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ル・ノルマンディーのチョコレート
オリエンタルホテル・バンコクの「ル・ノルマンディー」でディナーをいただくと、帰り際に決まってこのチョコレートをプレゼントされる。この箱の中にはチョコレートが2個入っている。チョコレートに加えてさらにバラや蘭の花を一輪プレゼントされることもある。いつも、ついついもらってしまう。しかし、このおみやげの扱いには困る。

私は甘いものは好きではないので、チョコレートにはまったく食指が動かない。Mもダイエットを心がけているらしく、めったに甘いものは食べない。そこで、ある時ペニンシュラホテルの「ザ・バー」に寄ったときに女性バーテンダーにこのチョコレートをプレゼントしたことがあった。「これがオリエンタルホテルのチョコレートですか?」と初めて見るような顔で大喜びしていた。ピアノを弾いているH氏にバラの花をプレゼントすると、「酒とバラの日々」を歌ってくれた。

いつも誰かにあげることもできないので、持ち帰ることが多い。これをお土産といえるかどうか疑問だが、最近はあまり海外では買い物をしなくなったので、私たちにとっては数少ないお土産ということになる。中身は仕方なくMが食べるてるらしいのだが、可愛いからといってMはその箱をしまい込んでいて、その箱はたまる一方だ。

その箱を見るたびにMは、「だけどオリエンタルホテルのチョコレートはおいしくないのよね。ペニンシュラのチョコレートのほうがずっとおいしい」といつも同じことを言っている。

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