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飛行機が行ってしまった!(3) | |
ミラノからロンドンまではアリタリア,ロンドンからはヴァージン・アトランティックに乗り継いで帰国する時だった。アリタリアが約1時間遅れてミラノを離陸したときは,少し気になったが,ロンドンでの乗り継ぎの時間はそれでも1時間はあるからなんとかなるだろうと思っていた。 ロンドンに到着した時はまだヴァージンの出発まで1時間あった。しかし到着したターミナル2からターミナル3へ移動するバスがなかなか来ない。やっとヴァージンのゲートに到着したのは30分前だった。あたりは閑散としていてすでにゲートは閉め切られていた。インド系イギリス人の係員は頑固な態度で,乗せてはくれなかった。まだ飛行機はそこにいるのに。やがてヴァージンは定刻通り出発して行った。 問題はアリタリアの遅れにあるので,問題の解決はアリタリアで行えという。ここまでコネクション・フライト |
の矢印にしたがって進んできたが,この順路を逆に戻ることはできず,何度もターミナル内を右往左往し,秘密の通路のようなものを通ってアリタリアのアライバル・カウンターへ戻るまでかなりの時間がかかった。空港内で逆方向に進むことの難しさをこのときはいやというほど味わわされた。 結局,アリタリアに翌日のヴァージンのチケットと空港に近いホテルを手配してもらい,イギリスへ入国する羽目となった。いつも遅れるアリタリアに対するヴァージンの腹いせのように思えてならなかったが,一方,ヴァージンにしてみれば,単に僕らだけでなく僕らの旅行カバンも積まなければならず,成田からのフライト・コネクションのある乗客のためにはやむをえない措置だったのかもしれない。しかし,このときのヴァージンの態度にはいまだに納得できないものがある。 |