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紹介したい資料(一部未収集のものがあります)

題名 アルプスの少女ハイジ 世界名作えほん全集14


斎藤晴輝 絵伊勢英子
出版社:童音社 23頁 発行日:1960-70年代? 価格:320円

説明
高畑ハイジの影響前の絵本
(ハイジは髪は茶色。60年代的傾向を反映しているのか、心象風景によって髪の色は「白」「青」「ピンク」「黒」とさまざまで表現されている。強いくせ毛(直毛)。目は薄い
)(クララは金髪 目は青緑)


題名 アルプスの少女ハイジ. 1 ハイジが山へやってきた テレビ名作まんが


アド・ジユープ絵 構成 前田忠
出版社:朝日ソノラマ 24頁 発行日:1974/01/25昭和49 価格:600円

説明
ハイジがフランクフルトから帰るまで
高畑ハイジの放映(1974)のスタートに合わせて出版された絵本。1974/3に重版。TVと絵柄が違う。その他、高畑ハイジのキャラクターを使用した絵本は数多いが省略する。
(ハイジは髪は黒。くせ毛(直毛)。目は黒)(クララは金髪・直毛 目は青)


題名 (かみしばい)アルプスのしょうじょ 前編・後編

脚色 神戸淳吉 画 森やすじ・千葉みどり
出版社:教育画劇 各12画面 発行日:1987/01/01昭和62 価格:各1200円

説明
解説 神戸淳吉  
 画を高畑ハイジの初期設定をし、アニメシリーズ「世界名作劇場」のキャラクターデザインの基礎を築いた森やすじ(1925-1992)が担当。
 高畑ハイジのなごりが残るというより、それ以上の優しい絵。
 このかみしばいの解説の中で「私が今まで見たテレビアニメの中で、一番好きで欠かさず見たのは「ハイジ」でした。私はその製作スタッフではありませんでしたが、同じスタジオの中で仲間の人達が作っておりました。あれから十数年たって、このかみしばいを描くことになり、その頃のことを思い出しているといつの間にか私自身がハイジのおじいさんのような年になっていることに気づきました。」と謙虚に語られている。しかし森やすじは高畑ハイジの影の功労者といえると思います。
(ハイジは髪は茶。くせ毛(直毛)。目は黒)(クララは金髪・直毛 目は黒)


題名 アルプスの少女ハイジ  アニメ絵本よいこの名作館5 No.5


アニメータわたなべひろし
出版社:国際情報社 32頁 発行日:1987 価格:?(セット全集の中の一冊)

説明
巻末に漢字の書き順練習。
キャラクターは高畑ハイジの、表現様式は80年代の軽いアニメの影響が感じられる。(ハイジは髪は茶色。くせ毛・直毛。目は
)(クララは金髪・直毛 目は


題名 アルプスの少女ハイジ  世界名作ファンタジー25


企画・構成・文 平田昭吾
出版社:ポプラ社 32頁 発行日:1987/08 価格:350

説明
絵 まつうらまさこ・千葉康之
台湾版あり

(ハイジは髪は茶色。くせ毛・直毛。目は)(クララは金髪・巻き毛 目は


題名 アルプスの少女ハイジ よい子とママのアニメ絵本36


平田昭吾著
出版社:ブティック社 46頁 発行日:1989/09 価格:381円

説明
せかいめいさくシリーズ 表紙に人物の輪郭にあわせて線で型がつけてあり立体感がある。
輪郭のはっきりしたアニメ的な絵だが、丁重に描かれている。(ハイジは髪は茶色。お下げ。目は
)(クララは金髪・直毛 目は


題名 アルプスの少女ハイジ 母をたずねて三千里
       
 
講談社のおはなし童話館9

文 中村妙子 絵 高見八重子(ハイジ) 徳田秀雄(三千里)  
出版社:講談社 96頁 発行日:1991/12/01 価格:1300


説明  
ハイジ 5-40頁 81-91頁はハイジやマルコの登場するゲーム頁。
(ハイジは髪は黒(全体にパステル調なので茶色に見える)。ちぢれ毛。目は黒)(クララは金髪・直毛 目は青)


題名 ハイジ スーパーワイド絵本チャイルド世界名作館II 12

文 武鹿悦子 絵 牧野鈴子 
出版社:チャイルド本社 46頁 発行日:1993/03/01 価格:1000


説明
縦横26cmの大判絵本。(2000/03再版)現在市販されているハイジ絵本の中ではもっとも美しい。
(ハイジは髪は
。つよいちぢれ毛。目は茶色)(クララは金髪・巻き毛 目は薄い青)



総 評


 ハイジは低年齢層に人気がありますので、絵本はもっとも資料確認が簡単だと思っていましたが、難航しました。
 幼児向けで消耗が激しく、意外と図書館にもありません。
 そして中古本市場が小さく、強力なコレクターも存在しているようです。

 絵本はどうしても内容が簡略化されます。
 編集者がどこを取捨選択したかわかりやすいので、日本におけるハイジという物語の受容のしかたがはっきりわかる分野ですから、今後も確認を続けていきます。

 また購入するのは、幼児本人ではなく保護者なので、幼児に配慮しつつ保護者にアピールしなければならない難しい本でしょう。
 いくらでも手を抜くことが可能ですが、読者の子供のことを考えた本は、素晴らしい出来映えになっていました。