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フライトの大幅遅延
深夜の0:30羽田発のエミレーツ航空でリスボンに向かう予定だった。ゆっくり家を出て行けばいいとのんびり構えていたら、午後3時頃エミレーツ航空からメールが届いた。「運航上の理由で延期になった。」ということで、新しい出発時刻は7:30だと言う。これほど大幅な遅延は経験したことがなかったので、少し慌てた。

これだと翌朝の5時半ごろにチェックインしなければならず、そのためには始発電車で行ったら間に合わない。

羽田空港の近くに宿泊するしかないと、穴守稲荷駅のそばのホテルを予約した。また、ドバイからは1日遅れて翌日のフライトに変更になるとのことなので、リスボンのホテルをキャンセル、さらにレンタカーの出発時刻の変更をネット上で済ませた。


予定外のドバイで1泊することになり、エミレーツ航空が用意したホテルに泊まった。到着したのは午後の早い時間で、部屋にいてもすることがない。窓から見た限りではドバイの高層ビルなど写真で見慣れた風景は見当たらない。退屈だからホテルの周辺を歩いてみようと外に出た。いつも持って歩く携帯用の温度計は40℃を示していた。東京の暑さなど比較にならない。急いでホテルへと戻ったのであった。

これもエミレーツ航空が用意したものだが、夜の食事はバイキング形式のもので、どれもお世辞にも美味いとはいえない料理だった。わずかにチキンと初めて食べたウズベクライスはなんとか食べられた。しかし、アルコール類は見当たらない。宿泊客たちは大人なのに全員コカコーラやセブンアップなどを飲みながら食事をしている。これは修学旅行か小学生・中学生などの食事だ。海外旅行でビールやワインのない食事なんで最悪だと毒づいたのであった。

翌日ののフライトは、ドバイから地中海上空を通り、アフリカ大陸のアルジェリア上空を通ってリスボンへと向かった。アフリカの上空を通るのは初めての経験だった。このことをもって、アフリカに行ったことがあるといえるのかどうかは、わからない。

最悪の旅のスタートとなったが、その後のポルトガルの旅はこの不満を打ち消してくれる中身の濃い旅となったのであった。


事後談だが、このときの羽田空港近くのホテル代は、事後申請で、きちんとエミレーツ航空が支払ってくれた。
 
羽田空港で。
 
地中海、アルジェリアの上空を飛んで、リスボンへ。

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