9.23(2日目)
チェックアウト時、今度はYuのカードが機械にはねられる。
またまたカード1枚減。はあ・・・
アウトストラーダを100キロ、一般道を100キロ、赤く乾いた大地を南下してアグリジェント(Agrigento)へ。
お天気はいいし渋滞もなく、ドライブは快適そのもの。
考古学博物館を見学してから、近くのバールでお昼にする。
おじさん達で混み合っていたけれど、どんどんカウンターへ通してくれた。
地元のサッカーチームで優勝したトロフィーがご自慢のオヤジさんも感じがいいし、
何よりアランチーノ(ライスコロッケ)やパニーノが安くておいしかった。
「おいしい」って言うまでおじさん達が心配そうに見てるから、恥ずかしかったけど・・・
ここは大当り!
新市街に出ると、ちょうど学校帰りのバイクがうじゃうじゃ。
ノーヘルで2人乗り、3人乗りは当たり前って感じ。バイクじゃない子達は道に出てヒッチハイク。
とても走りづらかったので、さっさとホテル・Villa Athenaにチェックイン。
神殿が見える部屋をリクエストしていたけれど、空いてないんじゃ仕方ない。
2日後なら空くって言われてもねえ。
プールサイドから神殿を眺めてのーんびり。
暑くなったらプールでひと泳ぎ。
が、このプールがくせ者だった。
たいして大きくもないのに足が着かないほど深くなっている。
それも中程から急に深くなっているので、足が着くと思いこんでいたMiは
溺れそうになって本気で焦りまくり。
静かなプールでひとり、バチャバチャしてしまった。反省。
夕方、涼しくなる頃に散歩がてらコンコルディア神殿へ。
大きな神殿、ビルが建ち並ぶ新市街、森の中に佇むホテル。
まったく雰囲気の違う物が同じ空間にあるなんて、なんだか不思議。
ジュピター神殿のチケット売り場のおばさんに
片言のイタリア語をまるで子供に言うように大げさにほめられて照れる。
もしかして、また子供だと思われてる?
汗でお化粧は落ちてるし、色気もないので子供に見えるかもしれせんが
実はいい年なんですと心の中でつぶやくMiであった。
夕食はチエックイン時に予約しておいたホテルのレストラン。
ライトアップされた神殿を眺めながらオープンテラスで食事ができる。
雰囲気はばっちりだし味もなかなか。
イタリアに来ると毎回思うことだけど、もっと大食いで大酒のみだったらよかったのにな。ペンネは半量にしてもらったけれど、それでも食べきれない情けなさ。
まあ、デザートはしっかり食べてるわけですが。
お勧めのちっちゃなイチゴがたくさんのったケーキはリキュールが効いていて大人の味。
おなかいっぱいでも、ぺろりと食べられちゃう。
ここではかわいい猫が3匹登場。
まんまるい目をくりくりさせて、テーブルの下からじっと【ちょうだい光線】を送ってくる。けっして、ちょうだいニャ〜なんて鳴かない。
猫好きの私たちとしては無視できるはずもなく、こっそりカジキやエビをあげた。
お店の人に見つかったら、猫が追い払われちゃうからそーっとね。