ボリュームポット全開状態: 縦軸 0 dB 付近の特性
ボリュームポット絞った状態: 縦軸 -6 dB 付近の特性
グラフ中の10本線は、ポットつまみを 0,1,2,3,...,10 という具合に10段階変えた時の
音質変化を示しています。
まず、ポットのAカーブ / Bカーブの説明についは、以下のリンクを参照してください。
(S)(H)ボリュームポットのAカーブ/Bカーブ
Aカーブ / Bカーブの周波数特性グラフを比べてみましょう。
Aカーブ の方が Bカーブに比べて、つまみを回したときの音質変化が偏っていない
ことが分かります。全体的にスムーズな音質変化になります。
一方でBカーブは少しだけトーンを絞りたい領域に偏っているので、
この領域での微調整が容易ですが、つまみ位置1から0で音質が急激に変化します。
よって全体的に偏りが無い音質変化を求めるなら Aカーブ を、
少しだけトーンを絞りたい領域にこだわるなら Bカーブ を選択すると良いでしょう。
通常は Aカーブ を使用すると良いと思います。
[図] 500KA (10A) のつまみを回した時の音質特性
[図] 500KB (1B) のつまみを回した時の音質特性