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ミッテンバルト(ドイツ)
ドイツの南部を走っていると必ずMが行ってみようと言い出すので,この町へは何度も行った。ミュンヘンから南へ約100km,ガルミッシュパルテンキルヒェンを過ぎて,ほとんどオーストリアとの国境に近い山間の小さな町だ。

家々の壁にはフレスコ画が描かれていて,ゲーテはこの町のことを「生きた絵本」と呼んだそうだ。ヴァイオリンの生産地としても有名で,町にはヴァイオリン博物館もある。

何度目かに行ったときには広場にメイポールが立ち,市が立っていた。衣料品や日用雑貨などがほとんどで私はあまり興味がわかなかったが,Mはおじさんが売っているボディオイルを買い求めた。この純朴な南ドイツのおじさんは顔を少し赤らめて恥ずかしそうな雰囲気だったのがとても印象的だった。

小さな町なので,散策してもすぐ終わる。私が「何度も来ているのに,飽きない?」とたずねると,Mはいつも大満足という感じなのが不思議でならない。

さて,これからどっちへ行こう。オーストリアに向かおうか。ミュンヘンに戻ろうか。それともガルミッシュパルテンキルヒェンで泊まろうか。

どの家にもフレスコ画。

チロリアンハットに半ズボン。

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