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St. Regis Bangkok (Bangkok, Thailand)
セントレジスホテルは日本では大阪にあるが、もともとはニューヨークから世界に進出し、現在はロンドン、パリ、シンガポールなど各地に展開している高級ホテルとして有名だ。このセントレジスがバンコクにオープンしたというので、この旅行ではそこに滞在するのがひとつの楽しみだった。バンコクは近年高級ホテルが続々とオープンし、東京以上ではないかと思えるほどだ。

レセプションは12階にあり、受付のスタッフとデスクをはさんで向い合って座り、チェックインの手続きをする。その後、彼女に案内されて部屋に入ると、「おう、すごい!」と驚いた。部屋は20階で、眼下にはバンコクの中心街がパノラマのように広がっていた。

バスルームは引き戸で区切られているが、全開にすると部屋が広々と感じられる。このような部屋のレイアウトは以前に滞在したバンコクのケンピンスキーホテルやチェンマイのチェディホテルも同じだった。ルームとバスルームを一体化するというのは新しい高級ホテルの標準なのかもしれない。

各フロアにはバトラーがいて、何かとサービスしてくれるシステムはオリエンタルホテルと同じで、高級感がある。
バトラーに頼めば到着後の荷解きや荷造りまでなんでもしてくれるといわれるが、遠慮してカプチーノを作ってもらっただけだった。僕たちは人を使う旅にまだ十分慣れ親しんではいないということかもしれない。

プールは15階にあり、目の前に競馬場が広がっていてとても開放感のある眺めだった。普通のホテルだと小さな子供連れのゲストなどもいて、プールでは子どもたちの歓声が少しうるさいと感じたりすることも多いが、小さな子どもは見当たらなかった。僕ら以外にはちらほら現れては去っていくゲストを見かけただけで、静かな雰囲気の中でビールを飲みながら読書とiPodを十分に楽しんだ。

ディナーははイタリアンレストランで食べた。マネージャーやウェイターなどの態度はとてもフレンドリーで、高級なホテルのとても質のいいサービスだった。Mはこのような高級なレストランに入ると、どういうわけか英語の軽口が飛び出してウェイターと仲良くなるのが不思議だ。すっかりくつろいだうえでの楽しいディナーは料理の味を引き立ててくれたのだった。

また行ってもいいホテルがバンコクにひとつ増えた。

眺望のよさもいいホテルの条件。
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