ミルト・ジャクソン(Milt Jackson)
2026年になって、音楽のコーナーにいろいろ書き加えています。
しかし、ふと気がつくと、ミルト・ジャクソンのページがない。MJQのページもない。
頭の中ではいろいろ書いていたので、実際には何も書いてないと知って、愕然としました。これから書きます。
ミルト・ジャクソンの作品から5枚、あるいは10枚を選ぶなら何か?
3枚は決まっています。
「Milt Jackson Quartet」(1955 Prestige)
「Second Nature」(1956 Savoy/Arista)
「Milt Jackson+Count Basie+Big Band」(1978 Pablo)
一枚目は、初期の傑作。ピアノのホレス・シルバー以外はMJQ。スローなバラードが最高。
二枚目は、Savoyでのラッキー・トンプソンとのセッション。オリジナル盤は
「The Jazz Skyline」「Jackson's Ville」「Meet Milt Jackson」「Moll 'em Bags」の四枚に分かれていますが、
70年代後半にAristaがSavoyを買収した後、Bob Porterの名編集でトンプソンとのセッションだけが二枚組でまとめて出ました。そのときのタイトルがこれ。
LP時代にはそれで聴き、CD時代には自分で編集してCD-Rに焼いて聴いていました。
(その後、Fresh Soundから出た「Quintet & Sextet」がほぼ同じ内容。)
ゆったりリラックスした好演。
三枚目は、今さら説明する必要のない名盤だと私は思っています。78年の録音で音もいいし、素晴らしいの一言。中古屋で見つけたら是非買うべき一枚(2CD)です。
粟村さんは、『Swing Journal 』1967年7月号の「ミルト・ジャクソンの芸術」のレヴューでこう書いています。
「MJQを離れたとたんにミルト・ジャクソンはファンキーになる――というのがかつての定説であったがでは野人に帰ったミルトにどんな傑作があるのかとなると、これがまた5指にも満たぬ少なさなのである。
「Plenty Plenty Soul」「Opus de Jazz」と数えてきたら、もう後が心細くなる。そのなかでこの「ミルトジャクソンの芸術――Bag's
Opus」あたりは、ミルトの作品としてかなり評価されてよい成功作であると思う。(中略)
このアルバムからバイタリティに溢れたジャズを期待してもらっては困るが、趣味の良い通人向きの佳作として四ツ星は決して甘くないと思う。」
という訳で、4枚目と5枚目に
「Opus de Jazz」(1955 Savoy)
「Plenty Plenty Soul」(1957 Atlantic)
加えるのは、常識でしょうか。別に異論はありません。
ちなみに『ジャズ・レコード・ブック』では
やはり、この辺りがイチオシで、
二枚目に関しては、
「ラッキー・トンプソンと共演したサヴォイの諸作のなかにもいいものがあるが」
という歯切れの悪い言い方に留まっています。
後は、考え中です。
「At The Kosei Nenkin」(1976 Pablo)
(これ、いいんだけど、シダー・ウォルトンのエレピが…)
とか、1982年にロンドンのロニー・スコットでライブ録音されたCDが四枚出ていますので、そのどれかとか…。
(続く)