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サン・ジャン・ド・リュズ(フランス)
フランスの大西洋に面したこの街は、スペインとの国境に近い。ルイ14世とスペインのマリア・テレサ王女が結婚式を挙げたところとして有名で、その教会を訪れる人が少なくないらしい。しかし、僕らの目的は、この街でエスパドリーユを買うことであった。この街にはリネンの専門店やマカロンの有名店のほか、エスパドリーユの専門店が数軒あることをMが前から知っていたのだった。

着いたのはちょうど昼時だったので、街角のカフェで軽めのランチにした。ここはフランスだからと、僕はオムレット・ジャンボン、Mはクロック・ムッシュ。そしてビール。明るい日差しの下、オープンエアーのテーブルで食べる食事はとても気持ちがいい。食事の後、早速エスパドリーユを買いに街を歩いた。入った店はさまざまなエスパドリーユであふれていた。あれこれ試して、Mは2足、僕は1足買い求め、目的を達成したのであった。

前の晩、サン・セバスティアンのホテルから予約したこの街の外れにあるホテルの場所は分かりにくかった。街から遠くないところにあるはずなのだが、詳しい地図がなかったので見つけるまでにかなりの時間がかかった。やっとたどり着いたところは海に面したキャンプ場で、ホテルはまた別のところにあった。ホテルにたどり着くまでに苦労することは多いが、この場合はとても苦労した部類に入る。

ホテルの周辺にはレストランなどは見当たらないので、ディナーはホテルでいただいた。ボルドーから来たという隣のテーブルのフランス人夫妻と会話を交わしながらの食事は楽しかった。話がはずんで、ついついワインを2本空けてしまった。彼らの息子はニューカレドニアで働いていると言う。バカンスでそこへ出かけるついでに、東京にもぜひ行ってみたいと言うので、東京での再会を約束した。しかし、まだ彼らからは知らせがない。フランスからニューカレドニアに行って東京にも寄るという旅は、そうたやすくはないということに、その時彼らは気づかなかったのだろう。

フランスのカフェはくつろげる。


ランチはおしゃれだ。


Mのエスパドリーユ。



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