4月21日 (土) 霧→晴れ

目が覚めてみると一面がもや〜んと霧に包まれていました。
対岸から来るフェリーも霧の中。
朝の散歩がてら遺跡を見に行くつもりでしたが、
この霧の中ではせっかくの風景も見えないだろうと、取りやめて出発です。

ガルダ湖の水はきれいで、小魚もたくさん見えます。

アウトストラーダでアレッサンドリア(Alessandoria)方面を目指して
とばします。
道が空いていて予定よりも距離が稼げたので、途中からは一般道へ。
田んぼや畑ののどかな中をゆったりと走ると、
いつの間にか霧が晴れ、いいお天気になっていました。

地図で見ると、アスティ(Asti)の先はかなり細い道になるようです。
その前にガソリンを入れることに。
セルフサービスの給油ももう慣れたもの・・・のはずが、あれ??
給油口にホースが入らない!!!なんで?
事務所に聞きに行っても、ガソリンスタンドの人は不在だし、
ええ〜〜どうする?

???給油機の上に貼り紙が。
なになに Solo Pompa di Camion
Camion カミオンって何なのよ?と辞書をひいてみたならば、トラック。
ああ"〜ココハトラック用ナノデスネ。
どうりでね。
と、納得したところで、入らないものは入らない・・・けれど、
ボールペン等を駆使して、無理矢理なんとか給油完了。

予想通りアスティの先は山の中の一本道といった風情。
休日はバイクツーリングが多いのか、カーブにはバイク注意の見慣れない標識も。

時折出てくる村の名前はほとんど地図にはなく、やや不安になりかけたところで、
地図上にようやく名前がある村を通り、ホッとしました。
しばらく一本道を走り、気を抜いた頃、
あ!今の看板見逃したからちょっと戻って〜と戻ってもらうと、
今日の目的地コッコナート(Cocconato)への標識でした。
村への案内はこれひとつだけ。
見逃してたら、通り過ぎてしまうところでしたぁ。

急な坂道を行くと、そこがコッコナート。
部屋に荷物を置き、GooとMiでお散歩。
高台の見晴らしのいい場所に教会、小さな広場にはバールやリストランテ、
乳製品の専門店やおばあちゃんがやっている一昔前のような雑貨屋さん等があり、
のどかな時間が流れています。
道端で会ったおじいちゃんと挨拶をしたりして。

靄がなければ、遠くまで見渡せるとか。

夕食はホテルで。


牛タンのサルサヴェルデ

地元トミーノチーズのグリル

自家製パスタの鴨肉ソース

トリッパの煮込み
臭みはまったくなく、あっさりと上品な一品。

Gooが大好き!うさぎの煮込み

クレームブリュレ
上にのっているのはほおずき。

ヨーグルトムース

他にパッパアルポモドーロ、赤ワイン、グラッパ、水、カフェ

ピエモンテ料理にトスカーナ料理をミックスした、
ちょっとおしゃれな料理が味わえます。
グリッシーニも自家製。
うさぎの煮込みは1人前をふたり用にわけてもらったのですが、
それでも充分すぎる量でした。

印刷されたメニューはなく、アンティパスト、プリモ、セコンド、デザートまで
それぞれ4〜5種類を口頭で説明してくれます。
心の準備をしていなかったMiはちょっと焦りました。

Locanda Martelletti
http://www.locandamartelletti.it

斜面に建っているため階段が多く、
通路は迷路のように入り組んでいて迷ってしまいます。
バリアフリーとは程遠いので、年配者には向かないかも。
(Gooは大変そうだった割に、気に入っていましたが)

週末は食事に訪れる人も多いようです。

朝食は前日に希望時間を訊かれ、
その時間に行くと熱々のコルネットが出されました。

ワインで作られた石鹸、オリーブオイルのシャンプーと
アメニティも凝っています。
珍しく湯沸かしポットやお茶のセットがありました。

エレベーターはありません。
車は入り口前にとめられます。

顔はごついけれど、
大人しいワンコが館内を自由に歩きまわっています。