6月3日 (金) 晴れ

フロントで呼んでもらったタクシーでレンタカーのオフィスへ。

とってもわかりやすい位置にあったメーター。

マントヴァ(Mantova)までは一般道、ヴェローナ経由ビチェンツァ(Vicenza)はアウトストラーダA22→A4で距離をかせぎ、そこからまた一般道でバッサーノ・デル・グラッパへ。
少しくらい道をまちがえても、もうケンカはしないのだった。
二人とも大人になったものである。
一般道は信号が少ないかわりに、ロータリーの連続でやたらクルクルまわっていた気がする。

ビチェンツァからバッサーノ・デル・グラッパまでの一般道は、山や畑が広がり、景色が一気にのどかになっていく。
途中、マロスティカ(Marostica)の辺りだろうか、サクランボの露店がいくつも出ていた。
よく見ると道の両脇は、ずうっとサクランボ畑。
農家の人が自分の畑の前で売っているようだ。
最初はあまり気にも留めていなかったのが、何軒も目にしているうちに無性に食べなくなって車を停めた。

1箱丸ごと買って、ジャムを作ったらおいしいだろうなあ。

値段は1キロあたり5ユーロ、4ユーロ、3ユーロの3種類。
「小粒だけれど一番甘いわよ」と言われた3ユーロの物を購入。
ハカリに乗せて、「ほら、ちゃんと1キロ以上あるでしょ〜」と確認させてくれたのだが、一瞬、100グラムあたり3ユーロなのかと勘違いしてしまったMi。
最初に自分で値段を確認したのに、つい、日本でサクランボを買う感覚になってしまっていたのだ。バカバカ。

車の中で早速食べてみると、本当にあっっま〜い!
おいしくてバクバク食べてしまった。
食べても食べても、1キロのチェリーはなかなか減らなかったけど

バッサーノ・デル・グラッパの旧市街はとても感じがいい。
小さい町の中に美しい広場やグラッパ焼き、ポルチーニを売るかわいらしいおみやげやさんがバランスよく詰まっている。
ミラノのペックのようなおしゃれなデリカテッセンもあった。
町が小さい割に観光客が多いのは、みんなこの感じの良さに惹かれているのかもしれない。

    

左:コペルト橋は修復中。右:名産のグラッパは種類も豊富。

本日のジェラート

バナナ 1ユーロ

バナナ物は妙な香料が入っていてがっかりすることが多いけれど、
家でよく作るバナナジュースと同じ自然の味。
ちょっと量が少なくて物足りなかったかな。

この町に来た第一の目的は白アスパラガスを食べること。
本来のシーズンは5月なのだが、6月初旬ならまだ大丈夫でしょうと言われてやって来たのだ。
が、お店のメニューをチェックしてみると、白アスパラガスをメニューに載せているところはほとんどない。
かろうじて一軒、魅力的なメニューを見つけて、ホテルへ戻る。
ホテルのマダムに訊ねると、教えてくれたお店がさっきみつけた所だったので、今晩はそこに決定。

Al Sole da Tiziano

バッサーノ・デル・グラッパDOC 白アスパラガスのステッカーが貼ってあります。
メニューの説明も丁寧で、あたたかいサービス。
Miは念願の白アスパラガスずくし、Yuはポルチーニずくしで、どちらも大満足。
やはりこの時期は白アスパラガスを食べに来る人が多い。

白アスパラ前菜(フライ、パイ、キッシュ、チーズ焼き)サラミのポレンタ添え、
白アスパラのビスマルク風、ポルチーニいろいろ(グリル、フライ、ペペロンチーノ風味)メレンゲケーキ・苺添え、プロセッコ、水、グラッパ、カフェ 72ユーロ

   

左:夕暮れのガリバルディ広場。右:深夜までざわめきが聞こえるホテル前の広場

Hotel Al Castello ★★★
http://www.hotelalcastello.it

1階がバール、2階3階が部屋になっています。
部屋は小さいですが、白いベッドカバー、カーテン、
天井に大きな梁があったりして、かわいらしいプチホテル。

旧市街の中にあるので、観光にはとても便利。
ちょうど週末だったこともあり、ホテル前の広場は遅くまで賑わっていました。
バールにいると近所のおばあちゃんがお水を1杯飲みに来たり、ジェラートを食べに来たり、のどかな雰囲気も味わえます。

車はバールの前か横に停められます。エレベーターはありません。