インターネットをいろいろ見ておりますと、人に迷惑・いやがらせをする行為がめだちます。

　ささやかな善意のつもりで運営しているこんな小さなサイトにも、掲示板でおわかりのとおり妙な行為をされることがあります。

　これも人間の精神の本当の形を洞察する上で得がたいモデルケースだと思います。

　管理人である私・tshpの署名は、ようするに「どうでもいい名前」の意味です。子音の組み合わせで日本語としては絶対に発音できませんし、内容の意味もたいしてありません。

　インターネット上で本名をだすのは、危険なために匿名なのですが、別にハイジの研究をしていることは誇ることもないし、恥ずかしくもないし、隠すつもりはありません。

　私の周囲で、私のやっていることを知っている人は知っているし、知らない人は知らないだけの話です。

　掲示板にエロサイトのアドレスを貼り付けたりといった、嫌がらせをする人たちも匿名なのですが、これは本名を出せば、社会的に立場が悪くなるからでしょう。

　そして心の中身は、匿名でのこういった行為にふさわしいものです。

　こんな人格はどんな社会・会社・集団でもマイナス評価しかもたらしません。ですから本性を隠して、仮面をかぶって、「善良で有能」な外ヅラをしてるつもりで世間から隠しています。

　いわば虚偽の人生をおくっているわけで、これはストレスたまるでしょうね。

　そのストレス発散の一手段として、社会的に無力と思えるこういった個人運営のサイトを「通り魔として殴りつけ」ます。セミの羽むしってよろこんでるのと同じです。

　本人にとってなんら益をもたらさないし、バレると困るのによくやります。

　バレないと思っているようですがIPわかってますし、串さしても追跡できるし、しかるべき機関や警察に相談して、とっちめることもできます。

　事実やったこともありますが、本当はかわいそうな人たちです。

　そして、こういった人がこの「ちっぽけ」なサイトを攻撃先を選んだのは、おそらく「嫉妬」であろうと推測しています。興味深いです。

　邪悪な人格。というものが、一種の精神疾患、病気として分類すべきではないか。といった意見が徐々におきています。

　社会的な表面は普通市民としてあからさまに行動を逸脱することはないが、ひそかにあらゆる規範を軽蔑し、ウソがうまく、人に対する思いやりはなく、自分を正当化して義務を回避し、社会や家族に小さな傷を与え続けることで心をわずかばかり満たしていく。

　それは最終的には自分の人生を傷つけることであり、自分でも大なり小なりわかっていながら行動を改善できない。
　本来は有能で大きな可能性をひめているかもしれないのに、周囲の人間はその人に「なにか」を感じ取って、いつのまにか排除していき、結局は不要の人物として消えていく。

　これは、間違いなく不幸な人生でありましょう。

　天網恢恢(てんもうかいかい)疎(そ)にしてもらさず。です。
(天の網は広大で目があらいようだが、悪人は漏らさずこれを捕える。悪いことをすれば必ず天罰が下る意。広辞苑より)

　しかし、この小さな悪意の集積は社会全体に大きな負荷となります。

　行政・司法にあらゆる予防措置を必要とさせ、治安や福祉への脅威となり、膨大なコストを社会の一人一人に負担させることになります。

　まあ、簡単に言えばスパムメールを送る人間は、ろくな人生をおくれないし、送りつけられる方は対策ソフトにカネを使わなければなりません。

　はっきりいって、どっちも本来はムダなことしてるわけです。

　善良な人格・・少なくとも心から善良でありたいとする人格が存在すると同時に、本当は善良になりたいはずなのに邪悪になってしまう人格。というものは、確かに存在しています。

　邪悪さにどんな治療方法が適当かという問題は、まだはじまったばかりであり、今後の専門家の研究を期待して待ちたいと思います。
　またこのような人格がいかにして発生するのか?
　成長過程の家庭・文化環境(虐待の有無など)や遺伝的特質などが、発生メカニズムでの注目点らしいです。

　いずれ、うつ病が普通の病気と社会的に認知されたのと、同じような扱いになるのかもしれません。
　その場合、精神薬の投与などでコントロール可能になるのは意外に早いかもしれません。

　また逆に｢善良なる｣人格の形成方法とその問題点も大きく知見が発展するでしょう。

　ともかく有効な治療方法がわかれば、
　メチャクチャ暮らしやすくて安全な社会になるかもしれません。

　すべての人に平安と幸福がありますように・・・。