CAIRNS MOSSMAN TOWNSVILLE Canberra

BRISBANE

宿泊するホテル 街中でカンガルー発見 中華街のネオン

22日(月)晴れ

 7:30 ホテル発 朝食は昨夜スーパーで買ってきたサンドウィッチ
 8:00 Nyanda State High School 着 直ちに搬入、仕込み。
 9:00 古くて大きな講堂。地下に楽屋が二つ。オーケストラピットさえある。最近大きなミュージカルを上演したばかりだとかで、楽屋など片付いていないところもある。地域の人達のまさに「劇場」として使われているようだ。
 9:05 予定時間を少しおして始まる。楽屋裏口より正面に回り「ワルチング・マチルダ」「お祭りマンボ」で登場。
「Chindonya is traditional street musician for advertisement.」 なんて説明を入れて、「新内」 
続いて「A train」「Rock around the clock.」「Proud Mealy」 口上 を入れて、「ガラクタ・オーケストラ」 副校長を舞台に上げた。
津軽三味線 そして太鼓「まさる」「鬼囃子」「馬鹿囃子」 
10:00 ワークショップ 3組 をやり 「波」「終宴」 勿論、物凄い歓声と拍手。
10:30 直ちに片付け、積み込み。領事館のSさんも、運転手さんも「感動した!」と言ってくださる。副校長からは、熱い握手。
11:30 マウント・クーサに登り、ブリスベンを一望する絶景を眺めながらサンドウィッチとビール。カメラのカードをPCに忘れてきてしまったのが、残念。
12:20 Brigine College に到着するも裏口のよう。ここから荷物を運ぶのでは間に合わない。
12:40 やっと体育館脇に車到着。直ちに、仕込み。カソリックの女子高だ。ロングスカートと麦藁帽子の制服が実におしゃれで格好良い。
13:30 体育館地下の教室を抜け、裏口へスタンバイ。時間通り始まる。
「竹雀・千鳥」「お祭りマンボ」で登場して、チンドン屋の説明 「マチルダ」と流れをちょっとだけ変える。
物凄くお行儀の良い子供たちだったが、徐々に乗ってくる。先生達も…。後ろの席の子供たちは、立ったり前の方にやってきた。
ワークショップが始まるころには、熱気が凄い。果たして「日本文化を学ぶ」と言う目的にかなったのかは知らないが、「日本の一面」を熱く理解してくれたことだけは間違いない。
15:00 終演。直ぐに片付け、積み込み。 
16:30 ホテルに帰る。 充実した一日だった。

記録カードをPCに忘れ写真を撮れなかったのが実に残念。まあ、どうせ忙しくて私には写真を撮れるタイミングは殆どないのだが…。
スカートを極端に短くした日本の女子高生を見慣れている私には、ロングスカートの制服は実に新鮮であるだけでなく、日本の精神性や文化を考える上でも重要だ。何よりも”大人びた”知性を感じるし、格好良い。
現代日本は、幼さや未熟さを”売り物”にしているように思える。ある意味”自虐”とも言える。「私、馬鹿です。」「天然ボケだから…。」 甘えの構造の中にドップリ浸かり、そこから抜けようとする”努力”を無にされる。愚民化政策…? 消費社会では、消費意欲の盛んな女性が主体になるのは当然だが、大人になれない大人ばかりで、いつまでも”ディズニー”や”キティーちゃん”や全てが”可愛い”で評価される、失言語性文化の方向を向いていたのでは、暗澹とするばかりだ。危機は足音を忍ばせてやってきているのではないか…?

23日(火)晴れ ゴールド・コーストでのワークショップ

 8:30 ホテル発
 9:30 Helensvale State High School 着
公立高校らしいが、学校の敷地が広く全容が掴めないほど。公演場所も、本当に大きな体育館だ。
楽屋は体育館の更衣室だったのだが、直ぐ裏にある演劇スタジオに変更してもらう。 担当の先生は、埼玉で英語教師をしていたMr. Brenden Boyle さん、かなり日本語が出来る。 何人かの生徒が、パテーションで早代わりを作ったり、階段を作ったり、色々手伝ってくれる。
10:50 予定を20分も押して始まる。生徒たちの集まりがバラバラなのだ。
七福神の登場から、「ウォー!」と言う歓声に包まれる。これは気持ち良い。 太鼓は時間が短くなったので「まさる」を抜いて「波」からに。
12:00 ノリに乗って終了。何と言うか、テンションが上がりっぱなしの70分。 終演後、記念のカップとペナントをもらう。 
直ぐに片付け。積み込み。 担当の先生から「生徒達が初めから終わりまで、こんなに積極的な姿を始めてみた!」と言われる。
何と客席にはこの学校の生徒だけでなく、車で2時間もかけて遠くからやってきてくれた人達もいたことが判った。さらに感動!
荷物車と体育館 敷地案内。広い! 体育館の中

All Saints Anglican School

12:45 All Saints Anglican School 着 昼飯も食べずに到着したが、また敷地が広く搬入口さえ判らない。高級ホテルのような受付で待たされる。
13:00 授業を終えたMs. Virginia Esler 先生現れる。「Beautyfull」を連発する。 相当優秀な私立学校だと聞いた。劇場設備は、素晴らしい客席、オケピに回り舞台もある本格的なもの、道具などの搬入も舞台までエレベーターだ。
だが、私には久々に出会った英国的エリート意識のように感じられてしまう。受付の対応にしても、ステージマネージャーにしても、”上からモノを言う” 態度にとれてしまう。偏見かな…? とにかく大急ぎで仕込み。
星野さんと言う地域の日本人会の重鎮の方がわざわざ尋ねてくださった。何と彼は、2001から我々の活動に興味を持ってくださり、今回積極的に呼んでくださったそうだ。有難い。
14:00 15分、押させて貰い開演。
これがまた凄い盛り上がり。一緒に歌う、踊る、叫ぶ、勿論笑う…。午前中の学校とは反応は少し違うけれど、また物凄い熱気に包まれる。
15:20 終演後、直ぐに片付け。積み込み。荷物車は、キャンベラから随行しなくなる。運転の清水さんには本当に助けられ、メンバーのような気持ちになっているから、ちょっと寂しい。記念撮影をしてお別れ。また、ぜひ手伝って欲しいな…。
本日めでたく「入国ビザ」のコピーを頂く。「国」とは何だ? 改めて思う。
この劇場が校内施設? 客席より舞台を見る 領事館のお二人も一緒に

24日(水)晴れ ブリスベンよりキャンベラに移動

プロペラ機に乗り込む キャンベラ空港に降り立つ 柿崎誕生日パーティー
 9:00 朝食を食いにクイーンズ通りへ。ブリスベンの銀座通りと言ったところで、お洒落な店が並ぶ。高級感漂う町で、労働者向けのハンバーガーを。
11:00 チェックアウト。空港へ。領事館の三枝さん、サイサナさん(ラオス出身)お見送りくださる。
荷物検査で、昨日割れた三味線のバチが引っかかり、破棄。
片側2座席の小さな飛行機。手荷物制限が厳しい。ついに鞘抜の三味線も機内持ち込みを許されない。
15:40 キャンベラ空港着。寒い。真夏から突然の秋だ。
16:10 明日の2箇所の現場下見。 どちらも公演をするには、かなり厳しい。チンドン屋として宣伝に徹するしかない。
16:45 ホテルチェックイン。3人部屋と聞いて、長いすに寝るかと思っていたが、トンでも無い。ダイニング・キッチンを挟んで、個室が二つある、贅沢なつくりだ。
17:00 ホテルにて、27日「秋祭り」の打ち合わせ。
18:30 今日はカッキーの誕生日なので、買出しをして我々の部屋でパーティー。この時期海外での、毎年恒例の行事になった。まったく羨ましい奴だ。

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