12.30 月曜日 くもりのち晴れ

海沿いの道を西に進む。
高級リゾートマルベーリャ(Marbella)付近は混み合っていたが、後は渋滞知らずでスイスイ。

ジブラルタル海峡をはさんでアフリカ大陸と向かい合っているタリファ(Tarifa)は、白い壁の建物が並ぶ小さな町だが、どことなく今までの町とは雰囲気が違う。
アフリカがすぐそこに見えるからなのかな。
やたらと暇そうなオヤジがたむろしてキセルのような物を吸っていた。
Yuがいたから、まあ平気だったけれど、Miひとりで歩くのはちょっとためらわれるところ。

カディス(Cadiz)は海沿いの建物がパステルカラーに塗られて、テーマパークみたいなかわいらしさ。
でも、かわいらしいのはほんの一部分だけで、町の中に入ると、どことなく暗い感じで活気がない。
シエスタ中だったことを割り引いても、あまり好きな感じの町ではなかった。
バルで休憩しただけで、すぐに出発した。

ここだけ見るとメルヘンチックな町みたい

Miが道をまちがえて、のる必要のない高速にのってしまったが、ちゃんと目的地のヘレス(Jerez de la Frontera)には着いたのでヨシとしてもらう。
ここは名前の通りヘレス(シェリー酒)の産地。
緊張して工場見学を申し込む電話をしたら、今日は係りの人が帰ってしまったので、明日の朝、電話をしてくれとのことだった・・・たぶんそう言っていたんじゃないかと思うMi。
スペイン語で電話なんてむずかしすぎるう〜。

イマイチ電話の内容に自信が持てなかったし、大晦日の明日、本当に見学できるのか不安だったので観光案内所に行った。
やはり工場見学は明日の朝、電話すればいいようだ。
Miのヒアリングもなかなかだわと、ちょっとだけ自信がついたよ。
「もしできない場合は、明日来てくれれば電話してあげる」と親切なお姉さん。

夕食は、観光案内所のお姉さんオススメ、ヘレスの家庭料理が食べられるお店に行ってみた。
外灯の少ない裏通りなので、教えてもらわなかったら絶対に行かないような場所だ。
お店の看板も小さくて見落としそう。

のわんと!このお店、メニューはなくぶあつい眼鏡のケント・デリカット兄さんが今日の料理を説明してくれるのだった。
お兄さんの言うことに神経を集中して、食べたい物を選び出す。
家庭料理だけに、気取った名前の料理はなかったのでMiでもどうにか理解できた。

・サラダ・コンソメ・野菜とお米のスープ・アスパラのトルティージャ
・メルルーサのグリル・プリン・オレンジ・ワイン・水   1550ペセタ

コンソメにはヘレスをドボドボ入れてくれる。どれもお母さんが作ってくれるような味でとてもおいしかった。それでこの値段だから、大満足。お姉さん、教えてくれてありがとう。

Hotel serit★★

駐車場がないので、路上のコインパーキングを使った。
お巡りさんが頻繁にチェックしていて、未払い車は即、レッカー移動。
5030ペセタ(込み)