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ゲンゲンバッハ(ドイツ)
1泊して歩き回るほどの規模ではないが,ぜひ立ち寄ってみたい小さな町や村がある。ここはそんな町だった。

フランクフルトからバーゼルへ向かってアウトバーン5号線を南下し,オッフェンブルクからシュバルツヴァルトに向かって走ると15分ぐらいでこの町に着いた。あいにく雨だった。駐車場で様子を眺めていたがやみそうにもなく,小降りになったので町の見物に出かけた。

ドイツではロマンティック街道沿いやあちこちに美しい町が点在するが,この町も景観保護の指定を受けている美しい町だ。木組みの家が建ち並び,これ以上美しい町はないかもしれないと思えるほど家々もその周囲も手入れが行き届いていた。電柱が見あたらないのも美しさの原因のひとつかもしれない。

昼時だったので,中心部に数軒あるレストランの一軒に入った。ドイツではなんといってもまずビールだ。料理はイカのリング揚げと野菜の盛り合わせ,クリームチーズのピザを注文し,Mとシェアーして食べることにしたが,とても食べきれないほどの量だった。ビールや料理を運んでくる女性はロミー・シュナイダーのような顔立ちのすらりとした女性だった。2時間ほどの短い時間だったが,おいしいビールと美しい町に大満足して,この町を後にした。

私は,この町を記憶にとどめるため,「ロミー・シュナイダーの町」と名付けることにしたのだった。

メインストリート

裏通り。ゴミひとつない。

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