5月29日(日)晴れ

ゆっくり起きて、歩いてブリニョーレ駅へ。
12:20発の電車でセストリレバンテ(Sestri Levante)へ向かう。
・・・・予定だったが、電車が来ない。
「何かあったんですか?」と焦る旅行者に「いつもこんなものよ」と答えている地元の人。
ふぅ〜ん、そうなのか。

30分の遅れはどうってことないでしょとゴトゴト走る鈍行列車。
2階席もあるよん。

30分ほど遅れて電車は来たが、ものすごい混雑だ。
海に泳ぎに行く人達が、ビーチボールや浮き輪を持って次々と乗り込んで来る。
しばらく走ると右手にきらきら光る海が見えて、むし暑い車内も爽やかな気分になってきた。
浜辺にぎっしりパラソルが並ぶ様は、初夏と言うよりも真夏。
ほんの数駅でこんな素敵な海に行けるジェノバの人達は幸せだなあと思う。
各駅停車のはずなのだが、たまに通過する駅があるのはどうしてなんでしょう。

駅名表示はあったり、なかったり(枠はあるのになぜか、はずされている)で、あっても右側だったり左側だったりで、降りる駅が近そうだと、冷や冷やもの。
二人で左右に別れて首をのばし、ここがどこなのか確認しなくてはならないのだ。
FSのホームページで停車駅をプリントアウトしてくれば、少しは楽だったか。

ホテルで部屋に案内されると「小さなお庭付よ〜」って、ちょっと待て。
海が全く見えないじゃあ〜りませんか。
予約したのは海が見える部屋だよ〜。
ここまで来て海が見えない部屋に泊まるつもりはないし、海が見えないなら他のホテルにしてたもの・・・と言うわけで、海の見える部屋を用意してもらうまで、最上階にあるカフェ、ポンテゼウスで待つことに。
ここからの眺めはとてもきれいで、時間の経つのも忘れそう。
ウェディングパーティーが終わったばかりの花嫁も見られたしね。
なんだかんだ言って、ようやく部屋に落ち着いたのは小一時間後であった。

ポンテゼウスからは、セストリレバンテのかわいらしい街並みが。
でも、やっぱり木がちょっと邪魔か。

プールで少しくつろいで、セストリレバンテの町中へ出かける。
アンデルセン祭り最終日で、小さな町のあちこちで大道芸人が芸を披露していた。
何もない小さな町かと思っていたが、小道はそぞろ歩く地元の人やリゾート客で大賑わい。
おみやげ物やさんや、リゾート用ドレスを売るお店等、思っていた以上にお店が多くて楽しかった。

   

左:広場では一輪車や風船のパフォーマンス   右:浜辺ではアンデルセンお話会の横でフォトツアー中の花嫁も。

本日のジェラート

Gelateria Carugio
チョコ+フルッタディボスコ+パンナ+ココアパウダー 1.5ユーロ

なぜかお客は大人の女性ばかり。
チョコレートは濃厚でコクがあるのに後味サッパリ、フルッタはベリーがゴロゴロ入っているしパンナもおいしい。
おじさんも感じがよかったし今回、初ジェラートは大当たり。

Ristorante Olimpo

今にも夕陽が沈みそうな21時少し前。

夕食はホテル内のリストランテ、オリンポで。
ガラス張りの店内から夕陽を眺めながらの食事。
一番のご馳走は景色なのかな〜。
宿泊客だけでなく、外からグループで食事に来る人も多い。

メニューには天ぷらや豆腐を使ったものもあり、純粋なイタリア料理だとばかり思っていたので、新鮮な驚きが。
実際に食べた海老のコンソメは、辛くないトムヤムクン風味。からすみのリングイネはレモングラス等のハーブが効いたエスニック風。これがレモングラス好きのツボにグッとくる味で、できることならもう一度食べたい!

からすみのリングイネ、海老のコンソメ、アスパラと白身魚、王様海老のグリル、白ワイン、水 78ユーロ

Hotel Vis a Vis ★★★★
http://www.hotelvisavis.com

海の見える部屋と言っても、前の家の木が邪魔をしたりして、パーフェクトに眺めのいい部屋は少なそう。
部屋をいくつか見て、テラスが2つあるスイートにしました。
(テラスの1つはFavole湾側、もう1つは山側)
アロマオイル付のジャクジーもあり、くつろげる部屋でしたが、一番眺めがいいのは、最上階のPonteZeusとその下に位置する Ristorante Olimpoだと思います。
部屋はある程度妥協して、こちらでゆっくりするのがいいのかも。

ホテルは高台にあるのですが、セストリレバンテの町までホテル専用エレベーターを使えばあっという間。
特に不便は感じませんでした。

5、6月の週末は結婚式のパーティーが多くレストランが使えないこともあるようなので、予約の際に確認を。