党は何をしているのか。将来の不安に消費は伸びず、これだけの低金利なのに所得はほとんど貯金に向かってしまう。しかも金利が低いおかげで個人から銀行への目に見えない所得移転が進み(本来われわれがもらえるはずの金利相当額がみな銀行のものになってしまっている)、実質的に大多数の個人資産は目減りする一方である。

ようやく緊急経済対策を出してくるようだが、その中では不良債権買取機構に「政府保証」の形で税金投入の余地を含ませようとしているらしい。またまた国民へのツケ回しで、「今さら何を言っているんだ」である。

税金投入を主張しているのは(おそらく選挙目当ての)与党と(古い?)経済に強いらしい宮沢財務省大臣である。今は銀行が機能していない、だから公的資金ででも「助太刀」しなければならないそうだ。それは要するに、まだ銀行には資金が足りないと言っているわけだ!かつてあれだけの金額を投入したというのに。いっそ銀行をみな国営にしたらどうだ?

「これ以上の失業者を出させないため」とか格好よいことを言っている人もいるみたいだが、それならもひとつ格好をつけて「この事態を招いた責任者には全て責任を取ってもらう」となぜ言えないのだろうか。容易に底が透けて見える。

銀行の不良債権処理が急を要するのはわかるが、だからといってこの事態を引き起こした連中をのさばらしておくのは筋違いだというものだろう。「経営に失敗しても責任を取らなくていい」と次の世代に教えているようなものだ。さすがに政府自身はこの債権買取機構に出資する案に反対しているようだが、どうなることやら。もひとつ言えば、「不良債権買取機構」と言わずに「銀行保有株式取得機構(案)」と呼ぶところに、言葉上のまやかしを感じる。いずれにせよ、もう少し本質的な、真の原因を突き詰めるような経済対策を考えていただきたいものだ、ったく。
6 Apr 2001
帰宅しようと東京駅に行くと、通勤に使う路線が車両故障で動いていない。「最近こういうのが多いな....」と思いつつホームで待つよりはどこか別な場所で復旧を待とうと構内を歩いていくと、大きな本屋の脇でジャズの生演奏をしている。"HARU"という「大人の」グループで、以前に新聞で名前を見た覚えがあった。日ごろは縁がないジャズだが生で見聞きするのは好きなので30分ばかりを立ち見で過ごした。抑制された熱気の演奏で、もちろん巧い。大勢が足を止め、曲ごとに拍手が湧く。

電車が止まっていたおかげで得をした気になった。LIVEが終わってホームに行ってみると、運転は再開していた。
9 Apr 2001
日曜に仕事をしたので本日は代休とし、せっかくなので山にでもと道志の御正体山に出かけた。

ここは二度目になるので、前回の三輪神社からではなく道坂峠からのコースをとる。けっこうヤブっぽいコースで、展望も終始梢越しなのだが、徐々に大きくなっていく御正体本峰の姿は来た甲斐があるというものだった。

山頂近くになると少々雪があるが、裾汚れを気にしなければスパッツは不要、軽アイゼンはあれば安心、なくてもなんとか、といったものだ。さすがに月曜日、山中誰にも会わない山歩きだった。
12 Apr 2001
遅ればせながら見た目に欲が出てきて、「回想」「宿題」の全記事のタイトルをテキストからgifデータのロゴに変えました。
また、初期に「関連リンク」として各ページに張っていたリンクを解除しました。
15 Apr 2001
本日は久々に『情報処理技術者試験』なるものを受けてきました。
が。
合格する気がしない........
受けた試験は午前、午後1、午後2と三部構成なのですが、午前はいいんですけど午後1がねぇ......

来週日曜は連れの劇団の芝居を見に行く予定なので、土曜日に晴れたら山に行って気分転換をしてこようと思います(本日は殊勝モード)。
19 Apr 2001
ご覧の通り、レイアウトを変更してみました。かなりコンパクトになった気がしますが、背景の模様とカバー写真が同じなので、以前の雰囲気もかなり残っていることでしょう。
 
今週末の関東近辺は天気がよくないようで、山行を予定していた身としては残念。でもこの季節は天気がよく変わるので、日帰りで行ける準備だけはしておこうかな、と。
22 Apr 2001
土曜日、いきなり前日より気温が10度も下がった。しかも昼前から雨が降り出す。少し前には夏日まであったというのに。ホットカーペットに電気ストーブまで持ち出して暖を取る。

日曜日、週間天気予報と違って好天に。しかし本日は観劇の予定があり、山はお預け。日中は長袖シャツ一枚で歩いていたものの、夕方には風が出て冷えてきた。暖かいデパートから出た人々が「さむいー」とか悲鳴を上げているのを聞きながら、自分も畳んでいた山用コンパクトヤッケを広げて着込む。

GWの山は短パンで歩いたこともあれば、フリースがなくて寒さのあまり引き返したこともある。一昨日は薄着で山に行こうとしていたのだが、きっと寒くて仕方なかっただろう。この季節、低山でも予想外の寒さ対策を怠ってはいけないようだ。しかしとにかく山に行かないことにはこういう心構えも意味をなさない。連休こそかならず.....

追記。
本日昼前、南の空に横一直線の虹が見えた。「水平環」という珍しい現象らしい。ご近所のひとが「虹が見える....水平の虹!」と言っているのを小耳に挟んだので見ることができたのだった。
30 Apr 2001
この土日は長野の小海線沿線にある天狗山・男山を訪れた。(月曜は雨になることがわかっていたので、一泊二日の山を考えていたらここが候補にあがったのだった)

(やればできるのだが)日帰りするには遠いので、テントを担いでいって稜線伝いの隣の山で一泊した。人気の山の近くでも少し離れると静かなものである。

夜にはフクロウの鳴き声を聞いた。以前はいつ耳にしたのか覚えていないくらい久しぶりだった。ひょっとしたらテレビのスピーカーとかから以外では初めての経験だったかもしれない。

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