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コペンハーゲン(デンマーク)
ホテルにチェックインした後,すぐ市街の探訪に出かけた。コペンハーゲンに関する知識としては人魚像とアマリエンボーン宮殿,チボリ公園ぐらいしかなかったので,まずこれらを見てみようと出かけた。

運よくアマリエンボーン宮殿では衛兵の交代の儀式の最中だった。若い衛兵たちが,おとぎの国の兵隊のような制服で,恥ずかしそうなそぶりなど全く見せずに歩む姿がほほえましい風景だった。武器を携えてはいても,その武器を使って戦う姿などとても想像することはできなかった。まるで絵本でも見ているような感じで,しばらく見とれていた。

人魚像には簡単にたどり着いた。ブリュッセルの「小便小僧」と同じように,描いていたイメージよりもはるかに小さな像だった。少年たちが所在なげな様子で像の周辺で遊んでいるだけで,有名な観光ポイントにしては閑散としていた。少年たちの金色の髪が,午後の光の中できらきらと輝いているのが印象的だった。

ホテルへの帰り道,ポルノショップが並んでいる通りがあった。おとぎの国のような風景を見た後だったので,コペンハーゲンのもうひとつの顔を見たような感じがした。同時に「清濁併せ呑む」という言葉を思い起こしたりした。

人形のような衛兵たち


小さな人魚像

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