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リューブリャーナ(スロベニア)
リューブリャーナはスロベニアの首都で美しい街だ。イタリアの東隣の国だが,かつては旧ユーゴスラビアに属していたので,イタリアとは印象がかなり異なる。

イタリアの食事はおいしいが,この国の食事もおいしい。特にビーフストロガノフやソーセージなどは私の口に合うおいしさで満足する。その味の記憶もあったので,この街には二度訪れた。初めての時は列車だったが,二度目は車で。わざわざ二度も訪れる街は,そう多くはない。

初めての時は冬だった。イタリアから列車で着くと,
街はどんよりした曇り空で,凍えそうな寒さだった。人々は急ぎ足で過ぎ去っていった。私たちも手足がかじかんだまま街を歩いた。美術館を見た後,オペラハウスも入りたかったが,チケットは売り切れだった。この街の文化のレベルの高さを感じさせた。

二度目は春。新緑や草花が鮮やかで,冬の風景がネガだとしたら,ポジのような明るさだった。車だったので,前回はあきらめた城跡へ登った。この国の歴史を詳しくは知らないが,城跡に立って平和な市街を眺めながら,この国にも激動の歴史があったのだろうと想像をめぐらすのだった。

リューブリャーナ・冬

リューブリャーナ・春

城跡から望む市街

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