5月17日(土) 晴れ

ゆっくり過ごしたアマルフィを出発し、サレルノ(Salerno)からアウトストラーダA1でポンペイ(Pompei)へ向かいます。
途中でいれたガソリンは1リッター=1.08ユーロ。(1ユーロ約140円)
もともとイタリアではガソリンが割高でしたが、ユーロ高のせいでいっそう高く感じました。

ホテルでひと休みして、遺跡見学。
両国でポンペイ展を見てから、ずっと来たがっていたGooは元気満々。
持病の腰痛が出たYuはあまり元気がないみたいなので、MiとGooのふたりで大丈夫だからと言ったのですが、広い遺跡に方向音痴女とオマヌケ女ではさすがに心配だったらしく、3人で出かけることになりました。

入場料は大人10ユーロ

入り口すぐのローマ劇場は修復工事中で見学できず、そこからやたらと遠まわりするように作られた順路で遺跡の中へ。
ふと目に付いたのが、天使の壁画と共に香水職人の家はこちら→の看板でした。
天使の壁画を見ようと、その矢印をたどり、しばらく歩くと、ようやく香水職人の家に到着です。

天使の壁画はどこ?
奥に行くと、待ってましたとばかりに香水を売るおみやげやがあったのよ〜。
ポプリ用のハーブとか、アロマオイルをちゃっかり売ってるの。
当時のままの手法で作られたとか書いてあったけど、どうだかね〜。

買う気なんてないけれど、わざわざここまで歩いて来たことが悔しいので
一応見ているフリをする観光客(含MiとGoo)

で、お目当ての天使の壁画なんて、どこにもないんだよ。
壁画らしき物があるにはあるけど、何の絵かわからないくらいボロボロ。
あの看板はおみやげ屋に誘い込むためだったのか。
やられた〜。
一気に疲れちゃった。

もう変な看板なんかに惑わされないぞ!
見たい場所をYuに言って、地図を見ているYuの「次の角を左」等の指示どおりに見どころをこなしていきました。
Gooが楽しみにしていたヴェッティの家が、修復中で見られなかったのは残念だったけど仕方ないよね。

ここで、いきなりGooのトイレに行きたい宣言。
「この中にトイレはないよ。前に来た時、トイレなんか見なかったもん」とMi。
これは意地悪じゃないよ。地図を見てもトイレの表示なんてないし。
放っておいたらずっと「トイレに行きたい」と言い続けるGoo。
「大人なんだからさ〜」とMiが切れかけた時、
「あそこにトイレありそうだよ」とYuから救いの一言が。

そこは1階がおみやげ売り場とセルフで軽食がとれるようになっていて、2階がトイレ。
トイレの入り口ではお掃除おばちゃんが、ちゃんと小皿にチップを入れるか見張っているのだった。
けっこう混雑しているってことは、遺跡の中でトイレに行きたくなる人は多いのかも。
空気が乾燥しているから、水をたくさん飲んでも汗にはあまりならないものね。みんな、ここまで我慢してきたのね。スッキリしたら険悪ムードも解消。

           

埃っぽい道を歩くと、黒い靴が真っ白に。            右後ろにうっすら見えるベスビオ山が噴火したんですねぇ。

元気に秘技荘まで歩いて行きました。
なぜか観光バスの運転手さんに手を振られるGoo。
また知り合いの誰かにまちがえられたか?
(グアムでチャモロの知り合いにまちがえられて、現地のおばさんに抱きつかれた事があるんです)

帰り道では「お腹が空いた」と言い出したGoo。
ずっと言われるのはたまらないので、バールでひと休み。
Gooは大きなアランチーノ、Yuはビール、Miは水。
なんてことないバールなのに、店内にはVIETATO FUMARE(禁煙)の表示があちこちに。
イタリアはいつからこんな国になってしまったんだと嘆くYuでありました。

夕食に出かけると、土曜日のメインストリートはものすごい人。
車道にまで人がはみ出して、車も大渋滞。
駐車場の空き待ちもすごい行列です。

ホテルのオススメで行きましたが、呼び込みのおじちゃんもがんばってます。
店内にはやはり禁煙の表示が。
でも、テーブルには灰皿が置いてあるんです。みんな煙草吸ってるし。う〜ん、謎。

モッツァレラが丸ごとゴロンと出てきたのが嬉しかったな。
デリツィア・リモーネは何度か食べましたが、ここのはクリームにレモンの皮の苦みが少しあって、大人っぽい味になっていました。Miはここの味が一番好き。

Trattoria addu' Mimi
前菜盛り合わせ(野菜マリネ、ハム、オリーブ、モッツァレラ)、
スパゲテェ・ボンゴレ、トマトのフェトチーネ、フリットの盛り合わせ、
子牛のレモンソース、ババ、デリツィア・リモーネ、
赤ワイン、水、カフェ     39ユーロ

Hotel Forum ★★★

http://www.hotelforum.it
99ユーロ

遺跡からすぐの便利な場所にあります。
入り口はメインストリートに面していますが、部屋自体は奥まっているので、うるさいことはありません。

駐車場は道を挟んだ向かい側の公共駐車場と契約していて、フロントで駐車券の裏にスタンプを押してもらうと無料になるシステムです。
土曜日の夕方から夜は混み合うので、早めの到着がいいかも。

(ホテル専用ブースは特になかったようです)

私達が泊まったトリプルルームはダブルベッド×1、シングルベッド×2、小さなテラス付き、バスルームはバスタブとシャワーブースが別々で、ゆったりとしていました。
何の期待もしていなかった朝食のブラッドオレンジジュース、フレッシュフルーツたっぷり(イチゴ、スイカ、洋なし、オレンジ等)のマチェドニアがとても美味しかったので、好感度アップ。
お天気なら中庭での朝食もいい感じです。
値段の割に満足度の高いホテル。