5月31日(火) 晴れ
チンクエテッレ観光をするので珍しく早起き。
1回目出発の9時に間に合うように出かける。船着き場はホテルからは2、3分の距離だ。
定刻に船は出発。
波は思っていたよりも荒く、けっこう揺れた。酔わなかったけど。
陽ざしが強く、あわてて日焼け止めを塗りはじめる人もいた。
まずはポルトヴェーネレの隣、リオマッジョーレ(Rio maggiore)へ。
船から港に移る時も、かなり揺れて恐かった。こんなに揺れてお年寄りは乗り降りできるのだろうか?
リオマッジョーレはかわいい色の家が段々に並んでいる小さな小さな町。
普通の家の玄関前を通る入り組んだ狭い階段をぜいぜいしながら上り、朝のお掃除中のおばちゃんに挨拶しながら中心街へ行く。
メインの通りにはおみやげやさんや、バール、フォカッチャやさんが並んで、楽しい観光地の雰囲気いっぱい。
せっかく来たのだからと、「愛の小道」を歩くことにする。
海沿いの道をゆっくり進む。道そのものは整備されているので、歩きやすい。
柵のすぐ向こうは蒼く透き通る海。
岩場に降りて海水浴を楽しむ人もいる。
海風に吹かれながらの散歩はとても気持ちがいいものだ。
途中のバールで休憩。
ぬるいレモンソーダもきれいな海を見ながら飲めばおいしく感じるのかも。
ハイキング支度をしたグループがいくつも通り過ぎて行った。
ここから程なくマナローラの駅が見え「愛の小道」は終了。
疲れることもなく、歩くことがあまり好きではないYuのような人にも楽しめるコースだった。
マナローラ(Manarola)もカラフルな家が建ち並ぶかわいらしい村。
どことなくひっそりしている。
船は割と時間どおりに運航しているようなので、ちょっと早めに行って待つが、あらわれない。
時折見える船も立ち寄る気配がなく通り過ぎて行く。
おかしい。
案内所まで戻って訊くと、海が荒れているのでマナローラとヴェルナッツァの港は閉鎖だって〜。なんだ〜、早く言ってよ〜。
仕方なく、さっき見た駅まで戻り、電車で移動することに。
ホームは観光客であふれかえっていた。
船がダメでここに来た人もたくさんいるんだろうねぇ。
時刻表を見るがアテにはならないので、とにかく電車が来るまで待つしかない。
通過列車を何本も見送り、やっと来た電車でヴェルナッツァへ。
乗ってしまえば5分もかからずに到着だ。
ヴェルナッツァ(Vernazza)は小さなビーチで陽に焼いている人がいたり、玄関に貸し部屋の看板を出した家があったり、どことなくノスタルジックで昔の映画に出てくるリゾートのよう。
もちろん観光客向けのかわいいお店もたくさんある。
小さな中にいろんなお楽しみをギュッと詰め込んだような、そんな感じ。
また電車でモンテロッソ(Monte Rosso)へ。
一番栄えているらしいので、期待していたのだが、他の村とは雰囲気が全く違っている。
駅前に広がるビーチはきれいだし大きめのホテルもあって、素敵なリゾートだとは思うけれど、チンクエテッレでイメージしていた村ではなかったのだ。
ここには水着を持って泳ぎに来るのが良さそう。
帰りの船はどこの村にも立ち寄らず、ただひたすらポルトヴェーネレを目指すのでありました。乗船時にそういった類のアナウンスも表示もないので念のため。
前菜盛り合わせを頼むと小さなお皿に7皿、様々な料理が出てきます。
少しずついろいろ食べたいMiは大満足。
パスタやセコンドを食べることを考えると、ひとり分を二人で分けてちょうどいい量だと思います。
ポルトヴェーネレでは寄ってくる猫をお店の人が追い払ったりしません。
人間と猫がなかよ〜く暮らしているんです。
前菜(ムール貝の詰め物、かじきマリネ、海老サラダ、鰯の肉詰め、鱸トマト煮、
しらす卵焼き、フリット)スパゲティ・イゼオ風、スカンピグリル、
鱸のオーブン焼き、パンナコッタ、白ワイン、水 90ユーロ