Columbia Masterworks Analog Discs


  Columbia Masterworks の Analog Disc を年代順に区別するとおおよそ下記の通りになると思います。(私の手持ちの資料で分かっている範囲の情報ですので、誤りや網羅されていない情報も当然あると思います。これらの情報をお寄せいただければ幸いです。)

  なお、Columbia LPについては、IchikawaさんのFantastic Philadelphians の Weekend Review, First Chairs(Philadelphia Woodwind Quintet), Rivival of Columbia Monaural Recordings に詳細情報がありますので、そちらも是非ご覧下さい。購入の際これらの情報は大変参考になります。


(1)SP期 1943-1950s

 レコード番号 MM-XXX(Set物だと頭に SET が付く)
 SPは片面4分の収録がせいぜいですから、ちょっとした曲でもSet物になっていたと思います。

(ディスクの例)
    SET MM-761 , debussy : La Damoiselle elue
    Bidu Sayao, Ormandy/Philadelphia(1947)
    

  この時期の録音の Recording Staff ですが、CD復刻盤(米Sony Classical Masterworks Heritage MHK63221)を見ても"Not documented" と記録が残っていないことが記述されています。この当時のレコードジャケットにも殆どそのようなことは書かれていないようです。私自身もColumbia SP期の現物を持っていないので、SP期については"Masterworks Heritage"等の復刻CD以上の情報は知りません。


(2)EP,LP monoural期 1948-1958


当時のレコードのフォーマットについて

  LPレコードは1948年に米Columbia より発表されフォーマット戦争の紆余曲折を経てEPと共存する形で急速に普及し、磁気テープ録音も翌年1949年に採用され始めて急速に普及しています。米Columbia は1940年代から Broadcast Transcription Master という 16inch の大きいディスクへの(当時としては)長時間録音を行っており、1949年以前の録音は、このSP マスターから LP へのTransfer が行われていたと思われます。1949年以後は磁気テープ録音に切り替わっていると思われます。( Columbia はこの当時、元々子会社であった CBS(Columbia Broadcast System ,コロムビア放送)の傘下に入っており、その放送の技術がレコーディングに生かされたわけです。RCA(Radio Corporation of America, アメリカラジオ公社?)の場合は逆に RCA の傘下にNBC(National Broadcast Company, ナショナル放送?)があり、RCA Victor(1929年、RCA は Victor Talking Machine を買収してその部門を RCA Victor として一本化)と NBC は密接な関係にありました。当然、Toscanini/NBC SO の録音は RCA Victor から発売されていたわけです。 )


レコーディングについて

  この時期の録音の Recording Staff ですが、この当時のレコードジャケットには楽曲解説と他のレコードカタログの記述が中心で Producer 等の記述は殆どありません。ただ、米Sony Classical Masterworks Heritage の復刻盤には記載がありました。1951-52に Arrau と録音した Liszt の作品集(MHK 62338)では、収録場所は Academy of Music で producerはDavid Oppenheim と記録されています。



レコード番号とディスクの例

(レコード番号)
    SL XXX (12inch LP)
    AL XXX, AAL XXX (10inch LP)
    A-XXXX (EP)
    ML-2XXX (10inch LP)
    ML-4XXX, ML-5XXX (12inch LP)
    CL-XXXX (10inch,12inch LP - Pops, semi-classics 系統の型番)

  
(ディスクの例)
   SET SL178, Honegger : Jeanne D'arc au Bucher(1952)
   AL 51, Ravel:Bolero(1953),La Valse(1953)
   AAL 35, Alfven:Swedish Rhapsody(1953),Grieg:from Peer Gynt Suite(1947or1955)
   A-1826, Rachmaninoff Preludes(EP)
   ML-2087, Virgil Thomson:Lousiana Story(1949) & Five Portraits(1945)
            Ormandy,Thomson,philadelphia orchestra
   CL-921, Albeniz & Debussy : Iberia(1956 & 1951)
   ML-4434, Iberia, La Mer
            Ormandy/philadelphia(Iberia,1951)
            Mitropoulos/philharmonic-symphony orchestra of New York
   ML-5348, Offenbach:Gaite Parisienne(Complete, 1954)


Lpモノラル期最初期のジャケットの例

     
  Left to Right :ML-2017 Six Dances,  ML-2087 Louisinana Story, ML-4089 Scherazade, ML-4306 Hary Janos etc..

  まず、Lpモノラル期最初期のジャケットで特徴のあるデザインの物を集めてみました。Lpを発表したのは Columbia ですから、この頃の Columbia のジャケットには"LP"の文字やLPであることを強調した文句が目立ちます。例えば・・・

  , microgroove , nonbreakable
  "Originator of the modern Long Playing Record"

等など。しかし78rpm時代から使っている"notes and mike"も混在していますが・・・。
レコード番号の "ML" は "Masterworks Long play" でしょうか?レコードラベルも今のCDと違い特徴があります。


Lpモノラル期最初期のレコードラベルの例

   
  Left to Right : EP blue label, LP Blue lable

  Columbia も RCA Victor に負けじ(というか、LP vs EP が終結したということかな?)と EP を出していたようです。(左)右のはこの時期の典型的なレコードラベルで中古業界では "Blue Label"と呼んでいるようです。後述する "6eyes" と区別する意味もあるようですが・・・。この当時のレコードは殆どが所謂「フラット盤」です。

 さて、時代降って、Lpモノラル期後半〜末期(1950年代後半〜1960年代初頭)になると、"Walking Eye"がレーベルデザインに登場してきます。

Lpモノラル期後半〜末期のジャケットの例

    
  left to right:Columbia Record Club Demonstration Record, ML-5112 Afternoon of a faun, ML-5333 R.Strauss "Der Rosenkavalier"

       
  Examples : Columbia Masterworks logos

この"Walking Eye"はWikiPedia(http://en.wikipedia.org/wiki/Columbia_records)によると、

With 1955, Columbia USA decisively broke with its past when it introduced its new, modernist-style "Walking Eye" logo.
This logo actually depicts a stylus (the legs) on a record (the eye); however, the "eye" also subtly refers to CBS's main business
in television, and that division's iconic Eye logo. Columbia continued to use the "notes and mike" logo on record labels
and even used a promo label showing both logos until the "notes and mike" was phased out in 1958.

だそうで、親会社のCBSがテレビ屋だからテレビカメラを素にしたロゴかと私は思っていましたが、もともとはレコードに再生針が乗っかっている図を意図したものだそうです。イメージチェンジの為、従来のからに徐々に変えていき、1958年には完全に取って代わってしまったようです。


Lpモノラル期後半〜末期のレコードラベルの例

    
  Left to Right : LP 6eyes Label(Gray-ML), LP 6eyes Label(blue-ML), LP 6eyes(Red-CL)

 を左右に3個づつ並べた独特のデザインが特徴のこのレーベルは"6eyes"(六つ目)と呼ばれ、特に後述するステレオ期のものは愛好家に珍重?されているようです。この"6eyes"盤は「グルーヴガード盤」であり、ヴァリアブル・ピッチによるカッティングも為されており、LPの飛躍的な技術的向上を見ることが出来ます。

  なお、クラシックの6eyes(ML番号) の標準色(?)はグレー地に黒ですが、青地に銀色という配色(写真中央)のレコードもあり、これは珍しい物かもしれません。(私もこれ1枚しか持ってません)この時代、ormandy/philadelphia の演奏はポップス関係の番号(CL)でも発売されており、これは赤地に黒文字のレーベルです。


First Chairs,etc..

  なお、この時期(Stereo期のも含みますが)にはオーケストラの首席奏者に焦点を当てた "First Chair" と銘打ったレコード(オーケストラの基金を集めるために発売されたレコードですが、William Kincaid, Marcel Tabuteau 等当時のスタープレイヤーのソロ演奏が聴ける貴重なLPです)や、オーケストラを前面に出した "Virtuosi di Philadelphia" 、首席奏者によるソロアルバムや室内楽等のLPも発売されています。これらは殆どCD化されておらず、貴重な音源です。
  ML4629  First Chair(1952)
  CMS6791 First Chair Encores(1961-1962 stereo)
  MS6799  First Chair Encores vol.2  (1962-1962 stereo, ML6377 mono)

  ML5129  Virtuosi di Philadelphia (1955)
  MS6757  Holiday for Orchestra (1965 stereo, ML6157 mono)
  
  ML5093  The Philadelphia Woodwind Quintet (Hindemith,Ibert,etc..)
  ML5217  Schoenberg:Quintet for Wind Instruments
          The Philadelphia Woodwind Quintet
  ML4339  Music for The Flute by William Kincaid (Vladimir Sokoloff,piano)
  ML4892  Brahms:Trio in E-flat major for Piano, Violin and Horn(Mason Jones)
          Schumann:Quartet in E-flat major 

  M2 33971 Glenn Gould & Members of the Philadelphia Brass Ensemble
           Hindemith The Complete Sonatas for Brass & Piano(Stereo)

  以上、ざっと思いつく物をあげてみましたが、他にもまだまだあると思います。




(3)LP Stereo期 1958-1968-1980s


レコード番号とディスクの例

   レコード番号
     ML-5XXX , D*L-XXX (Stereo-Monoural, D*L-XXX はセット物)
     MS-6XXX , MS-7XXX, D*S-XXXXX, MXXXXXX,M*-XXXXX(Stereo, D*S-XXX と M*-XXXXXはセット物)
     (*は枚数を示す)

   ディスクの例
     Rachmaninoff Symphony no.2(1959) , ML5436/MS6110
     Beethoven complete Symphonies , D7L345/D7S745(7 LPs)
     MS-7103 , Greensleevs
     M30446 , Grand Canyon Suite (The Fabulous Philadelphia Sound Series)
     M2-30083, Beethoven Missa Solemnis

   変わり種として広告主体(音のカタログみたいなもの)のレコードもあります。
     PHS-1(PHM-1, Monaural) 2LP (C)1962
      The Magnificent Sound of The Philadelphia Orchestra Eugene Ormandy Conducting
      A Request Program of All-Time Favorites
 
  この時期のLPはそのステレオ時代の開幕ということもあり、上記のモノラル盤を上回る販売量であったと思われます。中古市場で ormandy/philadelphia の Columbia のステレオ盤の流通量が多いのはそのせいでしょう。ebay 等では安いものだと $1 ぐらいで落札できることもあるので、出品者への支払いが殆ど運送代(船便でも$5、航空便だと$10)ということも良くあります。


レコーディング事情

  ステレオ期になると、Recording Producer の名前がジャケットに記されるようになります。米Essential Calassics の CD には録音時の詳しいデータが記載されているので助かります。よく見る名前は、Thomas Frost, John McClure(Bruno WalterとColumbia響とのプロジェクトで有名ですね), Howard Scott, Andrew Kazdin(Philadelphia Brass 絡みの録音はこの方ですね)の4名ですね。

  収録場所は様々で、メインはTown Hallです。(RCA の録音の時は Scottish Rite Cathedral と名前が変わりました。現在は残念ながら取り壊され駐車場になっているようです)他、Philadelphia Hotel(Beethoven 9th Symphony, SB2K63240), Broadwood Hotel(Rachmaninoff Symphonic Daces,SBK48279),Philadelphia Athletic Club(Offenbach Gaite Parisienne,SBK48279)等の会場も利用されていたようです。ただ、RCA に移ってからは Academy of Music と  Scottish Rite Cathedral のみで他の会場は使用されていないようです。Broadwood Hotelについては、RCA移籍の時点でオフィスビルに変わっており録音スタジオとしては使えなくなったそうです。

  ステレオ初期(1959)の録音は古い時期にもかかわらず素晴らしい演奏と録音が多いです。Ravel の作品集(米CBS ODYSSEY MBK46274)などはマルチマイクの手法も使われているようですが、非常にバランスのよい録音になっています。しかし、1960年代後半になると The Fabulous Philadelphia Sound Series のレコードが登場します。これは、マルチマイク録音手法を積極的に押し進めたもので、わざわざレコードジャケットにマイクセッティングの図解をし、


"Columbia Materworks has captured this remarkable sound with 12 to 15 AKG microphones,
 a 15-channel transistorized custom-built console and four-track Ampex tape recorders" - from Columbia Masterworks M30829

と謳っていることからかなり力をいれた企画と思われます。(しかし、この時期のLPは低音不足で高音が強調された音作りで個人的には好きではありません。ただ、CD化されたものはかなり聴きやすくなりました。 Brahms の1番交響曲(米Sony Classical SB2K63287)とか Grofe の Grand Canyon(米Sony Classical SBK62402) がそうです)

  Columbia 時代については プロデューサーのインタビューなどの記事が無く、当時の録音事情を知る上での資料が不足しています。Sony Classical が記念盤を出してくれればその辺りの情報が出てくるでしょうが、残念なことです。



悩ましい同曲同録のML盤とMS盤

  さて、この時期のステレオ録音盤で悩ましいのは”ステレオ録音のモノラル盤”の存在です。ステレオ録音でステレオの MS盤(Masterworks Stereo LP の頭文字 MS が番号?) と モノラルの ML盤があります。購入する側としては、ステレオ録音であれば当然MS盤で入手したいところですが、1959年〜1960年代前半のLPはそれが分かりにくいのです。特にこの時期のLPは Phonograph(Phonogram), Copyright ( (P)1956とか(C)1970 とかいてあるアレです)が書かれていないことが多く、ステレオ録音のモノラル盤なのか、モノラル録音のモノラル盤かの判別をつけにくいのです。 同曲異録を入手したい場合にこれは本当に困ります。

  例えば、1959年のラフマニノフの2番交響曲では、モノラル盤のML5436(左)とステレオ盤のMS6110(右) の2種類の盤が存在します。

    
  left:ML-5436, right:MS-6110

ステレオ/モノラルのML盤が何番まで発売されたかは知りませんが、恐らくML5400〜5500番台くらいまでは製造されたのではないでしょうか。ステレオのMSは6000〜7000番台まで製造されたと思われます。それ以後は、廉価盤の Odyssey や Masterworks Portrait 等色々出ており全てを把握するのは無理でしょう。

  ステレオ録音のモノラル盤が存在する理由は、恐らく当時の再生装置(pickup,cartridge)の機能仕様上の問題があったからだと思います。


ステレオ期のレコードジャケット

 最初は"STEREO"の文字と左右矢印ロゴ"←→"が大きく強調されたデザインです。この当時、モノラル盤がレギュラーでステレオ盤はハイプライス盤という扱いだったようです。ステレオ・プレーヤーが普及するにつれ"STEREO"の文字は小さくなっていきます。そのうちステレオ盤の方が圧倒的多数になると、モノラル盤はわざわざ"Monaural"と表示するようになります。

     
 left to right: MS-6077, MS-6124, MS-6234

   
 left:M30446, S-6077, right:MK-37840(CD, CBS Records Masterworks)

ジャケット上の"Walking Eye"もだんだん姿が変わってきます。

       
 Label Logo : old → New


Record Lable(6eyes, 2eyes, Gray Label, etc...)

  さて、ステレオ期のレコードラベルですが、先ずはモノラル期から続く6eyesを。
    
  left to right:6eyes(ML), 6eyes(MS), 6eyes(TD-5001,Japan)

 モノラル期の途中からステレオ初期の間、Columbia の代名詞のようなラベルデザインです。Walter/Columbia SO のこのラベルデザインのオリジナル盤はその稀少性と人気のお蔭でかなり高額で取引されているようです。(特に、日本だと数〜十数万円とか信じられない値段がついています。)

 幸い、ormandy/philadelphia の 6eyes は数が多く、マニアックな人気も無いので、結構お手ごろ価格で入手することが出来ます。この時期の彼らのレコードは爆発的に売れており、ormandy/philadelphia の Columbia 盤は中古市場で相当数流通しているようで、 ebay 等のオークションでも多く出品されてよく見かけます。Loisiana Story のような 10inch のかなり古い盤でも ebay でたまに見かけますし、古くて貴重といってもせいぜい$20〜$50ぐらいの値段で取引されています。むしろ、新しいRCA盤の方が流通量が少なく、欲しい盤がなかなか見つからない状態です。

 6eyes はモノラル期とステレオ期にまたがって使用されていますが、ステレオ期の6eyesは時期が短いようであまり見掛けません。日本コロムビアもステレオ初期に使っていたようですが。

お次は2eyesを・・・
   
  left to right:2eyes(ML), 2eyes(MS,"360 SOUND")

   
  left:2eyes(ML,"←360 SOUND→"), right:2eyes(MS,"←360 SOUND→")

左右にを1個づつ配置したデザインから2eyes(二つ目)と呼ばれています。同じ録音で、6eyes(六つ目)と2eyes(二つ目)の二種類出ているレコードもありますが、レコードの状態が同等であれば、6eyesの方が珍重?されるようです。本でも初版に高値が付くように、レコードもファーストラベルに高値が付くということでしょうし、2eyes より 6eyes の方が音が良い(らしい・・・本当かなあ?)という評価があるようです。

後述の方はケース・バイ・ケースで必ずしもそうとは言えないと思いますが、まあ趣味の世界ですからそう目くじら立てることもないでしょう。6eyesは2eyesよりも古い分状態の良いものが2eyesより少ないようですし、あっても非常に高価(Ormandy/Philadelphiaのものならそうでもないですが・・・)なので、購入の際は状態の良い2eyesを探すのが賢いかもしれません。

ちなみに、にマイナーチェンジしていますが、WikiPedia(http://en.wikipedia.org/wiki/Columbia_records)によると、

The original Walking Eye was tall and solid; it was modified in 1960 to the familiar one still used today.

ということで、ロゴのイメージ作りに腐心している様子が伺えます。ちなみにこのロゴ、レコードのペーパースリーブに印刷されているものは輪っかが一本多いなんてのもあり、この当時はロゴデザインの扱いは今と違っておおらかだったのでしょう。


 さらに時代が下ると下記のデザインになります。業界?では、6eyes,2eyesと区別する為、Grey Lable と呼ぶようですが・・・。

    
  left to right:Gray label(MS-6110), Orange label(CBS Odyssey Y31274), Gray lable(CBS/SONY)

だんだんと"Walking Eye"が目立たなくなります。そのうち、アメリカ以外で使われていた"CBS"(権利関係でアメリカ以外"Columbia"が使えなくなってきたため)にアメリカ本国も合わせて"CBS Masterworksを使うようになり、"Columbia"も"Walking Eye"も1980年代頃には姿を消していきます。

  
  CBS Masterworks Label

  他国ではスピンドル穴の部分に"Walking Eye"が来るデザインも使われていたようです。(下記左、日本Columbia が 世界のColumbia group の一員の時もこのデザインが使われていました。)右のはCBS/SONY「音の饗宴1300」でお馴染みのデザインです。懐かしい・・・・。(というか、CBS/SONYはポピュラーもオレンジ色でこのデザインを使ってました)

    
  left:"Walking Eye" in center, right:CBS/SONY Label 



(3)番外編 〜ちょっと変わったレコード〜

  最後は番外編ということで、変わり種を2枚。
まずはカラーレコードから・・・

   
  ML-6334:Ormandy,Philadelphia Orchestra's Greatests Hits & Color 2eyes LP(こんなのがあるとは・・・)

 クラシックでもこんなLP出してたんですな。お次はアメリカ建国200周年を記念した Picture LP です。

      
  Scales Records S-1976(Columbia Special Products)

  実はこのLP、絵の印刷された紙を透明な塩化ビニルで挟み込んでいるのですが、製造技術があまりよろしくなく、導入溝部分で紙がはみ出てしまっています。まあ、見た目重視だから仕方がないといってもこれは困りますね。聴くとき針が痛むかどうか気が気でないですから・・・。

  以上、あまりまとまりのない情報ではありますが、これからLPを購入される方に少しでも参考になれば幸いです。


End of Page.
2002.6.7(2004.5.1,2008.8.11-12 追記修正)