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 『ユキとわたし』 (スペイン語バージョン訳詞:KS)


よく思い出すよ 君と出会った日のことを

野原の後ろで君を見たんだ

ユキと呼ぶことにしたよ


*いっしょに野山を走ったね

 もし離ればなれになっても

 絶対忘れないよ


よく思い出すよ 初めて君に出会った日を

春の始まりの日だったね


 君といっしょにどのくらい走っただろう

 もし離ればなれになっても

 絶対忘れないよ


忘れないよ いっしょにおいでよ


*くり返し


(訳者紹介:獨協大学でスペイン語を学ぶ。
現在メキシコの大学で日本語クラスの講師を担当)



 海外で高畑ハイジが最も早く放映されたのがスペイン(1975年)です。

 歌も初期は日本版がそのままつかわれたらしく、当時のレコードには、スペインの歌手が渡辺岳夫のオリジナルの歌を、「日本語」で歌って収録されています。(なんとまあ・・びっくりです)

 同じレコードにはスペイン語に翻訳されたものも収録されていて、大サービスです。

 挿入歌も日本のメロディーそのままでスペイン語に翻訳されて歌われています。

 そのうちのひとつ、「ユキとわたし」は日本版も名曲の一つですが、このたびKS様によって再翻訳された文をいただきました。
 日本版と意味が微妙に変化しているのが確認できました。ありがとうございます。


 スペイン語版の「ユキとわたし」は「私の耳には本家日本語版を超える出来だと思いました。」と高橋牧師からの感想がよせられています。

 日本版は淡々とした中にしっとりとハイジの気持ちが歌いこまれていますが、これをパワーアップしていま
す。
 感情のこもったモノローグも入っていて、訳文を見て「なるほど!」と納得できました。
 当時のスペインの人たちの高畑ハイジへの思い入れの深さが伝わります。

 海外で高畑ハイジを最も愛したのはスペインの人たちかもしれません。(こちらもどうぞ)


2005/1/18