5月18日(日)  雨のち晴れ

朝起きると外はどしゃ降り。
中庭の緑が雨に濡れてとてもきれいです。
今日は移動日だから、雨でもヨシとするか。昨日のうちに遺跡を見ておいてよかったね。

アッシジまでは約400キロのドライブ。
アウトストラーダをガンガン北上して距離を稼ぎます。
途中、雨が強くなったりもしましたが、小一時間も走る頃には雲の隙間に青空が見えてきて、お天気はどんどんよくなりました。

OrteでA1を降ります。
1カ所だけしか開いてない料金所には何台か車が並んでいました。
お金の準備をしながら自分たちの番になってみると、あらま、料金所に人がいない。
なんで?
ちょうどお昼の休憩だった?(それなら、かわりの人が来るはずだ)
さっきマリア様の像を担いだ行列があったから、今日は何かの祭日で特別にタダ?
日曜日は無料になったとか?

結局、理由は今もわからないまま。
何にしても無料は嬉しいです。

通常は料金と共に回収されてしまう通行券も手元に残りました。

ここからは一般道(とは言っても片側2車線、みなさんいいスピードで走っているので高速と変わりません。サービスエリアはないけど)を走ります。
3号線で行くつもりだったのですが、気がついたら、平行している3号線bisを走っているではあ〜りませんか。
ギクリ!また、やっちゃったかと冷や汗タラリのMi。
たぶん、さっきの標識を左だったんだ、しまったぁ。でも地図を見ると、多少遠回りにはなるものの、bisでもアッシジには行けるじゃないの。
よかったよ。もちろんYuには黙っていたよ。

左側が3号線bis。右回りでも左回りでもアッシジには行けるのです。

ポンペイを出てから、3時間程でアッシジ(Assisi)に到着。

サンフランチェスコ聖堂の、97年の地震で被害を受けたジョットのフレスコ画は、ほとんど修復が済んでいるようです。
以前はロザリオや絵はがきを売っているおみやげコーナーがあったのですが、なくなってしまったみたいで、みつかりませんでした。

        

サンフランチェスコ聖堂                          サンタキアラ教会

一方、サンタキアラ教会のフレスコ画は、はがれ落ちたまま。
むき出しの壁を見ていると、なんだか悲しくなってきます。
一日も早く、元通りになりますように。

アッシジの町は、日曜日でもお店が開いているので、のぞいているだけでも楽しいものです。昔ながらのおみやげやさんの他に、おしゃれな食材店、猫や犬のプリントTシャツ店など、新しいお店も増えていました。
微妙に坂になっているので、気がつかないうちにたくさん歩いていると、後で太股や膝にきて大変なんですけどね。

おみやげやさんが並ぶ小道も夜は静か。

夕食に出かけたのは日没後。
路地の奥にある小さなお店。
初めて食べたカッペレッティは詰め物をしたパスタ(指輪型のアニェッロッティに似てる)で、クリームソースが掛かってめちゃウマ。ストラッツァはイタリア版手打ちうどんと言った感じ。
さっくりしたメレンゲにホイップクリームをはさんだデザートが、これまた、すんごく美味。
何から何までおいしかったです。
量は少な目で、いろいろ食べられるところも好き。

Trattoria da Erminio
きのこのブルスケッタ、カッペレッティ・ノルチア風、トリュフのストラッツァ、子牛のポルチーニソース、肉の串焼き、サルシーチャ、ほうれん草、パンナコッタ・ミックスベリー、メレンゲサンド、赤ワイン、水   65ユーロ

食後はにぎわうコムーネ広場のカフェへ。
エスプレッソ1、3ユーロは嬉しい値段。
隣のテーブルでは、大勢のおばあちゃんが合唱を楽しんでいます。
サークルなのかなあ。
男性が少ないからとYuにお誘いがかかりましたが、辞退。
理由は恥ずかしかったからじゃなくて、若い娘さんがいなかったから。・・・・・。

11時の鐘を聞いてホテルへ戻りました。

     

Hotel Giotto★★★★
http://hotelgiottoassisi.it/e/hotel.html
162ユーロ

ホテルの作り、部屋の家具などはかなり古ぼけています。
が、何より広いテラスがとっても気に入っているので、他のことには目をつぶります。
広々とした景色を眺めて過ごす時間は、忘れられない思い出になるはず。広いテラスがある部屋は5室だけです。

今回はたくさんのツバメが飛ぶのを眺めて、ゆったりとした時間を過ごしました。ツバメは飛ぶこと自体を楽しんでいるように、すごい勢いで旋回したり急降下したり。ぶつかられそうで見ている人間の方が冷や冷や。
Gooはテラスのテーブルで日記を書いていました。
夕焼けがとてもキレイ。

バスルームには外光が入り、気持ちがいいので、明るい時間の入浴がオススメ。夜は薄暗くてちょっと恐い・・・かな。
バスタブは深くてゆったり〜。

城壁内にありながら、駐車場がホテルの敷地内にあるのも、レンタカー派には貴重なポイント。