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Hotel Viura (Villabuena de Alava, スペイン)
 
スペイン北部の田舎のホテルをめぐるこの旅は、いいホテルとそのレストランでの食事に満足する日々であった。この日のホテルは前日のHotel Eguren Ugarteから車で30分と近い、スペイン有数のワイン産地、リオハ・アラヴェサ地区の小さな村にある。Mがネットで探し当てたホテルで、料理がすばらしく、さらにユニークな外観だという。車の旅はこんな小さな田舎の村でも簡単に行けるのがよい。

昼前には到着してチェックインした。なるほど奇妙な外観で、少し驚かされた。箱を積み重ねたような構造でその箱も斜めになっていたり、不思議な建物という印象だ。部屋に入ると、床は水平なのだが、壁や天井が少し斜めになっている。しかし、奇妙なたたずまいだが、内装はとても近代的でモダンだ。

まだ昼だったので、外のテラスでウエルカムドリンクの白ワインをいただき、カーニャとハモン・イベリコ・デ・ベジョータをいただいた。この旅はどこへ行ってもこのイベリコ豚の生ハムだ。とろけるようなおいしさは世界の珍味に負けない。
村を歩いてみたが、教会と数軒のワイナリーがあるだけで、何もない。広場のベンチに座ってのんびりと時間を過ごした。朝夕は少し寒いくらいだが、日中、陽の当たるところは暑い。時間がゆったり過ぎていき、旅をしているという感覚はなくなっていた。

レストランも部屋に負けないモダンでスタイリッシュな雰囲気だ。天井にはワインの樽がぶら下がっていて、ユニークな内装。

ウェイターに薦めてもらったリオハの赤はとても深い香りに満ちていた。料理はアミューズのあとにスープ、ラムのソテー、白身魚のカルパッチョ、タラのローストなどをいただいた。一流のフレンチレストランに劣らないモダン・キュイジンヌという表現がピッタリの味で、盛り付けもすばらしかった。

スペインの田舎のホテルはあなどれない。

昼。カーニャとハモン・イベリコ・デ・ベジョータ。
 レストラン。おしゃれだ。
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