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パリA(フランス)
やはり,パリといえばルーヴル美術館ということで,市内見物の中でも最優先にして出かけた。

美術の教科書や本などで見た有名な作品が次々に現れてきて,それを目の当たりにすると,興奮した感情がさざ波のようにわき起こってきた。ミロのヴィーナスは東京の国立西洋美術館に遠征してきたときに一度見てはいたが,天井が高いルーブルの中で見ると東京で見たときよりもさらに美しく,同じ物なのに美の完成度が違っているように感じられてならなかった。

『チボー家の人々』の中で,ジャック・チボーが「ルーヴルなんて息が詰まりそうだ」というような内容のことを語っている場面があるが,古代の遺跡などの部屋では確かにそのように感じられないこともなくはない。広すぎる館内を歩き回っていてくたびれると,ふとジャックのことを思い浮かべたりするのだった。

ニューヨークのメトロポリタン美術館も規模が大きいが,このルーヴル美術館も収蔵品と広さでは優るとも劣らない。結局,1日見て回ってもとても全部を見ることはできず,また足を運ぶしかなかった。

ルーヴルやメトロポリタンでは,体力が必要だ。

ルーヴルといえば,ミロのヴィーナス。

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