5月20日(火) 晴れ一時ヒョウ

今日はGooが日本へ帰るので、いつもより早起きです。
たっぷりゆとりをもって、8時にはホテルをチェックアウト。
「多少の渋滞はあったとしても、9時30分頃には着く予定」とYu。
成田への飛行機は12:35発予定だから、余裕だね。

順調すぎるくらい順調なドライブで「帰りたくないよ〜」と言うGooを
「また来ればいいじゃん」と軽くかわしていましたが、ローマの環状道路(G.R.A.)に入った途端、全く動かず。
首都高も真っ青になる大渋滞。
合流地点で渋滞するのは仕方ないけれど、それにしても合流が多すぎ。
20分経ってもほとんど進んでいないってのに、合流また合流。

青い部分が渋滞の激しかった区間

Yu「空港までこの渋滞が続いたら、飛行機には間に合わないな」
Mi「ってことは、ずうっとGooといっしょ?この先は新婚旅行なのに?」
Yu&Mi「ひぇ〜」
Gooはそんな会話をしていることなんかに気がつきもせず、平然とお水を飲んでいましたわ。
少しでも車が流れると、どうか、どんどん進みますように!といろんな神様にお願いしていたMi。もう胃酸出まくり。

ちょっと進んでは止まり・・・を何度か繰り返し、空港に着いたのは10時過ぎ。
時間を見ると、全然焦る必要なんかなかったけれど、はじめて通る道だけに、とっても長く感じられました。

出発ロビーに近い短時間パーキングが空いてなかったので、とりあえず、GooとMiだけが降りてチェックインの手続き。
Yuは駐車場に車を入れてからGooのお見送り。

Gooちゃんサヨナラ〜。一人で大丈夫かな?

この駐車場が曲者で、料金所はあちらって出口と同じ方向に矢印が出ていたら、出口で支払えばいいんだと思うでしょ?
ところが、そうじゃない。
あらかじめ、わざわざ車から降りて、出口脇のビルの中にある事務所に行って支払っておかないと、出られないのです。
そうじゃなかったら、各階の片隅にある精算機で支払うか。
電車の切符もまともに買えない国の機械なんて信用できない気もするけど。

かなりの車が出口まで行って、バックしていたってことは、表示の仕方が悪いんだよね。
料金所では「あなたも出られなかったのね〜、まいっちゃうよね」って、知らない人なのにお互い妙に親しみを感じたりして。

Gooを無事に空港へ送り届け、一仕事終えた気分。
再びA1を北上します。
オルヴィエートを過ぎ、モンテプルチャーノ(Montepulciano)へ。
とても景色のいい高原の道をグルグルと走ります。

フィレンツェの避暑地と言われるだけあって、澄んだ空気がひんやり感じられました。
小一時間でまわれてしまう小さな町。
これといった見どころはないけれど、中世の町並みにオリーブオイルの専門店、近郊農園の食材を売るお店等が並んで落ち着いた中にもおしゃれな雰囲気が漂います。
試飲ができるワイナリーもあるし、バールではいろいろな銘柄のワインをグラスで気軽に楽しめるのです。
ワイン好きにはワインがあればそれだけで満足なのでしょうね。

修復中のドゥオモ

部屋に戻った途端、どしゃ降りの雨。
ゴロゴロ雷は鳴るし、一瞬、停電も。
バチバチやけにうるさい雨だと思って窓を開けたら、ヒョウと言うのかアラレと言うのか、5ミリくらいの白い粒が降っていました。
Miはモンテプルチャーノでアラレ初体験。
外にいてあんな物が頭にあたったら、かなり痛そうだなぁ。
ちなみにYuはお昼寝中でアラレには気づかず。

雨に濡れた石畳は滑りやすいので要注意。坂道ばかりでホント疲れます。

夕食に出かけると、空気はいっそう冷たくなっていて、長袖のカーディガンを着ていても寒い。
歩いている人はほとんどなく、たまにすれ違うのは私達と同じように夕食の場所を探しているような感じの観光客だけ。なんだか寂しい。

Enoteca Borgo Buio
トマトグラタン、ネギのピーチ、ローストポーク、うさぎの煮込み、リコッタチーズのムース、赤ワイン、水、カフェ     60ユーロ

トスカーナ地方名産の手作りパスタ『ピーチ』ネギは、シンプルな塩味のパスタに刻んだネギがのっているだけ。
おそばにネギ、納豆にネギと同じような感覚の味にここで会えるとは思わなかったです。
メニューの当店オススメ料理だったので、他にも食べているお客さんがいたけれど、どう思ったんだろう〜?

     

Albergo Duomo ★★★

http://www.montepulcianohotels.it/duomo/
100ユーロ

ドゥオモのすぐそばにある、小さな小さなホテル・・・と言うよりペンシオーネと言った方が雰囲気にピッタリくる感じ。
帰って来るのが11時以降になる人は、外出時に鍵を持って行くように貼り紙がありました。キーホルダーには部屋と玄関、2本の鍵が。
部屋はいたってシンプルで、きれい好きな女主人の掃除が行き届いています。
朝食も簡素ですが、中庭で食べると気持ちよさそう。
シャワーのみ。チェックアウトは10時と早いです。

モンテプルチャーノに滞在する人は、ホテル発行の「駐車許可証」と共に、いくつかある駐車場の中の指定された場所に車を停めるようになっています。
今回はホテルから歩いて2、3分の城塞の中。
一通ばかりなので、近い割にたどり着くまで少し迷ってしまいました。
(たぶんMiが地図を見る気がないからです。地図さえ読めれば問題ないはず)