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リスボン③(ポルトガル) | |
ポルトガルへの旅はこれで4回。そのうち1回は陸路でスペインから入国し、リスボンには行かなかったから、リスボンは3回目だ。この時もこれまでと同様リスボンには3泊した。リスボンぐらいの大都市だと、中2日は街歩きをしたい。大都市なのだが、人口は約55万人しかなく、市街地の広さに比べてとても少ないことに驚く。 今回は3回目のリスボンなので、これまでに行かなかったところを歩いた。この日はMがガラス食器の店に行きたいということで、あまり観光客などは行かないような街歩きとなった。その店に着くと、道路を挟んだ向かい側にアマリア・ロドリゲスの記念館があった。かねてから行ってみたいとは思っていたが、この日は頭になかった。偶然見つけて驚いたのだった。 入口の壁には”Fundação Amalia Rodrigues Casa Museu”と表示してある。そのまま翻訳すれば「アマリア・ロドリゲスの家博物館財団」となるだろうか。意訳すれば「アマリア・ロドリゲス記念館」と言ってもいいだろう。 中に入ると、係員の老婦人が英語で案内・説明してくれた。館内は1階から3階まで。アマリアが亡くなるまで暮らした住まいがそのまま保存されている。全部で10部屋ぐらいあり、ダイニングルームや客室、ベッドルーム、バスルームまで見せてくれた。すべての部屋を見るのに30分ぐらいかかっただろうか、館内ではアマリアのファドが低く流れていて、かつての彼女の暮らしぶりを偲ばせた。 記念館を出て街を歩くと、遠くにテージョ川が見えた。リスボンは坂の街である。歩くときはいつも坂を登っているか、下っているかだ。これまでに経験したことではあったが、この街の起伏を再認識した。そして、足腰が弱ってきたのかもしれないと思ったりしたのであった。 |
壁にはアマリアの大きな絵。 坂の街。遠くにテージョ川が見えた。 |