contents

トップページ
ヨーロッパ速度無制限
貿易風に吹かれて
アジアの優雅な日々
トラベルはトラブル
世界はうまい
ホテルいろいろ
やっぱりNY
思い出に残る街
今日も大空へ
旅のアラカルト
旅のおみやげ

ビルバオ(スペイン)
5回目のスペイン旅行。このとき行きたかったところは、何と言ってもこのビルバオとセゴビアだった。ビルバオは3年前に街の外側を通り過ぎて街には寄らなかったので、なんとしても行くぞとこのときは意気込んでいた。前日宿泊したセゴビアからは約350km。ヨーロッパの高速道路は平均時速100kmで計算することができるから、約3時間半と遠くはない。

ビルバオの目当ての目的地はグッゲンハイム美術館。ニューヨークのグッゲンハイム美術館の分館の一つで、1997年にオープンしたこの美術館は奇抜で個性的なデザインの建物であり、世界の現代建築でもっとも称賛される作品のひとつとされる。もちろんその建物を見ることも目的だったが、さらに建物の前の広場にある「パビー」と川沿いの広場にある「蜘蛛(MAMAN)」の彫刻を見ることが大きな楽しみだった。この2つは、かつてニューヨークのロックフェラーセンターの広場で見たことがあるので、ぜひ再会したいと強く思っていた。

あった! パピーの方はニューヨークでは緑の草や葉で作られていて全体は緑色だったが、このビルバオの方は華やかな色とりどりの花で作られていた。可愛らしさは同じだった。人だかりがしていて人気のほどをうかがわせた。蜘蛛のほうはニューヨークで見たのと全く変わりはなかった。

さて、グッゲンハイム美術館に入館すると、いつもは常設展と企画展を開催しているらしいのだが、この日は館内の改修工事のため2階は閉鎖されており、3階での企画展だけだった。この企画展のテーマは「VAN GOGH TO PICASSO」。特にピカソの作品は数多く、充実していて見ごたえのある展示だった。初めて目にする作品がほとんどだった。スペインでピカソを見ることになろうとは思ってもいなかったので、感慨深いものがあった。常設展を見ることができなかったのは残念だったが、期待は裏切られなかった。

パピー。


蜘蛛(MAMAN)。

前ページへ>