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ビルバオ②(スペイン)
なぜ旅をするのか、と考えることが時々ある。それがわからないから、その答えを探して旅を繰り返しているのかもしれない。このときのスペインの旅ではビルバオは最も行きたい街だった。グッゲンハイム美術館がある。そこで、街を歩くことも考慮して2泊した。

ホテルはスタジアムの前にあった。スタジアムではスペイン・リーグのビルバオ(アスレティック・ビルバオ)の試合が予定されていて、レセプションの女性は「チケットが必要?」と聞く。僕らをゲーム観戦に来た客かと思ったようだった。僕はサッカーにはあまり興味がないので断った。

スペインの旅はバルめぐりで食を楽しむのも大きな魅力だ。試合は午後8時半キックオフらしかった。僕らはスタジアムを横目で見て街の中心部のバルを目指した。街の方からスタジアムに向かっておびただしいビルバオのサポーターたちが押し寄せて来て、その人の群れをかわしながらバルへ向かった。このバルは昨晩も食べて飲んだところだ。ネットでMが見つけて行ったのだが、とても美味しかったので、二晩続けて行くことになった。

昨晩は混んでいたが、この夜はサッカーの試合があるので、客は少なく空いていた。立ち飲みをするカウンターのほかに壁際にテーブル席が3つほどある。そこでいろいろいただいた。やはりハモン・イベリコ・デ・ベジョータ。カウンターの奥の方でシェフがカットしてくれた。同じハモン・イベリコ・デ・ベジョータでもHand Cutのほうが美味しいということをこのころはわかっていた。そして、タコのソテー、パンとフォアグラ、小イカのフライ。カーニャの次にリオハのワインを白と赤をグラスで3杯いただいで、大満足の夕食となった。

そろそろ9時半。サッカーの試合が終盤になろうとしているのでまた大混雑の人々が街にあふれる前に帰ろうとホテルに戻った。

スペインでは田舎のホテルだとそのホテルのレストランで食べるが、街だとバルでの食事が何と言っても美味しいし、楽しめる。旅の楽しさも味わえる。

この夜のパルは空いていた。


なんと言ってもハモン・イベリコ・ベジョータ。口の中でとろける美味しさ。


スタジアム。試合は65分経過.。ビルバオは0-1でリードされていることがわかる。

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