9.13 (月曜日) 晴れ   走行距離 350キロ

銀行に行ったら扉が閉まって、人のいる気配がない。
あれ〜なんでなんで?とウロウロしていたら、おじいちゃんがニコニコしながら寄って来て
「銀行は合併して移転したんだよ」と教えてくれた。
そして、近いから移転先まで連れて行ってくれると言う。
いくらおじいちゃんでも一応男だしなあと気後れしたけれど、人通りも多いから大丈夫だろうと、連れて行ってもらうことに。
「銀行の前で困っているようだったから気になってね」とおじいちゃん。

ふと後ろを見たら、車にいるはずのYuがちょっと離れてついて来ていた。
なんだか下手な探偵の尾行みたいだぞ。
5分程歩くと、銀行の看板が見えてきた。
「ありがとう」の握手をして優しいおじいちゃんとお別れした。
おかげで、しっかり両替できました。

その後、一路マドリへ向けてブンブン走る。
今日は道がよすぎて気合いが入らないYuは、すぐにヘナヘナ状態。
昨夜テレビを見て夜更かししていたから、ただでさえ寝不足みたいだし。
こまめに休憩してYuに喝!を入れた。

マドリに近い所で、遠くに風車らしき物を発見。
せっかくだから、そばまで行こうと高速を降りた。
ドン・キホーテの看板の向こうに風車が見えて、嬉しくなる。


ドン・キホーテが出てきそうなラ・マンチャ地方の一般道

道端ではスイカやメロン、オリーブやハチミツの瓶詰めが売られている。
瓶詰めはおみやげに買いたかったけれど、かなり大きな瓶しかないのであきらめた。

コンスエグラ(Consuegra)の丘の上に風車が7基。
私達の他には誰もいない丘に風がビュービュー吹いて、とても寒い。
青い空に赤い土、白い壁にとんがり屋根の風車は絵になる。
いいね〜、スペインだね〜。

マドリ市内に入ると、いつものことながらMiは現在位置がわからなくなっていたけれど、Yuが大人になったのでケンカせずにグランビアへ行くことができた。
1日目に泊まったホテルはいい部屋が空いていなかったので、ガイドブックでチェックしたホテルに行ってみる。
狭いけれどプエルタデルソル(広場)に面している部屋だし、買い物に便利そうなので決定。

部屋からの景色はこんな感じ

ポーターのおっちゃんは、Miのことをしきりにセビジャーナス(セビーリャの女性?)と言っていた。
???どう見ても東洋人でしょうが!
「日本人です」と言っているのに、「い〜や、絶対セビジャーナス」としつこい。
フロント氏が「パスポートに日本人て書いてあるよ」と言っても、「セビジャーナスだよ」と言いはっていた。セビジャーナスって何か、隠された意味でもあったりして?

レンタカーを返してお買い物に。マドリはなんだか寒い。
Yuはビールが飲みたかったのにまだお店が開いてなかったので、Mi希望のケーキ屋さんへ。1階はカウンターだけだが、2階はちゃんとテーブルがあって落ち着ける。ビールが飲めないのでふてていたYuも、大好きなイチゴショートを目の前にしたら機嫌が直っていた。よかった。
(それでもこの後、しっかりビールを飲みに行ったYu)

デパートやショッピングモールを見ていたら、もう暗くなっていた。
南に比べると日が暮れるのが早い気がした。
のんびりしているとすぐ夜になってしまうんだ、マドリって所は。

Meson Gregorio ・ **

・海の幸スープ・ミックスサラダ・石焼きステーキ・子羊の網焼き
・アロスコンレチェ・カフェ・ワイン・水
・ヘレス・オリーブ    10000ペセタ

以前食べた時はなじめなかったアロスコンレチェ(お米のミルク煮)だけど、
今回はやはり以前ダメだったナティージャが別物でおいしかったので、再挑戦。
・・・・・やっぱりダメだった。
甘く煮てシナモンをかけたご飯なんて、おいしいとは思えない。
他のお料理はおいしかったから、違うデザートならきっとおいしかったんだろうなあ。
でも、これでアロスコンレチェが自分に合わないことがはっきりしたから、まあいいか。

Hotel Paris★★★


従業員はみんなとってもフレンドリー
9000ペセタ(税込み)