contents

トップページ
ヨーロッパ速度無制限
貿易風に吹かれて
アジアの優雅な日々
トラベルはトラブル
世界はうまい
ホテルいろいろ
やっぱりNY
思い出に残る街
今日も大空へ
旅のアラカルト
旅のおみやげ

パリB (フランス)
大都市では必ずと言っていいほどストリートミュージシャンたちに出会う。特にヨーロッパではこのような風景にしばしば出合う。中でも印象に残っている街がパリだ。どこからともなく彼らの演奏する音楽が聞こえてくると,私は必ずその方向へ足を運ばないと気が済まない。

パリでは,街のあちこちにこのような音楽家たちがいた。中でも最も印象に残っているのは,メトロの構内に響いていたフルートの演奏だ。澄み切ったフルートの音色は複雑に入り組んだメトロの構内の通路に響き渡っていて,その調べに胸がときめく思いをしたことを覚えている。

ニューヨークでもこのような風景に出合う。夕暮れの5th.Ave.に響き渡るサックスもニューヨークにふさわしい。しかし,ソウルやバンコクなどアジアの大都市ではこのようなミュージシャンたちに出会った記憶がない。アジアの人々も欧米の人々に劣らず音楽が好きなように思えるのだが,なぜアジアでは見かけることがないのだろう。この疑問はいまだに解けない。

パリではこのような音楽家たちのほかに,モンマルトルの丘に登ればたくさんの絵描きさんたちがいて,「芸術の都」といわれる風景を目の当たりにするのだった。



クリニャンクール(上),リュクサンブール(下)。

前ページへ>