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台北②(台湾) | |
中正紀念堂。巨大な施設。国旗が小さく見える。 |
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この中正紀念堂は台北の3大見どころの一つにあげられている。地下鉄(MRT)の中正紀念堂駅で降りると駅の地上の出口がすぐ広場の入り口だった。巨大な広場の正面奥に紀念堂がそびえ立ち、広場のその反対側には「自由広場」と書かれた扁額を掲げている巨大な門がそびえている。そして広場の両脇には国家戯劇院と国家音楽庁の2つの巨大な建物が対照的な形で建っている。紀念堂の脇には中華民国の国旗がへんぽんとひるがえっていた。 台湾の歴史を詳しくは知らなかったが、この施設は中華民国の初代総統蒋介石を顕彰する目的で建てられたもので、蒋介石逝去5周忌にあたる1980年に完成したという。中正とは蒋介石の本名であることも初めて知った。そして台湾における蒋介石の存在の大きさを改めて感じるとともに、台湾の歴史に思いを馳せたのであった。 とにかく広い。圧倒されそうな広さで、はじめは遠くに見えた紀念堂は近づくに従って、その巨大さが迫力を持って迫ってきたのであった。 |
長い石段を登って紀念堂の中に入ると、ちょうど儀仗隊交代の儀式が始まったところだった。昔スウェーデンやデンマーク、イギリスなどで衛兵交代の儀式を見たことはあったが、アジアで見ることになるとは想像もしていなかったので驚いた。 約200人ぐらいの見物客はほとんど全員がスマホを構えて動画を撮影している。背の高い人が多く、しかもスマホを頭上に掲げている。人の隙間からかろうじて衛兵を見ることができただけで、不満だった。同時にスマホの普及のすごさに改めて驚かされた。スマホの時代であることを実感したのだった。 この儀仗隊交代の儀式は毎正時に行われるという。今度来る場合は10分前には最前列を確保して待ち構えよう。 紀念堂をあとにしながら、この自由広場は中国共産党の本拠地の天安門広場に対抗する意味で名づけられたのではないのだろうかと勝手な想像をしたのだった。 |
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自由広場。 |