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サン・セバスティアン(スペイン)
3度めのスペイン旅行だった。この街はスペイン屈指のグルメの街として有名だ。街にはミシュランの星を獲得しているレストランも少なくない。

スペインのバスク地方の山道を走って、フランス入国し、美しいエノアの町に寄った後、山道を走って再びスペインに入国した。対向車とすれ違うのは大変な感じがする細い山道で、どこが国境なのか全くわからなかった。EUへ統合する前は、こんな山奥にも検問所や税関があったのだろうかと訝しんだりした。

このときはまだグーグルマップのスマホでのカーナビはなかったので、勘を頼りに海を目指した。フランスとの国境に近いイルンかオンダリビアで泊まろうとしたが、道路は渋滞していて適当なホテルは見当たらない。西へ走ってサン・セバスティアンに着き、砂浜の海岸に面したホテルを見つけ、飛び込みでチェックインした。

レセプションの若いお姉さんは強気で120ユーロとこちらの足元を見て料金を提示したようだった。いくら海岸に面したロケーションのいいところにあるとはいっても、日本のペンションのような感じで、とてもそんな料金のホテルには見えない。交渉して10ユーロ値引きしてもらったが、それでも高いと思わないわけにはいかなかった。
この経験から、それまでのような飛び込みのホテル選びはやめて、予約して泊まるスタイルへ変わるきっかけになったのだった。

この日のサン・セバスティアンは国際映画祭が開催されていて、その会場周辺の海岸の通りなどは大勢の観光客で混雑していた。人気のある観光地といった雰囲気であった。

夜は街のレストランで食べた。ミシュランの星のあるレストランは予約なしでは無理だろうと、美味しそうな雰囲気のバルに入った。壁の方はカウンターになっていて、みんな立ち飲みをしている。バルにしてはテーブル席も多い。僕らはテーブル席でワインは赤と白をグラスでもらい、ハモン・イベリコやシーフードサラダ、タラのクリーム煮などをいただいた。料理はグルメの街だけあって美味しかったが、ウェイトレスのお姉さんが時々追加で頼んだワインを忘れたりして、サービスはいまいちであった。

スペインでは一流の観光地だが、僕らのこの旅ではホテルもレストランもいまいちであった。

海岸の遊歩道。

バル。にぎやかだ。
   
ホテルの前のビーチ。
 
夕方の岸壁のにぎわい。

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